こくご食堂

小学生向けこくご塾を創業しました。[こくご]の楽しさを、様々な切り口から発信していきたいと思っています。

【魔法のことば】

2019-07-21 18:10:00 | 学習方法
はじめまして。2018年5月。JR南武線武蔵中原徒歩15分神明神社で「こくご」を中心にした塾「こくごレストラン」を創業しました。塾では、思考・発表・文章にすることを軸とします。そして、ディベート・俳句・アクティブラーニング・ビブリオバトルなどを取り入れます。ブログは毎日発信しています。体験したこと、考えたことを文字で表現することは、「こくご」です。

9月無料体験
9月は第一第三火曜日開催
8月休校
9月3日(火)
9月17日(火)
全日程16時・17時・18時
ホームページからご連絡ください
フェイスブックでつながっている方は
メッセンジャーからどうぞ
こくごレストランホームページ
または、インスタグラムのメッセージ
フェイスブックから
https://www.kokugoresutoran.com
申し込みはこちらからおねがいします。

紙芝居イベントでも申し込みできます。

こくご食堂今日のお話は
【魔法のことば】

魔法のことばなんて、あるのだろうか?
ディズニーの『シンデレラ』では。
「ビビデバビデブー」
といえば、シンデレラは綺麗なドレスに早変わり!

実際にそんな言葉はないだろうと思っていました。

先週の火曜日は、国語作文教室In川崎こくごレストランの授業でした。
1コマ目は、2年生クラスです。通常は男子3名のクラスですが、今回女の子が一名無料体験に参加しました。

今回の授業は、模造紙に「夏休みやってみたいこと」を描いています。文字と絵で書くことにしました。


▲描き始める生徒



男子二名が早速書き始めました。

この二名は6月に入塾しました。無料体験授業で、コピー用紙に名前を書いてもらいました。
「今までで一番丁寧に書いてください。」
と私が行ったせいか、一度書いた名前を何度も何度も消しゴムで消していたのです。

これはよくないな。
自分の文字にそれほどまでに自信がないのでしょうか?
「丁寧に」とはいいましたが、「綺麗に」書く必要はないのです。

そこで、今回の模造紙は、書きなおしなしのサインペンで書くことにしました。色付けも色鉛筆なので消すことができません。

「まちがえてもいいよ。」
ということを伝えたいと思っていました。

さて描き始めた男子二名。女子は、ゆっくり名前を書いていました。

「なんだか、うまくかけないな」
絵をかきはじまた男子生徒がいいました。
それをちらっと横目でみた女子生徒
「え、すごい。うまいね。」

この言葉を聞いたとたん、男子生徒の目がきらりと光ました。
「そう?」

ここからこの絵の進化が始まりました。

▲魔法のことばの後から
大きな魚が描かれました

▲さらに、大きな魚に
書き足されました



そしてもう一人の男子生徒も、飛行機を描きました。

「なんだか変な形になっちゃったよ。」

▲「恥ずかしい」
と手で隠す生徒


「え、かっこいいよ。」
「そう?」

▲魔法のことばの後
飛行機に乗客が描かれました
「ここから外の景色の写真を撮っているの」


この男子も俄然やる気になって描き始めました。

女子生徒の魔法のことば。この言葉には嘘がありませんでした。本当に心から「すごい。」「かっこいい。」と言っていました。

私がお子さんと接していて一番好きな部分はここです。
正直なのです。正直すぎて、トラブルになることもありますが、大人になると失っていく部分です。

この魔法のことばで、男子二人の絵は進化しました。

女子生徒は・・
全員の絵を見回してから、ゆったりと自分の世界を描き始めました。
キャンプの絵でした。

この当日、この女子生徒の入塾が決まりました。これで、このクラスは男子3名、女子1名の4名クラスになりました。

夏休みが終わって、どんなことをこの模造紙に書きくわえていくのでしょうか?9月の授業が楽しみです。


★国語作文教室IN川崎
こくごレストラン
武蔵中原徒歩10分
神明神社教室
万引き家族撮影現場
7月9月第一第三火曜日
体験授業受付中

▲3年生、4年生クラス


★二子新地
駄菓子木村屋さん
第二第四水曜日
7月24日(水)
8月14日(水)
8月28日(水)
15時~18時

★自分で調合!こわれにくいシャボン玉ワークショップ

★紙芝居とあやとり

▲おばあちゃん、おじいちゃんにお土産
手作りうちわ


★川崎100人カイギ
9月10日(火)
19時より
登壇させていただくことになりました!
紙芝居の素晴らしさをお伝えします!

