『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記

こどもが二人とも小学生になったけど、「パパだ~いスキ!」と言われてる間は、タイトルを変えませんが。

「博士の愛した数式」 天才子役ついに喋る! 

2006年02月05日 | 映画
博士の愛した数式
e^(πi)+1=0 
を解いてみる。

似たもの同士の無理数e(寺尾聰)と、無理数π(浅丘ルリ子)は、惹かれ合いながらも結ばれることなく、事故があってからは一緒に住んでもよさそうなものなのに、遠くから見守るばかり。
目に見えない虚数は、愛。授かりながらも生まれることのなかった子供であり、見えない場所から二人の行く末を案じております。
そこへ、ある日+1(深津絵里)がやってきました。この二人の関係に刺激を与えるものの、最終的には安定調和をもたらします。
0は、ゼロ、零、無。無であるがゆえに無限大の可能性を秘める子供(斎藤隆成)。野球選手にも数学者にも、望んで努力すればどんな未来も描ける0。
eとπと+1の愛を受けて育つ子供。

√(ルート)と呼ばれる子供。
成長した√を演じたのは寝癖まで√の形になる吉岡秀隆でしたが、子供時代を演じた斎藤隆成が、実に素晴らしかった。それまでTVドラマ版「砂の器」と「光とともに・・・」で見てきたけど、彼の声を聞いたのは初めて!だって少年期の和賀の役と自閉症の子の役だもん!
しかも吉岡の子供時代にそっくりで、かつ野球帽の似合う少年でした。
天才子役神木隆之介君のライバルになりそう!

「ドラゴン桜」同様、こういう教え方をしたら、勉強が好きになるなぁ~といった、魅力的な勉強法が随所に描かれます。
子供たちが、勉強する頃に、こういう事を言って、「お父さん、すご~い!」と言わせたいけど、間違いなくその頃になったら、忘れてるやろな~。
8時間以上記憶が持つくせに。
友愛数とか、ふとした時に言って、尊敬のびっくりを勝ち取りたいけど、身についてない勉強なんてとっさにでるわけがない。
とりあえず、タンスの中の服に付箋(前売り特典)しときました。

「半落ち」に続いて、東映映画の正月第2弾は、寺尾聡の“涙モノ”。
第3弾もあるのかな~?


★★★1/2