こくご食堂

小学生向けこくご塾を創業しました。[こくご]の楽しさを、様々な切り口から発信していきたいと思っています。

「日常」

2020-11-26 22:06:00 | 生きるとは
こくご食堂本日のお話は
「日常」

お腹がすいても
笑っていても
怒っていても
泣いていても
ウキウキしても

翌日は日が登り
また夜になります

いつからから、お正月があまり好きではなくなりました。

なぜなら、いつもの日じゃないから。

お正月は、
スーパーの営業時間がかわる
電車が特別時刻表運行

そういう些細なことにも不便を感じます。

いつも通りがいい。

なにがあっても、いつも通り。

平穏な暮らしの中に、小さな幸せを見つけるのは、とても楽しい。

年齢を重ねるたびに、そうおもいます。

だから本日も、いつものように。
いつものことをしました。

私の日常。


京急に乗る これも日常

★イベント
紙芝居で2020年を振り替える!
こすぎの大学で、今年もやります!
みなさんの感性を紙芝居に!


去年の様子



会場の様子

主催者のお一人オカポンさんに
グラレコを描いていただきました!

★紙芝居
こくごレストラン週末紙芝居動画配信第三十八弾
オリジナル季節歴史紙芝居
「ごはん!!ごはん!!」
武蔵小杉から溝口一帯は江戸時代ブランド米の産地でした。
神奈川茅ヶ崎で開発されたお米の話も!
Facebookこくごレストランより配信



★塾
国語作文教室in川崎こくごレストラン
小学生むけ 自己表現 作文教室
武蔵中原 神明神社教室
現在リモート授業
















「リ・ボ・ン」

2020-08-24 18:39:09 | 生きるとは
こくご食堂本日のお話は
「リ・ボ・ン

泣きながら聞きました。

昨日の24時間テレビ。
珍しく実家の両親が日本テレビをみていました。

風間杜夫さんのナレーションで、堀ちえみさんの人生をふりかえっていました。

ハーフセンチュリー世代に、絶大の人気だった
「スチュワーデス物語」
堀ちえみさん演じるちあきの憧れは、
教官。
教官役を風間杜夫さんが演じていたのです。
このナレーションでもうるうるしていました。

数々の病気。
治療は体力も気力も奪ったそうです。

そんなある日、末娘が
「お母さんとまだ16年しか一緒にいない。」
と言われて、また治療を始めたそうです。

そして、
「リ・ボ・ン」
を歌いました。

とてもしっかりした滑舌。
長年のファンのコールをうけて。

私も涙がこぼれました。

丁度父の爪やすりをしていました。
不思議そうに私をみている父。

不思議な時間でした。

今朝職場で、同世代の同僚のその話題になりました。

「泣いたよ。」

その同僚は、
「カラオケ行って、喉ならしに歌うのが『リ・ボ・ン』なんだよね。」

しばし、もりあがり、思い出してまた涙がでてきました。

二年前の叔母、去年の義母の死。
その最期を考え、
「生きること」
「死ぬこと」
を以前より考えるようになりました。
どちらかというと、「死」について考えることが多かったような気がします。

堀ちえみさんの歌は、
「生きる」「生きている」
という力がキラキラしていました。

歌のあと、泣き崩れる堀ちえみさんがいました。

その姿も全て、心に響きました。

★紙芝居
こくごレストランFacebookより
動画配信中
第二十二弾
川崎の民話その1
「しりこだま」
河童の少し怖いお話
★塾
国語作文教室in川崎こくごレストラン
リモート授業開始









【食べたいものを】

2019-05-11 19:47:30 | 生きるとは
はじめまして。2018年5月。JR南武線武蔵中原徒歩15分神明神社で「こくご」を中心にした塾「こくごレストラン」を創業しました。塾では、思考・発表・文章にすることを軸とします。そして、ディベート・俳句・アクティブラーニング・ビブリオバトルなどを取り入れます。ブログは毎日発信しています。体験したこと、考えたことを文字で表現することは、「こくご」です。

5・6月無料体験
5月14日(火)
5月28日(火)
6月11日(火)
6月25日(火)
16:00~19:00

ホームページからご連絡ください
フェイスブックでつながっている方は
メッセンジャーからどうぞ
こくごレストランホームページ
または、インスタグラムのメッセージ
フェイスブックから
https://www.kokugoresutoran.com
申し込みはこちらからおねがいします。