▲7月川崎100人カイギ之様子


★こすぎの大学登壇決定
12月13日(金)
詳細は後日



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[ストーリーを作る]

2018-06-05 20:44:21 | 学習方法
はじめまして。2018年5月。JR南武線武蔵中原徒歩5分、大戸神社・武蔵中原駅徒歩15分新明神社で「こくご」を中心にした塾「こくごレストラン」を創業しました。塾では、思考・発表・文章にすることを軸として、ディベート・俳句・アクティブラーニング・ビブリオなどを取り入れます。ブログは毎日発信しています。体験したこと、考えたことを文字で表現することは、「こくご」です。

こくご食堂今日のお話は、[ストーリーを作る]

今日は火曜日。武蔵中原にある神明神社、小学一年生教室の日です。


▲神明神社
今日もゆったりした時間がながれていました

16時。教室で動画の撮影をしました。今日インスタグラムに投稿した動画は、
「漢数字を数字にかえる」
私が小学生低学年を教える授業で、一番発見のあった問題でした。算数で、大きい桁を覚える内容があります。一、十、百、千、万。この辺りの単位は、何かを購入するときに耳にしている単位です。しかし、億、兆になると、生活とはかけ離れています。しかし、この億の桁を漢数字から数字になおす問題があるのです。
例えば
一億八千九百五万四百五
これを数字にするのです。
189050405
何が難しいでしょうか?この間に入っている0です。
一億八千九百五万→18905
漢数字では十万の位の数字が書いてありません。そこに0をいれるのです。
そして四百五なのですが、千の位の漢数字が書いてありません。ここにも0を入れます。
採点する側では、数字の答えは簡単です。しかしこの逆、数字から漢数字にすると読みづらい。

問題集でこのページになると、時間がかかります。算盤で暗算をやっている生徒は、難なくこなします。頭に算盤があるので、位が飛ぶことを意識しているからです。読み上げ算で、間違えるのも、この位が飛ぶところだからです。

この問題を考えたとき、これは算数だけの問題ではないと思いました。漢数字から数字にする場合、頭に数字をイメージすることが必要になります。問題をこなしていくうちに、
「もしかしたら、0が隠れているかもしれないから注意」
警戒をしながら問題を解くようになります。そうなってくると、「こくご」の力が必要になります。頭の中でストーリーをつくります。漢数字をみる、0に警戒、数字をイメージ。

そして、問題にストーリーをみつける作業は、「こくご」の力です。ストーリー作りができないと、この問題は単に「難しい」→「手をつけたくない」という流れで嫌いになってしまいます。

どの教科に取り組むときも同様ですが、「必ず解ける」という前向きのストーリーを持ち続けるのも大切です。「必ず解ける」ストーリーは小さい成功体験を重ねることで手にいれることができます。

全ての教科、生活につながる「こくご」。「こくご」を強化して「地頭を強く」しましょう。

インスタグラム
masasayama こくごレストラン
https://www.instagram.com/masasayama/?hl=ja


★6月の無料体験の日程を更新しました。詳しくは、ホームページでお願いします。

無料体験
国語作文教室こくごレストランin川崎
無料体験授業できます。
各回、6名までとさせていただきます。応募はホームページ問い合わせよりお願いいたします。
ホームページアクセスをご覧ください
ホームページ小学生の国語作文塾 in 川崎 こくごレストラン
https://www.kokugoresutoran.com


[旬な時に、旬なことを3]

2018-06-03 20:09:03 | 学習方法
はじめまして。2018年5月。JR南武線武蔵中原徒歩5分、大戸神社・武蔵中原駅徒歩15分新明神社で「こくご」を中心にした塾「こくごレストラン」を創業しました。塾では、思考・発表・文章にすることを軸として、ディベート・俳句・アクティブラーニング・ビブリオなどを取り入れます。ブログは毎日発信しています。体験したこと、考えたことを文字で表現することは、「こくご」です。

こくご食堂今日のお話は、[旬な時に、旬なことを3]

金曜日、「45歳の教科書」の著者の藤原和博さんの講演会に参加しました。
講演会参加では、びっくりすることがありました。

1 偶然知り合いに会う
2 偶然会った知り合いのRさんが、講演会をする藤原さんと知り合いであった
3 Rさんは、藤原さんが東京都で民間初の校長になった和田中学にお子さんを通わせていた

この3点。とてもびっくりすることでした。Rさんとは、今年の1月くらいから月に数回、多言語活動そしている会でお会いします。しかし、和田中学の話をしたことがありませんでした。今度お会いした時は、和田中学の「よのかか科」について、根掘り葉掘り聞いてみようと思います。

