京都楽蜂庵日記

ミニ里山の観察記録

ヤマシロオニグモ (山城鬼蜘蛛)

2018年05月28日 | ミニ里山記録

 

 

小さく赤い蜘蛛手を這えり糸曳きて    金子兜太


              花壇の上に巣を張るヤマシロオニグモ。Neoscona scylla Karsch。

   円網性のクモ目コガネグモ科ヒメオニグモ属 。ありふれたクモと図鑑にあるが、意外とこの近辺にはすくない。 

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久々のニホンミツバチ分蜂

2018年05月27日 | ミニ里山記録

 

 

                立たされてゐる少年蜂の巣は育ち  中塚龍之介


       箱に入ってから気がついたが、久々にニホンミツバチの分蜂群が来た。

      大事にそだてる必要がある。写真はさっそく餌を取りにでかける働きハチ。

       (記事:「ニホンミツバチが京都市内で見当たらない!」参照

     https://blog.goo.ne.jp/apisceran/e/edc1a5e4d8a0c788f1dd2e4ef73c5d2e)


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キシタエダシャク(黄下枝尺)

2018年05月26日 | ミニ里山記録

 

 

尺蠖(しゃくとり)が敷居をはかる稿遅々と     富安風生


キシタエダシャク(黄下枝尺)(学名:Arichanna melanaria)日本全国に生息しているシャクガの仲間。

幼虫の食性はツツジ科の植物。 成虫は夏の時期に発生し始める。後羽が黄色字に黒点紋なことから「黄下」

(キシタ)の名がつけられた。

 


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イヌムギ(犬麦)

2018年05月24日 | ミニ里山記録

 

 

犬麦の穂のしおらしく風に揺れ 楽蜂


イヌムギ((Bromus catharticus Vahl)単子葉植物イネ科スズメノチャヒキ属

日本ではごく普通の雑草として道ばたなどに見られる。

役に立たない物にイヌという名称を付ける習慣があるが、

イヌが腹下し用によく食べるという珍説?がある。

 

 

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コバンソウ(小判草)

2018年05月23日 | ミニ里山記録

 

 

 

貧しさの手にあり余る小判草  後藤比奈夫

 

コバンソウ(Briza maxima L.)単子葉植物イネ科コバンソウ属の一年生植物。

ヨーロッパ原産で日本には明治時代(別説では江戸時代)に観賞用に導入された帰化植物である。

雑草として扱われているが京都市街地ではあまり見かけない。実は乾燥するとシャラシャラと音がする。

小判草にたいして大判草(オオバンソウ)があるかと調べてみると、合田草のことで実を見てみるとその理由がわかる。

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ドクダミ(蕺草)

2018年05月20日 | ミニ里山記録



 どくだみを摘むある筈もなき来世 松山律子


ドクダミ。学名:Houttuynia cordata。ドクダミ科ドクダミ属の多年草。

半日陰地の住宅周辺や道ばたなどに自生する多年草。白い花弁のように見えるが、これは葉の変形した総苞で花は棒状の花序に密生した淡黄色の小花である。種子はほとんどできないが、たまに花柱の間で小さな種子ができる。 繁殖は地下茎を延ばして盛んに増える。葉をちぎって嗅ぐと独特の匂いがする。乾燥して葉を煎じたものをお茶にして飲むと、万病に効くとされる薬草で(いわゆる十薬)、一度試してみるのも良い。

            

             

    

 

 

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ギシギシ(羊蹄)

2018年05月19日 | ミニ里山記録


ぎしぎしの花に句敵恋敵  後藤比奈夫


ギシギシ。Rumex japonicusはタデ科の多年草。体内にタンニンやシュウ酸を含み農家で嫌われる。

どうしてギシギシと言う名がついているのか、雰囲気はわかるが理由はよくわからない?

