知事選挙の投票日が近付いてきましたが、今一つ盛り上がっておりません。
期日前投票も前回(参議院選挙と同日)に比べてかなり低調です。
テレビでとりあげないネットNEWSという動画サイトでは兵庫県知事選スペシャルというのがありました。4人の候補者を取り上げている新聞記事などを比較しながら若い方たち(男性1名と女性2名)が話をされています。
途中候補者のお1人の電話で出演などもあります。今回はお1人だけでしたが、こういう風に候補者全員がざっくばらんにお話されるというようなことがあれば興味深いです。
選挙公報はこちらで読むこともできますので、参考にしてください。
これまでの兵庫県知事選挙について調べてみました。(写真は2013年参議院選挙と同日のポスター掲示板)
2013年※ 最終投票率:53.47%
井戸敏三67才 (現・無所属 自・公・社・民推薦)1,684,146票
田中耕太郎64才 (新・無所属 共推薦) 627,874票
2009年 最終投票率:36.02%
井戸敏三63才 (現・無所属 自・公・社・民推薦)1,087,279票
田中耕太郎60才 (新・無所属 共推薦) 492,140票
2005年 最終投票率:33.33%
井戸敏三59才 (現・無所属 自・公・社・民推薦)1,094,211票
金田峰生39才(新・無所属 共推薦) 354,584票
2001年※ 最終投票率:56.21%
井戸敏三 55才 (新・無所属 自・公・自由・社民・保守・自由連推薦) 1,399,173票
小室豊允 59才 (新・無所属) 473,809票
鷲田豊明 46才 (新・無所属) 435,000票
※は参議院選挙と同日なので投票率も高くなっています。
兵庫県知事選挙が告示されました。投票日は7月2日(日)なので選挙期間は17日間と市議選(7日間)に比べて長くなっています。
立候補の届け出をしたのは以下の4人です。
勝谷誠彦 (新 無所属) コラムニスト 56才
井戸敏三 (現 自・公・民・社推薦) 知事 71才
津川知久 (新 共推薦) 元兵庫労連議長 66才
中川暢三 (新 無所属) 前加西市長 61才
兵庫県知事選は過去3回現職と新人の一騎打ちが続いており、4人が立候補するのは1990年以来、27年ぶりということです。
投票率は参議院選挙と同日の時は50%くらいになりますが、そうでない時は30%未満の時もありました。
勝谷さんはご実家が尼崎市七松町、現職の井戸さんは尼崎市東難波町にも事務所をかまえられておられるということで、今回の知事選は話題性もあります。興味を持っていただいて、投票には行くようにしたいものです。
6月4日(日)に投開票された尼崎市議会議員選挙での投票率は前回(41.38%)よりわずかしか増えず42.42%でした。
6月4日執行尼崎市議会議員選挙投票率(市のHPより)
区分 | 男 | 女 | 計 |
当日有権者数 | 183,444人 | 197,081人 | 380,525人 |
投票者数 | 74,674人 | 86,755人 | 161,429人 |
投票率 | 40.71% | 44.02% | 42.42% |
前回(2013年6月16日執行)の投票率は
区分 | 男 | 女 | 計 |
当日有権者数 | 183,176人 | 195,054人 | 378,230人 |
投票者数 | 72,435人 | 84,085人 | 156,520人 |
投票率 | 39.54% | 43.11% | 41.38% |
前回からの増加数は
区分 | 男 | 女 | 計 |
当日有権者数 | +268人 | +2,027人 | +2,295人 |
投票者数 | +2,239人 | +2,670人 | +4,909人 |
投票率 | +1.17% | +0.91% | +1.04% |
18歳からの投票権が認められたため有権者数は増えていますが、投票率には反映されなかったようです。
また今回、投票入場券が配達されたのが遅かったようです。これまでは告示日の1週間ほどまえには受け取っていたような気がしますが、今回告示日過ぎてからのケースも聞いています。
期日前投票(告示日翌日から)の結果を見ると初日(月曜日)の数字が少ないのはそれが影響しているかもしれません。
また公報が自宅が配達されたのが週半ばを過ぎているお宅もあり、期日前投票を考えておられる方が公報が来ないことを心配して近くの公民館などに訪ねられたとお聞きしています。
投票率アップを訴えるのであれば、そのあたりをしっかりやっていただきたいものです。
6月4日に投開票された尼崎市議会議員選挙で当選された42名に6日当選証書が付与されました。
現在の議員の任期は6月26日までなので新人議員さんたちは27日からが新任期になります。
今回公明党が12人全員当選に対して自民党は公認12人のうち現職5人を含む6人が落選という厳しい結果でした。新政会(自民党系会派)は無所属の方も取り込まれると思いますが最大会派となるのは難しいようです。維新は4人から7人と増やし、共産は6人から5人に、民進、社民系会派の「市民グリーンクラブ」は4人の現状維持、市民派系会派の「緑のかけはし」は6人から3人と半減しました。ただ無所属の方も含め会派の構成は変わるのではと思われます。前回「みんなの党」で当選された方も今回は自民党公認、前回無所属で落選の方が今回維新で2人、自民で1人当選されています。また諸派の方がお1人当選されたのは意外と言っては失礼になるかもしれませんが、どういう活動をされていかれるのか注目したいものです。
女性議員の数は現職8人が1人引退プラス新人4人(共2、公1、維1)で11人になりました。
7月になると新しい会派構成になり、議長・副議長が選出されます。どうなっていくにせよ市民が選んだ議員さんですので、投票してそれで終わりでなく、その議員さんがこの4年間どういう活動をされるのかしっかりチェックしていきたいものです。