こくご食堂

小学生向けこくご塾を創業しました。[こくご]の楽しさを、様々な切り口から発信していきたいと思っています。

読書感想文

2017-07-31 05:00:00 | こくご日記
はじめまして。2018年、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。よろしくお願いいたします。

「こくご食堂」本日調理する食材は、[読書感想文]です。

夏休みの宿題で、お子さんを悩ませるのが「読書感想文」です。まず、読書の習慣のないお子さんは、本を読むことから苦痛です。

どのように取り組めばいいのか?

本来は、学校などで本の紹介をする習慣があるといいですよね。各自で読んだ本のプレゼンテーションをするといいのです。理想はさておき、本を読むにはどうすればいいか。私は小学生までは、ご父兄が音読をすることをお勧めします。全部読むのではく、導入だけ読む。毎日三行だけ読むね、といって後は読んでみてと言ってみてください。高学年なら音読を3行だけお子さんにしてもらって、後は読んでね。でもよいと思います。または○読み。○読みとは、お子さんと1文交代で読むことです。とにかく読むきっかけをつくることです。中学生になると、ネットで検索してあらすじを読んで「読書感想文」を書くお子さんがいますが、それでは文章の楽しみを全く感じることができません。

そして書くときは、情報カードを使用するといいです。小学生では、文字を大きく書いてほいいので、線の太いものを使用します。B6サイズで厚手のものがお勧めです。




ここに、書きたいことを箇条書きします。そして、カードを並べてどの順番に書くと効果的か試行錯誤します。この並べ変えがあるので、厚手のカードがよいのです。このカードには箇条書きをすることがポイントです。与えられた文字数をかんがえて、膨らませたり、省いたりします。その後、カードを使って、文章を言ってみます。ここも大切です。一度言葉に出すことで、筆が進みます。そして、できれば下書きをしてください。いきなり原稿用紙に書くと、書きなおしが嫌になります。そこから書いた文章の音読を何度もしてください。あらすじよりも、感想のボリュームを増やすようにしましょう。

夏休みの宿題をきっかけに、読書が好きになってほしいです。そして、感想を書く楽しみも味わってほしいです。ファイトです。

[ドラえもん]と[私]

2017-07-30 07:48:13 | こくご日記
はじめまして。2018年、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。よろしくお願いいたします。

「こくご食堂」本日調理する食材は、[ドラえもん]と[私]です。

授業をしていると、子供たちが飽きる時間があります。子供たちも人間ですから、毎回ハッピーではありません。そんな時、生徒に私の体験談をお話しします。一番人気のあるものを、特別にお披露目いたします。

私には2学年上の姉がいます。とにかく怖い姉。だから私はいつも「お、お、おねえちゃん」とビクビクしながら呼んでいました。姉が1年生になる年の春、ピカピカの学習机が我が家にやってきました。本のラックがあり、引き出しも、横長が一つ、右はに三つ。右の引き出しは、一番上は鍵がついていて、魅惑的でした。幼稚園の私には、ランドセル、学習机、何もかも未知の世界でした。

小さい子供は、とにかく高いところが好きです。私も木のぼり、塀のぼりなどをしました。家の中では、机です。ちゃぶ台は、私のワンマンショーのステージでした。もちろん、この「おニュー」の机も私の新しいステージとなりました。何度か、登っては飛び降りを繰り返します。何度目かの登頂の際、ふと下の鍵つき引き出しが目にとまりました。

「ドラえもんだと、ここはタイムマシーンだったな」

気分はすっかり「のびた」。ひき出しをそーっと前に出し、

「未来へ、ゴー」

がたんがたんがたん

聞いたこともない音と、破壊された引き出しが残りました。

この話をすると、子供たちは私に親近感をもってくれます。先生も子供のころがあったのだな。とか、先生は僕たちより破天荒だな。とか。そこでぐっと距離が近くなります。

他にももっと「姉」との話はございますが、それはまたの機会に。



▲ まだありました。姉の机
  この引き出しにジャンプしました。


[ことわざ]

2017-07-29 04:29:37 | こくご日記
はじめまして。2018年、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。よろしくお願いいたします。

「こくご食堂」本日調理する食材は、[ことわざ]です。

親世代の人が知っている[ことわざ]、こどもたちは知らないことが多いです。小学生のワークで、体の一部を入れて、[ことわざ]や慣用句を入れる問題では笑ってしまうことが多いです。

