いやー素直にオモシロかったグループリーグ緒戦の試合とは思えない試合展開だったね
まず両チームのスタメンからして面白さが満載されていたよね。
スペインはFWを起用せず、セスクを前線のトップに配置した、いわゆるゼロトップの形。
つまり、中盤にはブスケツ、Xアロンソ、シャビ、前線にはイニエスタ、セスク、シルバと中盤の選手を6人配置する形だね。まさにポゼッションを究極にまで高めるようなシステム。
そして、イタリアもオモシロイ。中盤のデロッシを3バックのセンターで起用し、右にボヌッチ、左にキエッリーニ。中盤は真ん中にモッタ、ピルロ、マルキージオを配置し、両サイドにマッジョと初代表のジャッケリーニ。そしてカッサーノとバロテッリの悪童2トップスペインの4-3-3にぶつけていけるような3-4-4とも取れる形、いや、ここまできたらフォーメーションがどうこうでもないかもしれないね
試合が始まると、スペインはパス回しからの中央突破でチャンスを創出しようとする(残念ながらピッチが乾いていてパススピードが上がらなかったね、、、)のに対して、イタリアは、3バックで中央にフタをして、ピッチを幅広く使って両サイドから崩していく形。前線からのプレスも機能していた
どちらといえば、イタリアの形が活きた前半だったね。そして、先制点を決めたのはイタリア。後半、バロテッリと代わったディ・ナターレがピルロと息の合ったプレーでスペインのディフェンスラインの裏に抜け出し、冷静にゴールを沈めたね。
ブスケツのマークを外したピルロの見事なドリブル&スペインのディフェンスを一瞬で無効にしたスルーパス。ディ・ナターレの抜け出しからのシュート。まさにセリエAを生き抜いてきたベテランの凄さを感じさせるプレーだったね
しかし、スペインも負けていない。イニエスタのドリブル突破からチャンスを創出。ホント、イニエスタのドリブルはスゴイドリブルで相手の背後に抜けるから、抜かれた選手はイニエスタを追いかけられないのだよね。文章にすると説明しにくいけど、凄いんだよね
そして、シャビ、イニエスタ、シルバとつなぎ、PA内に走りこんできたセスクに絶妙なスルーパス。これを問題なくセスクが決めて同点。さすがシルバだね~スバラシイその後、ナバスと交代してしまったのは残念、、、もっと見たかったね代わったナバスはそこまで効果的でなかったからよけいに残念。
スペインは終盤、セスクに代えてトーレスを投入。次々にイタリアのディフェンスライン裏に抜け出して決定機を作るが、決めきれず、、、スピードに乗ってディフェンスライン裏に抜け出す脅威は持っているんだけど、判断が悪くて決めきれないのも最近のトーレス
これをみてデルボスケはさらに悩んだことでしょう
あとは、ブッフォンとカシージャスの好セーブ合戦も見所として面白かったね~
おそらくこの2チームが勝ちあがるだろう、、、と思うけど、クロアチアも調子よく侮れない。いや、ホントワカラナイね、意外と。