紙芝居イベントでも申し込みできます。

こくご食堂今日のお話は
【食べたいもの】

街でイベントを続けること。月に一回。もうすぐ三年目に入る、武蔵新城で毎月第二木曜日に開催されている座談会。「いしょう・かいご座談会」。

今回は名古屋から参加した方を始め、初めて参加する方が多かったです。

介護保険では、近いうちに「要支援」の方へのサービスが打ち切りになるそうです。私はまったく知りませんでした。きっと、ニュースで耳にしているのでしょうけれど、すっかり忘れている情報でした。

今回は、医療や介護の仕事に就いている方の割合がとても多かったです。その中で、一番印象的だったのは、「食べたいものを食べてもらうか否か。」の話題でした。

去年亡くなった伯母がそうでした。亡くなる3カ月くらい前、
「うなぎが食べたい。」
と言っていました。
「うなぎなら毎日でもいい。」

今回一緒にお話した方々は、身近に亡くなったかたがいらっしゃいました。
「不思議なんだけど、亡くなる前、ある時期とても食欲がわく時があるんだよね。」
そうなんです。伯母も、亡くなる前の3カ月くらいまでは、食欲がありました。そして、急に食べられなくなるのです。
「それがわかっているから、食べてはいけないというのが嫌になった。」
医療関係の方が言っていました。
お医者様に
「○○と○○は食べてはいけません。」
と言われると、患者や家族はそれを守ろうとします。それを厳守していると、その食欲がある時期を過ぎてしまい、食べられなくなってしまうのです。

ここで問題になったのは、「医療」と「介護」の壁のようなもの。
「結局、『医療』のほうが上にいうるという意識があるからじゃないですか?」
そういう意見が出ました。
「最近は、段々それがなくなっています。」

話題は「介護」にうつりました。ある施設では、回転すしに入所者さんを連れていくそうです。「これがとても喜びます。」
普段、食事をあまりとらないご年配者の方が、回転すしだと、モリモリ食べるそうです。その施設では、施設長さんの理解があり、様々な取り組みができているのです。介護会社のトップによって、できることも変わってくるそうです。他の施設では、少人数ですが、100円ショップに買い物にいくこともあるそうです。それは、施設によりけりで、全ての施設でできるわけではないのです。

「私は紙芝居の後にあやとりをしています。これって、ご年配者の方にはどうですか?」
「指さきを動かすので、いいと思います。」
そうか、紙芝居を介護施設でやらせていただく機会があったら、あやとりも持っていこうとおもいました。


▲前回二子新地で配布したあやとり
さくらがおわり、新芽がでるきせつ
この色を選びました



もっと効果的なのは、小さいお子さんとご年配の方が触れ合うことです。
「不思議なんだけど、男性の入居者さんはきまって泣くんだよね。」
どこの施設でも、小さいお子さんがくると、ひたすら泣く男性がいるそうです。何を思い出しているのでしょうか?孫か?それともご自分のお子さんを思い出しているのでしょうか?

ある施設では、ご年配の女性がこう言ったそうです。
「この子は私が守る。」
危険なことがあるわけではないけれど、その女性の中に母性に目覚め、そういった発言をされたそうです。

ある施設では、近くの保育園の方を招いたり、保育園を訪ねたりするそうです。そうなると、ご年配の方々は、何かをあげなくなるそうです。そこで、折り紙を作ってあげることも。他の施設では、毎年生徒たちが使う雑巾を、施設の方が縫うそうです。なんだか、ほっこりするお話です。

この話をうかがって、これは施設の方ばかりでなく、地域の方も他世代でまじりあって何かをする機会があるといいと思いました。世代の違う地域の方をつなげるのは、紙芝居なのではないかなと思いました。座談会ではそういう発言はしませんでした。なんとなく、自分の仕事を押し売りしているようで。しかし、心の中では思っていました。

