グリーンウッド的あんじゃねぇライフ

四季折々に移ろう泰阜村での生活の中から、元気が出るような日々の出来事をスタッフがお伝えしていきます。

泰阜のためにできること

2008-11-09 23:53:57 | グリーンウッドの「ねっこ教育」

 

どうもー!!けんちきです。

 

だいだらぼっちの周りの紅葉がとてもキレイで、

散歩や車の移動が楽しい時期だなと感じながら、

このキレイな自然がいつまでもあってほしいなと思う

今日この頃です。

 

 

さて先日、中学校のゴミ拾いに参加してきました。

中学3年生のクラスの総合の授業で今、村内のゴミ拾いを

やっていて、保護者にもおさそいがかかったので、

一緒に作業をやってきました。

 

 

子ども達、時間いっぱいを使って、

ゴミ拾いを頑張っていました。

自発的にやっているのだからたいしたものです。

 

 

このゴミ拾い、ある一人の男の子の呼びかけで始まったそうです。

 

 

その子は中学1年生のころから、泰阜に落ちているゴミを

地道に一人で拾い続けていました。

 

 

あるとき、自分のやっていることについて、みんなに話をしたのだったかな?

 

それをきっかけに3年生のクラスはみんなで泰阜のためにできることとして、

ゴミ拾いに取り組みだしたそうです。

 

その男の子は休日には、だいだらにリアカーを借りに来て、

村内のいろんな所でせっせとゴミ拾いをやっています。

だいだらの男の子も一緒に手伝いにいったりしています。

男の友情だな…

 

 

 

ゴミ問題って、どこにでもある話です。

不法投棄のゴミって、村内の人達のゴミだけではないようです。

 

 

去年、ボクが行った徳島の上勝町はゴミゼロ宣言を日本ではじめに

行った自治体です。そこは住民の協力でゴミがほとんどリサイクルに

まわされるという素晴らしいシステムがありました。

 

でも、不法投棄だけはどうしても減らない。

町内の人のためのごみ収集所なのに、町外の人達が黙って

ゴミを置いていく…

 

 

そこに住む人達がいくら気をつけてもゴミが減らない。

これって、人間としてのモラルの問題以外、なにものでもありません。

 

 

心ない人が捨てたゴミで、関係のない人がイヤな気持ちになる。

自分のところでなければ、捨てることのできる、まさに人ごと。

大人たちが捨てたゴミを子ども達が拾っている。

みなさんはどう思いますか?

 

 

 

「泰阜のためにできること」

 

 

 

中学校の子ども達の活動は多くの人を動かしていくと思います。

これから、あの子達がどのように自分達で考えながら、

泰阜のゴミ問題に向きあっていくのでしょうか。

 

 

何かあれば力になりたいなと思いながらも、

子ども達自身でどう動いていくのかが楽しみに思います。

 

 

担任の先生が言っていました。

「あの子達は絶対に大人になってもゴミを捨てたりはしないですよ。」

 

 

あの子達が、大人になる未来は明るいなと感じました。

 

 

けんちき