当時の和田中学では、放課後学校で民間の塾(サピックス)による学習塾を開いていました。そしてその月謝の価格が通常より安く提供していました。今でこそ、民間の塾が学校で授業をするのは、各地で行われていますが、当時は画期的でした。学校の先生は塾の先生が嫌いで、学校で塾の話はタブーな時代です。

そして、なにより「よのかか科」という授業を公開していました。この「よのなか科」の授業は注目され、今のアクティブラーニングの動きへとつながっています。

そして、藤原さんは、二年間奈良の一条高校の校長をしていました。そこでは、校内ワイハイにして、「よのかな科」の授業をしています。Cラーニングというシステムを使い、教室全体でテーマの答えを考えて、もっている末端から意見を送信すると、前のスクリーンに全員の意見がでるという試みをしました。藤原さんは、
「以前の教育のように、『はい。このテーマに意見のある人は手をあげて』と言われたら、みなさんだって静かになるでしょう。こんなときは、一斉にみんなで答えを言ってみてください。」
その手法だと、全員の声を聞きとれない。そこでCラーニング。普段、みんなの前で意見を言うのが恥ずかしい生徒も、この手法なら意見がでるというのです。そして、このシステムは無記名。誰の意見かわなからい。だから自由にいい意見がでてくるそうです。そして、授業を進めるうちに、当初のテーマは「運転免許は何歳までか?」などでしたが、「捨て子を救う赤ちゃんポストは必要か?」のように、生徒達自らテーマを決めていくそうです。

このスマホを通した意見表明では、2分間で6行(200文字)打つ生徒もでてきたそうです。大学入試が変革をしていますが、このスピードがあれば国語の記述問題も難なくできるでしょう。試験が手書きだとしても、頭のなかでは自分の意見をもつ練習をしているので、苦にならないでしょう。ちなみに、私も去年の初夏から毎日二つのブログを書いています。当初はとても時間がかかり、書く内容も頭を抱えていました。しかし、今では、早い時はほぼ1000文字くらいの文章を二本(2000文字)、30分で書くことができるようになりました。練習と努力で、自分の意見を書く能力はアップするのです。

一条高校では、「自分の意見を言える」生徒を育てようとしたそうです。これは、私の塾のコンセプトと同じです。一口に、「自分の意見」と言いますが、これが本当に難しい。それでも、自分の意見を発表する場があり、その意見について語る場があると、変化していきます。

藤原さんの[よのかかかnet]というホームページでは、無記名自分の意見を投稿するページがあります。藤原さんが感じることがあると、そのページで返信がきます。教育について質問する教育関係者もいれば、中学生、高校生の若者も質問しています。興味のある方は、投稿してみてください。

藤原和博のよのなかnet
http://www.yononaka.net/



▲「45歳の教科書」
戦略的「モードチェンジ」のすすめ
藤原和博著



無料体験授業
国語作文教室こくごレストランin川崎
無料体験授業できます。
各回、6名までとさせていただきます。応募はホームページ問い合わせよりお願いいたします。
ホームページアクセスをご覧ください
ホームページ小学生の国語作文塾 in 川崎 こくごレストラン
https://www.kokugoresutoran.com


[読み聞かせ王子]

2018-05-01 20:09:16 | 学習方法
はじめまして。2018年4月。川崎市中原駅徒歩5分、大戸神社・武蔵中原駅徒歩15分、神明神社で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業のamimです。思考・発表・文章にする・を柱に、ディベート・俳句アクティブラーニング・ビブリオ・ロールプレイングなどを取り込んだ授業をします。ブログは毎日更新しています。感じたこと、体験したことを文章にすることは「こくご」です。

「こくご食堂」本日調理する食材は[読み聞かせ王子]

過激な服装でテレビに出演されていた志茂田景樹さん。私は新宿駅でみかけたことがありました。右と左で違う原色のストッキングをはき、ジャラジャラとアクセサリーをつけていました。しかし堂々をしていたのが印象的でした。

志茂田景樹さんは、現在よみきかせ王子を呼ばれています。御夫婦で読み聞かせの活動をされているのは知っていました。昔は大きな紙芝居をもって、読み聞かせをしていましたが、今は映像をうつしての活動です。原作者である志茂田さんは、内容を暗記しています。

志茂田さんのよみきかせを聞いた小学生が、
「感動しました。泣いてしまいました。」
と言っていました。わんぱくそうな小学生男子でした。

本を読むことはとても大切なことです。作者は何を言おうとしているか考えながら読み進めていきます。それと同時に、それを声に出して読むこと、声に出して読んでいるのを聞くこと。この全てが違う効果をもたらします。

