アン・リー監督が「グリーン・ディステニー」を作ってアカデミー賞にノミネート(4部門で受賞)されるほどの評価を得て以来、名のある中国(台湾、香港含む)の監督は、こぞって武侠映画(中華チャンバラ)を撮りたがってます。
みんな、キン・フー監督が好きなんだなぁ~。
この映画「PROMISE」は、ゴールデン・グローブ賞にノミネートされ、ベルリン映画祭、ヴェネチア映画祭(後に武侠映画特集で上映された事が判明)に出品、なんたって「さらば、わが愛 覇王別姫」の監督様の作品であり(角川映画「始皇帝暗殺」の監督でもあるのだが・・・)、いやが上にも期待は高まります。
しかし、見始めてすぐ、合戦中の死体が、都合のいいことにむきだしの饅頭を持って死んでいたり、
腹を空かせた少女がやっと手に入れた饅頭を池に落とし、水の中から出てきた女神が「あなたの落とした饅頭は、金の饅頭ですか?銀の饅頭ですか?」と聞いてくれるのかと思ったら、事もあろうに、「愛を放棄するなら、望むものは全て手にいれることができる」という一生の大問題を、こんな状況で、まだ愛のなんたるかをわかるはずもない少女に答えさすなんてトンデモ女神やん!
荒川静香選手が、ショートプログラムで、3回転ー3回転のコンビネーションジャンプを、空中で回転が足りないから3回転ー2回転のジャンプに咄嗟に切り替えたのと同様、この映画をバカ映画として見る事に即断しました。
そしてそれは、牛(+「TVチャンピォン」ハイハイ選手権)のスタンピードシーンで確証に変わりました。
続く合戦シーンは、もうほとんどゲーム「真・三国無双」シリーズ最新作。
おおげさなカブトに、ゴージャスな鎧。
接近戦では不利そうな金玉振り回し攻撃が一瞬で敵をやっつけるなんて、Aボタン、Bボタン、→、←の必殺技に他ならない!
世界一キレイな胴上げシーンは、落っことされた阪神岡田監督、今年のために見習ってください。
宅八郎のマジックハンドのような武器&「空飛ぶギロチン」殺人扇子を持つ男前。
人形浄瑠璃の黒子みたいな変態。
バカ丸出しの「王様」。
ストリップダンサーのように服を脱ぐ王妃。
その誘惑に負ける軍人意識のない兵隊ども。
「スーパーマン」並みの走力を誇る熱血バカの女凧揚げ。
「スター・ウォーズ」の後の「フラッシュ・ゴードン」みたいに、愛すべきシーンが満載!
あわよくば、ずっとこんな調子でやってほしかったが、途中まじめになったりです・・・。
オチの解釈は、「スーパーマン」同様、地球の自転の逆方向に高速疾走したんだと思ってます。
それにしても、ニコ・ツェー、こんな些細な事がトラウマになってたなんて、つくづく小人物。
香港ディズニーランドが不調だと聞いてますが、「チャン・ドンゴンの背中」みたいな絶叫アトラクションなんかあれば、起爆剤になるはず!
あっ、これワーナー映画でしたね。
★★1/2
みんな、キン・フー監督が好きなんだなぁ~。
この映画「PROMISE」は、ゴールデン・グローブ賞にノミネートされ、ベルリン映画祭、ヴェネチア映画祭(後に武侠映画特集で上映された事が判明)に出品、なんたって「さらば、わが愛 覇王別姫」の監督様の作品であり(角川映画「始皇帝暗殺」の監督でもあるのだが・・・)、いやが上にも期待は高まります。
しかし、見始めてすぐ、合戦中の死体が、都合のいいことにむきだしの饅頭を持って死んでいたり、
腹を空かせた少女がやっと手に入れた饅頭を池に落とし、水の中から出てきた女神が「あなたの落とした饅頭は、金の饅頭ですか?銀の饅頭ですか?」と聞いてくれるのかと思ったら、事もあろうに、「愛を放棄するなら、望むものは全て手にいれることができる」という一生の大問題を、こんな状況で、まだ愛のなんたるかをわかるはずもない少女に答えさすなんてトンデモ女神やん!
荒川静香選手が、ショートプログラムで、3回転ー3回転のコンビネーションジャンプを、空中で回転が足りないから3回転ー2回転のジャンプに咄嗟に切り替えたのと同様、この映画をバカ映画として見る事に即断しました。
そしてそれは、牛(+「TVチャンピォン」ハイハイ選手権)のスタンピードシーンで確証に変わりました。
続く合戦シーンは、もうほとんどゲーム「真・三国無双」シリーズ最新作。
おおげさなカブトに、ゴージャスな鎧。
接近戦では不利そうな金玉振り回し攻撃が一瞬で敵をやっつけるなんて、Aボタン、Bボタン、→、←の必殺技に他ならない!
世界一キレイな胴上げシーンは、落っことされた阪神岡田監督、今年のために見習ってください。
宅八郎のマジックハンドのような武器&「空飛ぶギロチン」殺人扇子を持つ男前。
人形浄瑠璃の黒子みたいな変態。
バカ丸出しの「王様」。
ストリップダンサーのように服を脱ぐ王妃。
その誘惑に負ける軍人意識のない兵隊ども。
「スーパーマン」並みの走力を誇る熱血バカの女凧揚げ。
「スター・ウォーズ」の後の「フラッシュ・ゴードン」みたいに、愛すべきシーンが満載!
あわよくば、ずっとこんな調子でやってほしかったが、途中まじめになったりです・・・。
オチの解釈は、「スーパーマン」同様、地球の自転の逆方向に高速疾走したんだと思ってます。
それにしても、ニコ・ツェー、こんな些細な事がトラウマになってたなんて、つくづく小人物。
香港ディズニーランドが不調だと聞いてますが、「チャン・ドンゴンの背中」みたいな絶叫アトラクションなんかあれば、起爆剤になるはず!
あっ、これワーナー映画でしたね。
★★1/2