ウチの老猫、あやを見送ってまだ半月ほど。
折に触れ、まだちょっと悲しくなってしまう母と私。
でも、そうしているとあやのことも、老猫になった最近だけでなく、なぜかウチに来たばかりの頃も思い出され、それに伴って、ほかの猫たちのことも考えるようになりました。
で、私にとっての最初の猫、チャロの話を、今回はしたいと思います。
チャロは小学5年生の春に、私が拾ってきました。
母には最初怒られ、すぐ遠くにまた置いてくるように言われ、泣く泣くそうしたのですが、また戻ってきてしまいました。
また怒られて置いてきましたが、またも戻ってくる。母も根負けして、飼うことになりました。
根性のある雌猫でした。この頃から、気も強かったのでしょう。
さて、元々実は母は猫好きだったし、世話も結局は母がしますので、チャロはすぐ、母に一番懐いてしまいました。
チャロの毛色は、一番近いのはキジトラになるのでしょうが、雑種だし毛色もミックスで、キジトラプラス三毛、という感じでした。
成長するとなかなかの美形になりましたが、これが癇癪持ちでわがまま。ある意味猫らしい猫でありました。
成猫になるといよいよ母にしか懐かず、イラッとするとすぐ噛みつくし、自分も子どもで忍耐がなかったこともあり、今一つ心が通じ合えなかったのは残念。
私が二十歳になる年の春先、静かに逝きました。ですから、まだ9歳くらいだったということになります。
けれど少しずつ衰えて苦しむこともなく眠るように逝ったので、それほどは悲しくなかったように記憶しています。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます