京都楽蜂庵日記

ミニ里山の観察記録

ニホンミツバチのコロニー隆盛

2013年07月09日 | ミニ里山記録

 

   

 

 丸胴の巣に分蜂が入居して約2ヶ月がたった。入った巣の底面近くまで巣盤が大きくなっていた。働き蜂は毎日、半径2km以内に餌を探しにでかけ、花粉と蜜を集めてくる。時期によって咲く花が変わるので、足についている花粉の色が変わってくる。この花粉を分析すると、周囲でどのような花資源があるか研究できる。

 京都の夏は彼等のもとのすみかである熱帯林よりも高温多湿である。ミツバチにとってこの暑さは要注意で、巣盤が融けて崩落することがたまにある。出入り口で何匹ものハチが扇風行動をおこして空冷するのだが、あまりに暑いと追いつかないのである。そこで、上下で気流を作り自然冷却するために、巣を2階建にしてコロニーを上に置いてやった。効果あってか扇風バチはほとんど見られなくなった。

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