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京都楽蜂庵日記

ミニ里山の観察記録

クマザサ(隈笹)

2013年07月31日 | ミニ里山記録

 

 葉に隈取りがあるのが名前の由来。この写真のように若葉にはほとんど無く、葉が越冬する頃に縁が枯れて隈取りができる。これは近所の住宅で植栽されたもの。自生のクマザサは京都の鞍馬山などに限られているそうだ。昔は熊が出没しそうな場所に生えるから「熊笹」と思い込んでいた。

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アカザ(藜)

2013年07月29日 | ミニ里山記録

  学名Chenopodium album var. centrorubrum。アカザ属の一年草。Centrorubrumは中心が赤いという意味。アカザの若葉は赤い粉状の微細な粒に覆われている。強い可視光線や紫外線から茎頂部の未熟な細胞を守るためと言われているが、本当なんだろうか? 同じ仲間にシロザという植物があり、これは色素は作らないのに同じような環境で問題なく発育する。


ランタナ

2013年07月23日 | ミニ里山記録

  南アメリカ原産のクマツヅラ科の常緑小低木。開花後、時間がたつと次第に花色が変わるため、和名はシチヘンゲ(七変化)。写真のように同じ花でも外側と内側では花色が異なる。内側が新しい花。エイジの進んだ古い花と新しい花を昆虫に教えるためと考えられる。花期は長く、この辺りでは初夏から十月の初め頃まで次々と咲いている。


ノウゼンカズラ(凌霄花)

2013年07月17日 | ミニ里山記録


    

学名 Campsis grandiflora。中国原産で平安時代に渡来したといわれる。花に毒があると言われて、お寺などに植えられたようだが、これは俗説で間違いである。おまけにノウゼイガツライ(納税が辛い)とあて読みし、縁起が悪いとして一般の家の庭にはあまり植えなかった。しかし、最近ではあまりこだわらず、花を楽しむ家が増えている。ただ問題はこの植物のものすごい成長力で、放置していると所かまわず蔓と根を延ばして庭中にのさばる事である。2枚目の写真はあるお寺の凌霄花であるが、すでにその傾向がみえる。