京都楽蜂庵日記

ミニ里山の観察記録

イソヒヨドリ(磯鵯)

2019年05月21日 | ミニ里山記録

  

 

 

イソヒヨドリ( Monticola solitarius)のオス。スズメ目、ヒタキ科。アフリカとユーラシア大陸に広く分布する鳥。和名どおり海岸の磯や岩場などで多く見られるが、不思議な事に最近では都市部でもよく観察される(ツバメの雛の捕食をしているという報告もある)。体長は23cmほどで、ヒヨドリよりは少し小さい。オスは頭から喉および背部が暗青色、胸腹部が濃い橙色、翼が黒と美しい。一方、メスは全身がやや暗青色を帯びた茶褐色で、鱗のような模様がある。おもに地上で餌を探し、甲殻類、昆虫類、トカゲなど小動物を捕食する。 単独行動で、群れは作らない。 春にはツグミ科特有の声量のある美声でさえずる。この個体は道路で何を探しているのだろうか?

 

           磯鵯の囀り玉をころがしぬ   右城暮石 

 

追記1)(2022/06/21)

家のテラスで蚕を飼っていると、飼育篭に来て幼虫をイソヒヨドリが食べに来た。これには驚いたが、この鳥は地面の虫を探して餌にしているようである。それにしても目ざとい鳥である。2匹がつがいで近所にくらしている。

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