こくご食堂

小学生向けこくご塾を創業しました。[こくご]の楽しさを、様々な切り口から発信していきたいと思っています。

[ボキャボラリーをふやそう]

2017-10-13 19:54:12 | 言う

はじめまして。2018年、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。思考を声に出す表現力、自分の言葉を文章する力をつける塾を目指しています。よろしくお願いいたします。
「こくご食堂」本日調理する食材は、[ボキャボラリーをふやそう]です。

いまどきの若者は、なんでも「ヤバい」といいます。この言葉を使うこと自体すでに流行遅れかもしれませんね。
「このアイス、ヤバい。(美味しい)」
「このマンガ、ヤバい。(面白い)」
中学生の生徒がこの単語をつかうと、すかさず、
「いい意味?悪い意味?」
と聞き返します。
私の世代も若いころは「新人類」と呼ばれていました。親世代には理解できない言葉を沢山使っていたと思います。その一つに「ヤバい」はありました。当時は、マイナスの意味で使っていまいした。
「テスト勉強していない。ヤバい」
ではヤバいの語源はなんでしょうか?漢字検定のホームページによると、牢屋や看守を意味する「厄場(やば)」からきている言葉で江戸時代、泥棒の間で使われていた言葉だそうです。意外と歴史は古いですね。「新人類」の私は「ヤバい」とともに「マジ」という言葉も使っていました。「マジ」の語源は「真面目」ですが、江戸時代の芸人さんがよく使っていた言葉だそうです。なんでも「マジ」という生徒に当時の先生は、
「先生は嘘つきません」
と怒っていました。

http://www.kanken.or.jp/kanken/trivia/category05/16051502.html
▲漢字検定のホームページ


さて、なんでも「ヤバい」という生徒にはどんな言葉をかけているでしょうか?ボキャボラリーが乏しくなるから、他の形容詞を探してといいます。
美味しいなら、「美味」「ほっぺたが落ちる」
面白いなら「腹を抱える」「空前絶後の(年末から芸人さんが言っていますね)」
などど、例をあげると、生徒たちはおもしろがって、いろいろな形容詞を発言してきます。本当は、言葉遊びが好きなのだと思います。言葉の使い方に意識をもってほしいので、私もおもしろい言葉探しをしていきます。塾を始めたら、授業でも取り入れようと思います。


[俳句の授業]

2017-09-29 20:22:43 | 言う
はじめまして。2018年、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。思考を声に出す表現力、自分の言葉を文章する力をつける塾を目指しています。よろしくお願いいたします。
「こくご食堂」本日調理する食材は、[俳句の授業]です。

大学のクラス会があり、久しぶりの友達Yちゃんと連絡を取り合っていました。同じ沿線に住んでいるとわかり、地元の話しをやりとりして、彼女の三年生になる息子さん話題になりました。

授業参観があり、俳句の授業だったそうです。松尾芭蕉の作品でした。
「古池や蛙飛びこむ水の音」
有名な俳句です。
先生が
「声をあわせて読みましょう」
と言うと、みんな大きな声で
「コイケヤ」
と読んで笑ってしまったそうです。Yちゃんは、「ポテトチップ」を思い浮かべたそうです。

「間違えはお宝」
と私はいつも生徒に話しをします。だから、間違え直しでは、前の解答を消さないようにと話しをします。なぜなら、同じ間違えをしたときに前の間違えをみてほしいからです。今回の「コイケヤ」と読んだクラスの生徒全員、この俳句を忘れないと思います。間違えた→笑ったという構図は、記憶に残すにはぴったりです。そして、コイケヤがポテトチップの会社だと知った時も、この授業を思い出すでしょう。

「コイケヤ」で検索をしてみました。なんと私の大好きなお菓子の「カラムーチョ」はコイケヤの商品でした。私も新しい記憶が脳に残りました。