現在20代半ばの息子達が小学生の頃、学校で読み聞かせボランティアをしていました。父兄からの声かけで始まった活動ですが、学校側から
「小学生高学年は、自分で本を読んでほしいので、活動は3年生までにしてください。」
と御達しがありました。活動をしているメンバーの方々と、高学年でも読み聞かせを聞きたいと言っているお子さんがいると聞いていました。そして、低学年の読み聞かせの部屋に向かうとき、「いいな。」と言っている高学年の生徒にも遭遇しました。

自分で読むことができても、人の読むのを聞くのは違います。一人芝居や、朗読の講演を聞きにいくようなものでしょう。

そして、子供だけでなく大人も「読み聞かせ」は楽しいものです。私は塾の活動と共に、読み聞かせ活動もしていく予定です。そして、この「読み聞かせ」という言葉にもすこし不満があります。聞かせるだけでなく、会場にいるお子さんと一緒に読むことをしたいです。聞くこと、読むことが楽しくなるといいです。

絵本作家さんの中には、「読み聞かせ」をよく思わない方もいます。有る意味ではそうかもしれません。読み聞かせで、原作に色をつけて読んでしまうと、読み手が自由に想像できる部分が限定されてしまうからです。それでも、まだ文字の読めないお子さんたちがはじめて絵本に出会い、ここに書いてあるのはなんだろう?と感じます。その時は、音が必要です。大きくなって文字が読めるようになったら、オリジナルの読み方をすればいいと思います。

志茂田さんが「読み聞かせ王子」なら、私は「読み聞かせ姫」?「姫」は恥ずかしいので、「姉さん」いやいや「おばさん」でもいいです。



無料体験のご案内
各回、6名までとさせていただきます。応募はホームページ問い合わせよりお願いいたします。
ホームページ小学生の国語作文塾 in 川崎 こくごレストラン
https://kokugoresutoran.jimdo.com/

年長体験授業 大戸神社
武蔵中原駅より徒歩5分
木曜日
5月10日、17日、24日、31日
15時~、16時~

一年生体験授業 神明神社
武蔵中原駅より徒歩15分
火曜日
5月8日、15日、22日、29日
17時~、18時~

アクセス 
ホームページのアクセスに地図があります。
携帯電話、タブレットの方は、
右上の三本線をクリックすると
アクセスという表示がでます。


【増える選択肢】

2018-03-31 19:55:51 | 学習方法
はじめまして。2018年4月。川崎市中原駅徒歩5分、大戸神社で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業のamimです。思考・発表・文章にする・を柱に、ディベート・俳句アクティブラーニング・ビブリオ・ロールプレイングなどを取り込んだ授業をします。ブログは毎日更新しています。感じたこと、体験したことを文章にすることは「こくご」です。

「こくご食堂」本日調理する食材は[増える選択肢]

トライ式不登校サポート校につての番組を見ました。日本テレビのウェークアップ。20代前半の息子達が中学生の頃から、不登校の生徒の数は年々増え続けています。なんらかの理由があり学校にいけなくなってしまった生徒達のサポートは、今後日本の抱える問題の一つです。

この番組では、家庭教師のトライや行っている、不登校学習支援についてでした。学生がスーツに身をつつみ、卒業式をしていました。

この学習支援では、家庭教師とマンツーマンで授業を行い、規定の条件を満たすと提携している通信制の学校から高校生に必要な単位を取得することができます。そして、大学生になるために受検勉強もできます。そして定期的に心理カウンセラーが訪問して、大学通学に必要な心のケアもしています。

しかし問題点もあります。それは、全ての生徒に対応できないことです。重度の鬱である場合は、担当医と相談の上、受講を中止さざるえない場合があるのです。

この支援では、担任制をとっていて長期にわたり学習を続けていきます。私が自分で塾をしていたとき、一番長い生徒は小学生から中学三年生まで6年関わりがありました。この担任が交替しないことは、大切だと思います。生徒と先生の信頼関係。ここに、人と人のコミュニケーションが生まれ、そこから生徒も変わっていくのだと思います。大勢の中で自分の力を発揮できる生徒もいれば、少人数(マンツーマン)の中で自分を認めてもらうことで頑張る生徒もいるのです。

この支援では、希望者のみですが修学旅行や運動会も開催されています。今後、学習をする場所の選択肢が増えたという点では、とても良い方向にむかっているでしょう。出演していたコメンテーターの大学では、中学、高校と通学せず通信教育で、とても優秀な生徒がいると言っていました。

これから夢や希望をもって進んでいく若者達。自分の狭い考えだけにとらわれずに、新しい生き方を見つけ、生き生き人生を輝かせてほしいです。