(目の上のたんこぶ)が正解の問題では、(頭の上のたんこぶ)気持ちはわかります。目の上にたんこぶつくる経験はあまりないですから。

私の母は、会話で[ことわざ]を使っていました。実家は商売していたので、お金に関するものが多く「ただより安いものはない」「安物買いの銭失い」。言った後の母の「どうですか?」と言わんばかりの顔がおもしろかったです。でも我が実家は、商品を安値で売っており、店には「投げ売り」と書かれて看板がありました。今思えば「矛盾」してます

[ことわざ]は、短い言葉の中に教訓があります。解釈する側に想像させる余韻も持たせています。「ただより高いものはない」そうか、簡単に無料でものをもらうのは危ないな。では、「タダ」のものが「高く」なるって、どういうことなのだろう。語呂がいいので言いやすい。おまけに想像力もかきたてる。万能の言葉です。

昔は、共に生活している祖父母が、さらっと「ことわざ」を入れたコメントを孫世代に聞かせていたと思います。核家族が広がり、人生の先輩たちから[ことわざ]にふれる機会も少なくなりました。是非意識して「ことわざ」を使ってください。

来年の話をすると「鬼が笑う」と申しますが、こくごの塾創業に向け「笑う門には福きたる」の精神で頑張っていきます。


[オバケ]と[ドロン]

2017-07-28 04:24:16 | こくご日記
はじめまして。2018年、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。よろしくお願いいたします。

「こくご食堂」本日調理する食材は、「オバケ」と[ドロン]です。

夏なので涼しくなるお話をお届けします。オバケ、お化け、幽霊。存在するとおもいますか?

夏になると、毎回子供たちに問いかけてきました。98%は見たことない、だからいないと言います。昨日、中学生の生徒は見たことある!といっていたのですが、怖いのでそれ以上聞きませんでした。

[オバケっているかな?]の質問に、[オバケいない派]大多数の子供たちの主張がはじまります。そして、ここで[こくご]のちからが、大活躍です。

[オバケ]怖い→怖いこと悟られたくない→怖いから、いないことを証明したい。ここで子供たちは目をかがやさせて、「絶対いない、なぜなら~」を話しだします。低学年になればなるほど面白いことをいいます。

私の考えでは、[いない]と思います。いや、思いたい。見たこともありませんし、存在しているとすると、怖いからです。しかし、この絵と写真をご覧ください。







親指の第一間接に横長の口のような楕円がみえるでしょうか?これは、手相の世界では、[仏眼][仏眼指]と呼ばれるもので、霊感が強い人がもつ手相だそうです。普通は片手に現れるそうですが、両手にあるとさらに霊感が強くなる。私は両手にあります。怖いです。自分の指が。霊感というのは、[オバケ]を見る力だけでなく、相手の心情をみる、という意味もあるそうで、私はそちらを受け止めることにします。

そして、私は[オバケ]と口にするのも怖いので、[ドロン]とよんでいます。それでも、怖いです。

鉛筆、持てますか?

2017-07-27 05:17:28 | こくご日記
はじめまして。2018年、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。よろしくお願いいたします。

「こくご食堂」本日調理する食材は、「鉛筆、もてますか?」です。

一年前にボランテイアで、放課後小学校の空き教室で勉強をおしえていました。
その時、衝撃がありました。

なんと、クラスの3分の2が、鉛筆を正しくもてないのです。親指の付け根でもつ子、薬指にはさむ子、持ち方のバラエティは豊富です。

▲ 親指の付け根で鉛筆を持つ様子


親指の付け根でもつお子さんは、書いている文字がみえていません。薬指ではさむお子さんは、手首をひねっています。

私が学生だった頃、変わった鉛筆の持ち方の生徒は、クラスに1人か2人でした。クラスの3分の2の生徒が鉛筆を正しく持てないのは深刻です。

鉛筆を正しく持つ利点。
手が疲れない。
速くたくさん書ける。

小学生高学年になると、正しい持ち方に変えるのは難しくなります。自我がありますから。今教えている中学生にも多数います。その生徒たちにも、この鉛筆を正しく持つ利点を伝えています。

みなさんも、身の回りにいるお子さんの手元をじっくり観察してみてください。

私が始める塾では、きちんと鉛筆がもてるようにしたいです。