紙芝居をしている施設もありました。紙芝居を図書館から借りて読んでいたそうです。
「最初は、ご年配者むけの紙芝居を読んでいました。しかし、桃太郎や浦島太郎など、昔話のほうが喜ばれます。」
子供向け、大人向けといわず、全員が楽しめるのは、昔話なのかもしれませんね。昔話なら、小さいお子さんからご年配者まで楽しむことができます。紙芝居を楽しみ、そのあとであやとりをする。ご年配者とお子さんが、あやとりを教え合うのも楽しいでしょう。できる人は紙芝居を作って、発表しても楽しそうです。

いつか、そういう企画をしたいと思いました。

そして、介護や医療、今回は行政書士の方もいらしたので「遺言」のお話を聞くことができました。「遺言」は、親と自分の問題でもありますが、私達と息子の問題でもあります。6月23日(日)には、この「いりょう・かいご座談会」企画で、「遺言セミナー」が開催されます。興味のある方は是非。
★親子・夫婦で一緒に考える遺言書セミナー
2019年6月23日(日)
13時30分~16時
場所 パサールベース
JR武蔵新城駅より徒歩3分


★二子新地
駄菓子木村屋さん
第二第四水曜日
5月22日(水)
15時~18時30分くらいまで
中庭マルシェ
https://takatsu-kawasaki.mypl.net/shop/F00001000005/


★★農園フェス
5月12日(日)
川崎市宮前区 小泉農園敷地内
小泉農園さんで開催される
農園フェスに紙芝居で参加します。
詳細はまた後日発表します
https://www.facebook.com/events/306969126642449/?ti=cl

★「三社祭1日目5/17浅草舵輪ハーモニカLive」
ライブからの参加
チャージ2000円+御飲食代
(駄菓子食べ放題
ここでも駄菓子とご縁がありました。
伊藤かなさんのブログ
https://ameblo.jp/hamonica-kana-hamonica/entry-12451863995.html


★★メイズダイナーイベント
5月18日(土)
二子新地駄菓子木村さんから徒歩2分
カフェのメイズダイナーさんのイベントに
紙芝居で参加します。
12時~
16時~
あやとり作りワークショップ
紙芝居作りワークショップあり
https://www.facebook.com/MaysDiner/


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目玉のおもちゃ
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【夫婦とは?】

2018-10-27 19:19:19 | 生きるとは
はじめまして。2018年5月。JR南武線武蔵中原徒歩15分新明神社で「こくご」を中心にした塾「こくごレストラン」を創業しました。塾では、思考・発表・文章にすることを軸とします。そして、ディベート・俳句・アクティブラーニング・ビブリオバトルなどを取り入れます。ブログは毎日発信しています。体験したこと、考えたことを文字で表現することは、「こくご」です。

11月無料体験
11月13日(火)
16:00~1年生2年生残席6名
17:00~2年生3年生残席6名
11月27日(火)
16:00~1年生2年生残席6名
17:00~2年生3年生残席6名
18:00~3年生残席6名
学年は設定してありますが、予約状況で対応できます。
ホームページからご連絡ください
こくごレストランホームページ
https://www.kokugoresutoran.com
申し込みはこちらからおねがいします。
紙芝居イベントでも申し込みできます。

こくご食堂、今日のお話は
【夫婦とは?】

木曜日に、両親と病院に行きました。
母の内科診察だったのですが、父も一緒に行くことにしました。

父は92歳。母は86歳。高齢です。

父は怖いことに、まだ自動車に乗っています。けれど、怖いから私は5,6年前から父の車には乗っていません。

そして、木曜日、父は車で病院に行く気満々だったのですが、車の準備ができていないので、タクシーでいくことにしました。

反対車線には沢山タクシーがくるのに、私達の待っている車線にはなかなか来ない。しかも、工事している店の前に大きなトラックが止まっており見通しがわるい。
やっと止まったタクシーにびっくり。

白髪の高齢ドライバーです。父の目が私に目で、訴えかけます。
「この運転手のタクシーに乗るなら、俺が運転したほうがいい。」
父は通常タクシーに乗ると、運転手と話をするのに、まったく話をしません。実は、私も同じことを考えていました。しかし、乗ってしまったものは仕方ない。無事に病院に到着しホットしました。

母の内科検診だったのですが、先生が
「インフルエンザの注射打っていきますか?」
と言ってくださり、父も一緒にお願しました。

無事に診察が終わり、近くのデパートに行くことにしました。

ちょうど、木曜日から新潟物産展の広告を見たと、父が言いだし、見物することにしました。


▲新潟物産展



試食の鮭をムシャムシャ食べて、お買い上げ。
母は新潟名物「粟飴」という水あめを購入しました。江戸時代から作られていて、昔は粟が原料でしたが、今はもち米だそうです。自然な甘みでした。

