こくご食堂

小学生向けこくご塾を創業しました。[こくご]の楽しさを、様々な切り口から発信していきたいと思っています。

[かまいたち]

2018-01-23 20:28:27 | COOLJAPAN
はじめまして。2018年春、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。思考・発表・文章にする・を柱に、ディベート・俳句アクティブラーニング・ビブリオ・ロールプレイングなどを取り込んだ授業をします。ブログは毎日更新しています。感じたこと、体験したことを文章にすることは「こくご」です。

「こくご食堂」本日調理する食材は[かまいたち]

テレビを見ていると、「かまいたち」という名前の芸人さんが出演していまいた。
かまいたち・・・・
どこかで聞いたことがあります。

それは、今から22年前の冬のある夜の出来事です。当時住んでいた家の奥にあった和室で、もうすぐ1歳になる長男とブロック遊びをしていました。そして、座って遊んでいる長男の額をみると、切り傷がありました。しかし、血液はにじむ程度。長男は泣いてもいません。一緒に遊んでいたので、どこかにぶつけてもいません。本当に不思議でした。長男が自分の爪でやるには難しい部分に難しい方向に傷ができていたのです。あまりもスパッと切れているのです。

義理の母に話をすると
「かまいたちではないか。」
かまいたち・・
私はまったくしりませんでした。義母は秋田県の出身です。東北地方では、冬に切り傷ができて、痛みもなく、血がにじむ程度の怪我を「かまいたち」の仕業だというそうです。日本全国で「かまいたち」現象があり、様々な言い伝えがあるようです。

今回20年ぶりに調べてみました。「かまいたち」は「鎌鼬」と書きます。その現象は、寒い時や風の強い時に起こると言われていますが、科学的には解明されていません。我が家の長男の現象も寒かったですが、室内です。かまいたちという妖怪もいるそうです。ゲゲゲの鬼太朗にも「妖怪かまいたち」が登場します。両手が鎌になっています。

ずっと忘れていましたが、当時は、奇妙なネーミングの怪我だなあと、不思議な気持ちで聞いていました。しかし、妖怪の仕業と考えるのも面白いですよね。日本独特の考え方です。このような話に遭遇する度に、「日本の文化って深く、面白い。」と思います。科学で解明できない不思議な現象と妖怪。他にも沢山ありそうですね。