あまがさき情報局

尼崎在住40年。尼崎に関する話題その他をご紹介したいと思っています。

尼崎100年新聞

2016-02-22 09:12:13 | まち情報

 尼崎市100周年新聞ができました。


 尼崎市制100周年を記念して応募した市民が昨年の9月から12月にかけて、新聞記者の方のアドバイスを受けながら取材、記事作成・校正、レイアウト編集などを経て完成されたものです。

  経済・産業、環境・自然、教育・子育て、健康・福祉、まちづくり・防災、文化・交流の6つのグループに分かれそれぞれが一面ずつ(2面~7面)担当されました。1面は市担当部局が8面は記者の方たちの編集後記になっています。

 尼崎の歴史を市民の目線で記事にされており、尼崎から学童疎開された体験を話され「次の100年も平和が続き、尼崎市が発展することを願う。」という記事は印象的です。

 また100周年関連として歴代市長や市制50周年を記念して制定された市民憲章などが欄下に紹介されているのも興味深いことです。これまでの市長のことや、50年前の市民の思いを改めて考えてみたいと思います。


 市のホームページからも読むことが出来ますし、公民館、図書館などで手に入れることができます。是非ご覧ください。

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塚口城

2016-02-21 11:12:39 | まち情報

 機会があって塚口本町界隈のまち歩きに参加しました。


 この辺りは塚口城跡と言われるところですが、
城といっても江戸時代の城郭があるようなものではなく、戦国以前の土塁にに囲まれた防衛施設のようです。塚口御坊と呼ばれる浄土真宗のお寺を中心とする寺内町です。



 戦国時代の荒木村重の乱の際には伊丹有岡城の出城の役割をしたそうです。
 一向一揆の拠点であったこともあります。現在は一見すると平地のような場所ですが、元々小高い尾根の先端部分で実際に歩いてみると勾配を感じることができます。
 また古くは弥生時代以降の遺物や遺跡も残っています。

 

 塚口という名が示すように古墳が存在したと言われています。
 
 御坊の周りに北町、東町、南町、清水町の4つの町があり門の跡には今も祠が残っています。
 
  交通の要所であったここから伊丹や有馬へ通じる道が通っていました。道しるべや道の曲がりや高低差など実際に歩いてみないとわからないものを知ることが出来ました。
 
 マンションの建て替えや電車の高架化の工事の際には発掘調査が行われ埴輪や装飾品などが出土しているというのも初めて知りました。
 
 尼崎が古来から開けていて、このあたりにかつて暮らしていた先人たちの様子を想像しながら歩いてみるのも一興です。

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こどものためのあまらぶワークショップ

2016-02-16 15:33:54 | まち情報

 
 
 2月13日(土)今にも降りそうな曇り空のこの日、JR尼崎駅北側のあまがさきキューズモール・関西国際大学・潮江緑遊公園など一帯で、子どもたちと保護者を対象にものづくり体験 やチャレンジ体験、パトカーや白バイに乗れる体験などの「こどものためのあまらぶワークショップ」が行われました。

  緑遊公園ではヤギの世話体験やソーラーカー、タンデム自転車試乗、大学では親子で手型アート、人気の食品サンプル作り、またプログラム体験までありました。ケーキ作りなどすぐに満員になったようです。


 
 公園ではまだ小さい2.3歳児がおそるおそるヤギの毛並みをブラッシングしたり、白バイに乗せてもらって大泣きする子どもたちや、親子で楽しくすごす風景が見られました。



 この取り組みには、大学や高校また警察・消防、そして地元の企業・ホテル・病院など多くの方々が加わっておられます。

 ただ市報(2月号)にはさらっと紹介されているだけだったのが残念です。今回が3回目という事なのでもっともっと拡大されていくような気がするイベントでした。

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「尼崎市史」を読む会 

2016-02-09 22:09:35 | まち情報

 「尼崎市史」を読む会は1994年から地域史料館主催で「尼崎市史」をテキストに歴史を学ぶ講座として続けられてきました。2007年9月からは「図説尼崎の歴史」をテキストにして再スタートされたそうです。 
 
毎月第一木曜日の夜、中央図書館にて「図説尼崎の歴史」の上巻と下巻を交互に数ページずつ読み上げと解説が行われてきました。下巻の解説は史料館館長の辻川敦氏です。


 下巻も終盤にさしかかり、今月のタイトルは「尼崎における保革の対立」と「尼崎を二分した市長選挙」でした。
尼崎を二分した市長選挙」に関しては以前このブログでも取り上げました。当時の現職の知事が知事選挙が直前にあったとはいえ、積極的に事務所につめるほど力をいれた候補が落選してショックを受けたという文章はまるでその場に居たかのようです。尼崎の保守は単なる保守ではないということを改めて感じました。

 この「図説尼崎」は従来の市史とは違い図版、写真、イラストが多く掲載されており、文章も読みやすくwebでも読めるので興味のある所だけでも目を通されることをお勧めします。


 またカラ出張問題に端を発した尼崎市議会出直し選挙では、それまでは国政選挙の時しかしていなかった候補者のポスターを資料として集め保存することを当時はまだ若き館員であった辻川氏が行ったという事を語られました。そのおかげでこのような貴重な資料を見ることができます。今でも現役で議員として活躍されている方、引退された方など、ある意味懐かしい写真が見られます。こういう資料は議員の方々も初心に帰るという意味で時々は見直されるのもいいかもしれません。

 今年は市制100周年ということで尼崎市史が新しく編纂されるようです。できたら図説尼崎の歴史のような簡略化しても良いので読みやすいものもお願いしたいものです。

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「尼崎一家」リターンズ

2016-02-03 20:29:57 | まち情報

 このたび尼崎の魅力を紹介する外国人旅行者向けガイドブック「尼崎一家のおもてなし」が発行されたというニュースで知り、表紙を見て驚きました。



 2009年3月に発行されたフリーパンフレット「尼崎一家の人々」(写真下)のリターンです。
 早速いただいて来ました。尼崎一家はあのばあちゃん、おとん、おかん、ねえちゃんとぼくの5人です。ヨソイキを着ているので高校生だった息子は社会人になったのかと思いましたが、設定は変わらず17歳でした。

 英語、中国語(繁体・簡体)、韓国語、日本語と5バージョンで市内のグルメやスポットを紹介するだけでなく、銭湯の入り方や、盆踊りの紹介など、やっぱり他にはない「アマ」の魅力発信のガイドです。

  表紙には「大阪から7分の尼崎ガイドブック」とあり、裏面には訪日外国人向け阪急・阪神全線フリー乗車券『阪急・阪神ツーリストパス』のご案内があります。


 
  2009年の「尼崎一家の旅」はちょうど阪神なんば線開通の時期で市外からの訪問客に尼の魅力をガイドしていました。今回の「尼崎一家のおもてなし」は広く世界にむけて発信されたものです。

 訪日外国人の増加が話題になっている昨今、大阪市内では宿泊施設も不足していると聞きます。こんなに近くでしかも京都、神戸、奈良そして関空も短時間で行ける尼崎には、もっともっと旅行者が訪れることになると思います。
 それにただ宿泊するだけでなく寺町や商店街なども訪れてくれることでしょう。楽しみです。
 このパンフはホテルなどで無料で手に入れることができます、是非手にとってみて下さい。

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