こくご食堂

小学生向けこくご塾を創業しました。[こくご]の楽しさを、様々な切り口から発信していきたいと思っています。

[この瞬間]

2018-01-17 22:50:06 | 生徒
はじめまして。2018年春、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。思考・発表・文章にする・を柱に、ディベート・俳句アクティブラーニング・ビブリオ・ロールプレイングなどを取り込んだ授業をします。ブログは毎日更新しています。感じたこと、体験したことを文章にすることは「こくご」です。

「こくご食堂」本日調理する食材は[この瞬間]

昨日は個別指導の日でした。小学生の生徒はインフルエンザでお休みでした。年があけて、インフルエンザになる人が増えています。みなさんも気をつけてくださいね。うがい手洗い。

後半の中学生の生徒の時間は通常通りでした。今回、順調に授業が進み、生徒も少し疲れてきているようなので、私の大好きな余談の時間です。ふとみると、生徒はサメの消しゴムを使っています。今まで気がつきませんでした。
「サメ、好きなの?」
と聞くと
「はい。」
まさかの返答でした。私は心の中でえーーーーーと思いました。彼女の風貌から、海のギャングとよばれているサメがすきなんて。まったく想像できないからです。私は興味津々です。なぜなら、私は未知の世界です。サメ。
「なんのサメが一番好き?」
「マオナガサメ、またはニタリというサメがすきです。」
「どんなサメ」
「体長の半分は尻尾になっていて、かわいいのです。獰猛なサメばかりじゃないのですよ。獲物を捕獲するときに、そのながい尻尾をつかいます。」
私はそのマオナガサメをみたくなりました。
「家に帰って調べてみるね。ありがとう。」
サメの話をしている時の生徒の目の輝き、そして私が興味をもったことを喜んでいる素敵な笑顔。私はこの瞬間が大好きです。先生と生徒という関係でなく、人間としてのつながりがみえる時です。これは、この仕事をしている特権です。生徒の好きなことを聞きだそうと躍起になって聞くのはダメなのです。他愛のない会話から、生徒の素敵な、とっておきの部分を見せてくれるのです。こんなに嬉しいことはありません。

帰宅して調べてみました。マオナガ。みなさんもその姿をご覧ください。

ほんとに尻尾が特徴的です。私の想像よりも可愛らしい尻尾でした。生徒が好きになるようなサメです。来週はまたこの話でもりあがります。楽しみです。