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チチコグサ(父子草)

2018年05月13日 | ミニ里山記録


 


許し合ふ時いつの日か父子草  五十嵐郁子


チチコグサ(父子草)Gnaphalium japonicum)キク科ハハコグサ属。

ハハコグサよりも小さい。芝生などでチチコグサモドキと一緒にはえている。

 

 

 

 

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ツタ(蔦)とタヌキ(狸)

2018年05月11日 | ミニ里山記録

 

ツタ(蔦)とタヌキ(狸)

              

 

 裏山の石垣で繁茂するツタ(学名:Parthenocissus tricuspidata)。ブドウ科ツタ属。 巻ヒゲの先端が吸盤のようになっているほっておくと家が完全に覆われてお化け屋敷のようになるので注意が必要である。

                  

崖の上でへんなものが動くので、よくみると子供の狸であった。

顔を合わせても動じないところをみると、人に慣れているようである。

 

 

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コメツブツメクサ(米粒詰草):ふる里やかくも小さき野草あり

2018年05月10日 | ミニ里山記録


ふる里やかくも小さき野草あり 楽蜂


コメツブツメクサ(米粒詰草)学名: Trifolium dubium。シャジクソウ属の1年草。

一つの花は3mm程度、総状花序で球状になるが集合しても1cm以下。

都市の裸地にはびこっているが、ほとんどの人はその名を知らない。ヨーロッパ - 西アジア原産で、

日本では1930年代に入った帰化植物。世界各地で野性化している。

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ササグモ(笹蜘蛛)

2018年05月09日 | ミニ里山記録

 

 

 

 ササグモの幼体。(Oxyopes sertatus Latrelle)。節足動物門鋏角亜門クモ綱クモ目ササグモ科(Oxyopidae)

に属するクモの一種である。徘徊性で歩き回って餌をあさる。外形はややハエトリグモに似ているが、より

足が細長い。頭胸部は楕円形で、前はやや盛り上がる。眼はそれほど大きく発達せず、腹部は細い卵形で

後ろはややとがる。足はいずれも細長く、鋭い針状の毛が多数、まばらにはえている。河川草地環境ではササグモ

の他に稀にクリチャササグモが見られる。見た目のサイズは大抵後者がやや大きい。

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首を振る園芸植物マーガレット

2018年05月08日 | ミニ里山記録

 

 

   


マーガレット(木春菊)。大西洋のカナリア諸島が原産の菊科植物。日本には明治時代に渡来したとされる。戦後どの家でも庭に植えていた記憶がある。バタ臭い名前が時代にマッチしていたせいかも知れないが、白色のマーガレットは今はあまりはやらない。写真は近所の空き地で咲いているものだが、ヒトスジシマカと思われる蚊が吸蜜している。

 

      

      太陽の位置(時刻)によって花の向きが変化する向日性植物のようである。

               朝と正午の花の向きに注意。

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ニワゼキショウ(庭石菖)

2018年05月07日 | ミニ里山記録

 

 

敷居から出てゐる大足庭石菖   飯島晴子 


ニワゼキショウ(Sisyrinchium rosulatum)はアヤメ科ニワゼキショウ属の一年草。

公園の芝生でネジバナとともによく見かける野草。大きいアヤメの仲間とはとても思えない。花色は白のものと赤紫のものがあり、花期は5月から6月で、直径5mmから6mm程度の小さな花を咲かせる。受精すると、一日でしぼんでしまう。明治時代に北アメリカより渡来した帰化植物である。原産地の北アメリカには約100種のニワゼキショウがある。

 

 

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アリストテレスのミツバチ研究

2018年05月06日 | ミニ里山記録

 

 ミツバチは自然共生系の中で送粉者として重要な役割を担っている。世界のおおよそ90%の果樹の花がミツバチに依存していると言われており、この種はまた人に蜜やロウ、プロポリスなどを供給してくれる資源昆虫でもある。これが示す謎に満ちた不思議な行動や生態にいままで多くの研究者が引きつけられてきました。ミツバチは高度に社会性を進化させた昆虫の一つで、一匹の女王を中心に多数の働き蜂が絶妙な方法で情報交換を行いながらコロニーを形成し生活を営なむスーパー個体と呼ばれている。

 

