Angela Garden

シンプルに、そしてエレガントに。試行錯誤しながらも、そんな人生を送りたい。

飛騨古川 料亭旅館 八ッ三館

2010年12月21日 | ★登録有形文化財指定宿

 

 




飛騨高山から、さらに車で奥へ進んだところに、今回のお宿があります。
とても訪問を楽しみにしていたお宿です。

江戸時代から創業されている料亭旅館で、明治36年に大火で消失、
明治38年に再建された建物で営業しているお宿で、
国の登録有形文化財になっています。





お宿は明治、昭和、平成それぞれに建てられた棟が続いているのですが、
素晴らしい門構えの玄関を進むと、まず昭和10年に造られた
「鹿鳴」というお部屋に通され、受付、お茶菓子でおもてなしを受けました。

私の大好きな明治後期~昭和初期の洋館建築のインテリアです。
壁紙が、紙ではなくて、「別珍」です










そして、赤く彩られた廊下を進んで、私たちが希望した
登録有形文化財、明治38年の棟へと進みます。





明治38年当時の玄関と、待合のお部屋などがありますが、
とても風格を感じます。
待合のお部屋には、このお宿の先代の叙勲の賞状が飾られていました





つやつやに黒く光り、どこか懐かしい音をたてて軋む階段を登ってお部屋へ。



お部屋の名前は「布袋」。。。
まさか、夫を見て、決めたわけじゃないですよね。。。

造りも、どっしりとしていて、欄間などの細工も細やかで。
置かれている、小物なども風情が感じられて素敵でした。







トイレなどの水回りや空調などは、最新の設備になっています。



お風呂は、温泉になるのですが、私は大勢が一緒に入る大浴場は苦手なので
この棟に備えられている、小さな温泉、24時間かけ流し温泉を
貸切状態で利用しました。
とてもお湯が優しくて、食後に入っても大丈夫なくらいでした。
気持良かったです

夫が利用した、大温泉の露天風呂が、とても風情豊かで
良かったそうで、大満足していました。
1年の疲れ、取れたかな~