ホバリングしてルリマツリの花に口吻を延ばし吸蜜するホウジャク。
「梅に鶯」「藤袴に浅葱斑」の定番。不思議なのはどうしてアサギマダラが我が家のささやかなフジバカマを見つけて来るのかという事。まわりには群落があるわけではなく、人為的に数本植えてあるだけのものだ。それをどこからともなく嗅ぎわけてやって来る。ピンポンを探索する能力の秘密は想像もできない。
シマトネリコ (Fraxinus griffithii) はモクセイ科の高木。南方系の亜熱帯樹木であるが関東以南では植木として植栽されている。花は5月ごろに咲く。
ツユクサ科の多年生草本植物。林縁部に多い。葉がミョウガに似ているがミョウガはショウガ科であり、花の構造も異なる。直径 5mm 程度の球状の実を付ける。地下茎を伸ばしても繁殖する。
秋になってニホンミツバチの巣箱がずっしりと重くなっていた。蜂蜜の収穫作業をする。巣盤を遠心器にかけたものを濾過するとトロトロと蜂蜜が口から出てくる。指に付けて味わうと、セイヨウミツバチと比べてあっさりしているが、後味がすばらしい。市販されているものは結構高価である。全部蜂蜜を収奪するのではなく、ハチの越冬用に半分ほどは残しておくことが肝要である。
蜂蜜に根はうるほひて老木哉 蕪村
オオスズメバチがやってくるとニホンミツバチが巣口で連なって侵入を防止する。お互いに足と足をからませてレース状になる。キイロスズメバチぐらいだとこのようにはならない。
オオギリ科カンレンボク属の落葉高木。中国南部原産。これは京大植物園のもの。葉は葉脈が目立つ。花期は8月始めから9月。集合果は直径3cmほどの球状の房になり、10月—11月頃に稔る。果実や根にカンプトテシン (camptothecin) という抗癌作用のある物質が含まれていると言われる。