
映像:木下杢太郎の歌碑
三朝温泉露天風呂:川原の湯に浸かったら火照った体を散策で冷やすのもいいだろう。
三徳川の土手つたいに文学の道がある。三朝を訪れた歌人・文人の歌碑が立っている。
小道は苔むして、枝葉が垂れ、雑草が生え宿泊客が散策している様子もなく、寂しい。
碑文:仕事をえ つかれいたわる 百姓
あたまをならべ 外湯にはいる
解説:仕事帰りの百姓が疲れをいやすため川原の湯に頭を並べて
はいり、よもやま談義をしている様が目に浮かぶようだ。
木下杢太郎:医師、文学者として昭和初期から終戦まで活躍、森鴎外への師事パンの会
主宰作家としては地味であるが、与謝野鉄幹らとの親交もありその縁で三朝温泉
にも足跡・歌碑がのこされていると推察。寧ろ皮膚医学界の権威として知られる。