  ミツバチと人の関わりは古い。共生生態系で重要な役割を果たすミツバチはカイコとともに資源昆虫として古来、利用されてきた。そして、この針を持つ膜翅目の昆虫はいままで多くの人々の観察や研究の対象でもあった。ちなみにミツバチのラテン語の名前はApis pubescens,thorace subgriseo, abdomine fusco, pedis posticis glabris utrinque margine ciliatisという長ったらしいもので、「毛むくじゃらのハチで、胸は灰色、腹部は暗色、後脚は光沢があり縁に毛の列を生ずるもの」を意味する。近代になり、スエーデンの分類学者のリンネの二名法によってセイヨウミツバチの学名はApis mellifera(属名と種小名)として表記されるようになった。ちなみに、属名 Apis は「ミツバチ」に対応するラテン語で、種小名の melliferamelli- は「蜂蜜」を、ferre は「運ぶ」をそれぞれ意味する。

 ミツバチの集める花蜜やそれが巣で作るロウは養蜂家の大事な商品である。最近ではプロポリスが健康食品として販売されている。さらにミツバチの生活を素材としたミツバチの文化は児童文学やコマーシャル世界に広く浸透している。さらに忘れてならない事は送粉者としてのミツバチが受粉のために農業において盛んに利用されている事である。

 古代ギリシャの哲学者であるアリストテレスは「動物誌」などの著書でミツバチの形態や行動の記録を残している。その記述には「働き蜂は女王が生むが雄蜂は外から運ばれてくる」などという誤ったものもあるが、多くは正しい観察でいまでも通用するものである。アリストテレスは、ミツバチのコロニーで分業が行われヒエラルキーが存在し働き蜂が女王のコントロール下にあると述べている。このヒエラルキー説はその真偽が現在も検査されているが、この頃からミツバチの社会性は注目されていたようである。

 偉大な進化学者であるチャールズ・ダーウイン(1809-1882)はその著「種の起原」の中でミツバチが共同作業で行う絶妙な巣造りの本能の進化について、「あらゆる既知の本能の内で最も驚異的なミツバチのそれは、連続的で軽微な本能の数多い変容を自然選択が利用したものであろう」と述べている。

 そのダーウィンのミツバチに関する疑問は、メスの働きバチは自分の子を産まず母親である女王バチの産んだ子を育てて生涯を終えるが、なぜ子を残せないメスが大半を占めるにも関わらずハチが自然選択により社会性を進化できたのかということであった。この疑問に対してウイリアム・ハミルトン (1930-2000)は、社会を作ると自分で子を産まなくても母親である女王の残す子どもの数が増え母親経由で弟妹に伝わる働きバチの遺伝子量が増えるからだという理論的なハミルトン則を唱えて、それがハチやアリで検証されようとしている。

 動物の社会性の特徴は密集性とそれにともなう情報伝達の高度化・効率化である。ミツバチでそれを見事に示したのはドイツのカール・フォン・フリッシュ (1886-1982)であった。フリッシュの発見した採餌バチの示す巣盤上での尻振りダンスの仕組みに世界の人々は驚嘆した。ミツバチは体を振動させながら歩行する方向でもって目的物(えさ場)の方向を巣の仲間に知らせ、それは太陽の位置と関係がある事が分かったのである。1973年にはこれらの功績に対して、ティンバーゲン、ローレンツと共にノーベル生理学・医学賞が贈られた。

 ミツバチなどの社会性昆虫のコロニー全体を有機的統一体とみなしてスーパーオーガニズ(超個体)と名づけたのは米国のウイリアム・ウイラー (1865-1937)である。トーマス・シーリー(1952-)が精細に調べあげた民主的意思決定のプロセスを備えた超個体と位置づけられる事もある。さらに最近になってドイツのユルゲン・タウツ(1949-)らはこの概念を押し広げ、ミツバチが哺乳動物的特性を数々備えている事よりミツバチを“名誉哺乳動物”であると論じている(楽蜂)。

 

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ヂシバリ(地縛り)

2018年05月05日 | ミニ里山記録

 

 

ヂシバリ (Ixeris stolonifera) 別名イワニガナ。

キク科ニガナ属の多年草。ヂシバリの名前は茎が次々に伸び、地面を覆い尽くしてしまう生活力からきた。葉や茎を傷つけると、苦い味の白い粘液を出す。よく似たものにオオヂシバリがある。これは田んぼの畦に多い。葉の形状がヂシバリは丸くオオヂシバリはへら型である。どこにでも咲いているのにあまり気づかないで見過ごしている典型的な都会の野草。



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