(泉研活動紹介シリーズ)
泉研のふるさと下風呂温泉郷に泉研はこれまでもっとも活動・支援を投下した。
下北半島の海峡沿いの温泉地は華やかではないが、海峡・温泉・最果ての魅力
があった。ふるくからの温泉地の風情が漂う地だ。いで湯の街に下駄が鳴る。
女将の会を中心に役場の熱血係長の支援、そして我々メンバーが加わり『温泉
フォーラム』成功後のワーキングを重ねた。温泉地の人たちの活性化への素朴
な反応、前向きな思いがこの先、小野川温泉視察、湯めぐり実施、果ては幻の
鉄道遺跡保存・足湯へと結実していく。
映像:女将の会、役場、温泉愛好家などを集めて、泉研が下風呂で15年の温泉
フォーラムに続く第二弾のミニ集会を開催。2年前の会員は皆若々しい?
(泉研活動紹介シリーズ〉
神秘の湖、乙女の像、奥入瀬渓流、大町桂月、姫マス・・・日本でも有数の観光地として
賑わった十和田湖畔、しかし、それはバブル絶頂期までの、余り楽しみの無い時代の話。
複雑、多様化した娯楽、バブルの崩壊はこのような著名な観光地に打撃を与える。
何とかしたい一念で温泉を掘った。そして良質の硫酸塩泉が湧出し、十和田湖温泉となっ
たのである。泉研は温泉地の事業者・従業員の必須知識、温泉の素晴らしさ、物語、上手
な付き合い方など旅館関係者を対象に温泉塾をボランティアで開催した。
隊長(泉研代表)、津軽支部長、事業部長という最小メンバーでの対応。
出席者は15名程度、場所は、十和田公園管理事務所2階集会室。
①温泉地にはそれぞれ物語がある。②新生十和田湖温泉は焦らず、地道に新しい物語を
作る。③青森県の全体の温泉地を理解すること。④温泉を誘客の道具として考えない事
などをポイントに講演・講義をした。終了した時は、日が暮れてみぞれも降ってきた。
参加の旦那さんたちは、その場で直ぐに組合?の会議に入った。私達3名は会場後片付
けを遠慮がちに済ませ会場を後にした。いままでの温泉塾とは違い、ここは文字通り寒風
が吹いていた。多分忙しい中、時間を割いた結果の状況と思うが、これから青森、弘前に
雪道を3~4時間も掛けて帰る私達に労い、お礼の一言があって欲しかった。
私達は十和田湖温泉誕生に歓迎の意味を込めて『温泉塾』を出前開講したのだが。
国内一級の観光地の「おもてなしの心」がどういうものか肌で感じた一日だった。温泉
地としての十和田湖が今後世間にどのくらい受け入れられるのか心配だ平成16年
初冬の十和田湖温泉塾であった。