京都楽蜂庵日記

ミニ里山の観察記録

キンランジソ(金襴紫蘇)

2018年06月25日 | ミニ里山記録

 

 

 

わが畑の縮緬紫蘇の赤き青き   山口青邨 


キンランジソ。別名ニシキジソ(錦紫蘇)。学名:Coleus blumei

コリウス属は熱帯から亜熱帯原産に分布するシソ科の植物で、インド

ネシアのジャワ島原産とされる。紫色の花が咲く。Coleus(コレウス) はその雄

しべの形が、Koleos(ギリシャ語で刀の鞘)に似ているため。

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ヒメジョオン (姫女苑)

2018年06月21日 | ミニ里山記録


姫女苑しろじろ暮れて道とほき   伊東月草


ヒメジョオン、学名(Erigeron annuus)。キク科ムカシヨモギ属の植物。
初夏から秋にかけて咲く、白または淡紫色の雑草。北アメリカが原産地で、
明治時代前後に我が国に入って来た。今では帰化しいたる所に自生している。
茎の断面が芯までつまったいる。そっくりの花に大正時代に入って来た
「春紫苑」(ハルジオン)があるが、こちらは、春の花で、花が首を傾げるよう
に咲き、背も低く茎は中空になっている。

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ユリズイセン(百合水仙)

2018年06月19日 | ミニ里山記録

 

 

ぴゅろぴゅろとインカの百合の咲きにけり 楽蜂


ユリズイセン(Alstroemeria psittacina Lehm.)別名アルストロメリア、ブルケラ、インカのユリ。原産地:

ブラジル北部。ユリズイセンは南アメリカ(インカ地方)が原産のアルストロメリア科の多年草植物。鑑賞用に世

界で栽培されており、日本へは大正時代末期に渡来した。本種は帰化・野生化しており、別名「インカのユリ」

と言われているが、英語名で「インカリリー」と呼ばれる。古代のインカ帝国の時代に咲いていたであろうから、

この名前が付けられたと思われます。

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ネムノキ(合歓木)

2018年06月18日 | ミニ里山記録

 

 

象潟(きさかた)や雨に西施がねぶの花 芭蕉

 

ネムノキ(合歓木)Albizia julibrissin マメ科ネムノキ亜科の落葉高木樹。

夏の盛り花火が開いたようにピンクのとても美しい花を咲かせる。

このピンク色の部分は雄しべである。雄性先熟で、雄しべが先に花粉を出してしおれてくると、

雌しべが姿を現す。夕方に開く花には蛾がおとずれる。葉は夕方から朝方まで閉じており、

これが名前の由来とされる。



 

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アップルミント

2018年06月17日 | ミニ里山記録

 

何とのう千切っては嗅ぐミントの葉 楽蜂 


アップルミント(Mentha suaveolens):シソ科・ハッカ属のハーブ園芸植物。

原産地 ヨーロッパ西部~南部、西アジア。結構野草化する。

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ガクアジサイ(額紫陽花)紫陽花や昨日の誠今日の嘘

2018年06月16日 | ミニ里山記録



 

紫陽花や昨日の誠今日の嘘 正岡子規


アジサイ(Hydrangea macrophylla)の続き。ガクアジサイのガクは額と萼の表記の両方があるが、

周りを額のように縁取るので額紫陽花が正しい。日本にはアジサイ属として11種が知られている。この

うち園芸植物として利用されたのはガクアジサイなど数種である。アジサイの花は小さく枝先に多数が

密生しており、一定の花序がみられる。花序の周辺につく花が、額縁のように大きく変形した典型的な

ものがガクアジサイで、これは装飾花とか周辺花とよばれる。花序のなかのほとんどが装飾花になった

もの(昨日の写真を参照)がアジサイである。

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アジサイ(紫陽花):紫陽花の藍をつくして了りけり

2018年06月15日 | ミニ里山記録

 

 

紫陽花の藍をつくして了(おわ)りけり 安住敦


アジサイ(Hydrangea macrophylla)は、アジサイ科アジサイ属の落葉低木の一種。

日本特産の園芸種で、伊豆や房総の海岸沿いに自生するガクアジサイ H. macrophylla f. normalis が原種とされる。

花の様子から四葩(よひら)、手毬花ともいう。また花の色の移ろいやすさから七変化という別名もある、花びらのよ

うに見えるには実は萼が変形したものである。西洋にこの花を紹介したのはシーボルトで、丸山遊女で日本で妻にして

いたおたきさんの名をとってオタクサと命名した。これがヨーロッパで品種改良されて西洋アジサイ(ハイドランジア)

として逆輸入されている。

 

 

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