母は、何をするのでも父の世話を焼いています。デパートで突然父のシャツのボタンを留めだしました。その後、昼食をとりました。ご飯の蓋、味噌汁の蓋をあけます。そして、小さい刺身と小さい天ぷらがあったのですが、どのつゆにつけて食べるのか、母が父に教えているのです。

両親を離れて暮らして25年たちます。母と父が普段こうやって生活しているのだと、改めて知りました。母がやりすぎだと思っていました。

しかし、一日一緒にいて二人のやり取りをみていたら、なんだか笑ってしまいました。

お互い耳が遠いので、かみ合わないまま会話が進んでいて笑っている二人。母がシャツのボタンを締めるのに身を任せている父。そこだけをとると、心配になりますが一連の流れでみていると、これが彼女と彼の夫婦の形なのだなと思いました。結婚して52年くらいになるでしょう。喧嘩しながら、そうやって暮らしてきた二人は、そこそこ楽しくやっているのかな、と思いました。

その年齢になっても、二人で自分の足で歩き、大きな病気もなくすごせていることはありがたいことです。これからも、そうあったほしいと思いました。


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[形見]

2018-09-06 19:19:01 | 生きるとは
はじめまして。2018年5月。JR南武線武蔵中原徒歩5分、大戸神社・武蔵中原駅徒歩15分新明神社で「こくご」を中心にした塾「こくごレストラン」を創業しました。塾では、思考・発表・文章にすることを軸とします。そして、ディベート・俳句・アクティブラーニング・ビブリオバトルなどを取り入れます。ブログは毎日発信しています。体験したこと、考えたことを文字で表現することは、「こくご」です。

○7月・8月は、塾の無料体験はお休みします。

9月無料体験
9月11日(火)
16:00~1年生残席6名
17:00~2年生残席6名
18:00~3年生残席5名
この3年生の18時からで、ご予約いただきました。各回6名です。
9月25日(火)
16:00~1年生残席6名
17:00~2年生残席6名
18:00~3年生残席6名
こくごレストランホームページ
https://www.kokugoresutoran.com
申し込みはこちらからおねがいします。
紙芝居イベントでも申し込みできます。

こくご食堂今日のお話は
[形見]

昨日は午前中に、部屋を片付けました。といっても、ほんの一角だけです。毎日、少し片づけをしようと決心したので、まずはパソコンまわりから着手しました。

そして、偶然。伯母の形見がでてきました。

▲鎌倉彫の手鏡


この鏡は、母が伯母からもらったものです。実家の三面鏡の中に入っており、結婚するときに母からゆずってもらったもので、伯母から直接もらったものではありません。木のぬくもりがあり、大きなひまわりも気にいっています。
そして、このワンピースとネックレス。これは伯母から直接いただきました。
何年前か覚えていません。5年くらい前でしょうか?このワンピースは流行に左右されないので、毎年何度も着ています。何故伯母がこのワンピースを私にと思ったのか、聞いたことがありませんでした。

▲伯母にもらったワンピース


この貝のネックレスは、光によって色が変わり、よく身につけています。
伯母はこのネックレスを私に渡す時、
「高価なものではないよ。」
と笑っていました。私は、貴金属にあまり詳しくないのでよくわかりませんが、このネックレスは形がとても気にいりました。

▲お気に入りのネックレス


先日伯母の納骨を済ませました。そして、偶然鎌倉彫の手鏡をみつけて、「形見」について考えてみました。私にとっての「形見」は、故人と繋がる思い出のある物です。思い出の人物は姿を変えてしまったけれど、物はそのままの形で残りました。そして、思い出の品は、私が灰となっても残っていくでしょう。そう考えるととても不思議です。

「生きる」ということは、能動的でもあり、時には、受動的でもあります。伯母の「死」を通して、「生きる」こと、「生かされる」こと、「死ねない」こと、「死ぬ」こと。たくさんのことを考えるようになりました。

伯母の「形見」を見るたびに、伯母の生き方を考え続けて行こうと思います。忘れないで。


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