尼信会館で「南北朝内乱と尼崎」という展示会が行われています。
100周年を記念して展示のプロローグには700年前の大覚寺絵図が、エピローグには600年前ごろの天龍寺関係文書が展示されています。
南北朝時代は日本史上でもあまりなじみがない時代です。足利尊氏vs後醍醐天皇の対立、その他人物としては楠正成、新田義貞ぐらいしか思い浮かびません。
今回の展示説明の足利義詮（室町2代将軍で義満の父）が半年間この尼崎に陣（大覚寺に、ただし今の場所とは違う）をおいていたという事は知りませんでした。その足利義詮の書状が指定文化財に指定されてから初公開されています。
また幸若舞「新曲」という物語を描いた扇面30面が展示されています。ここに描かれているのは後醍醐天皇の皇子とその御息所の悲劇です。従者である秦武文（はたのたけぶみ・たけぶん）はこの物語で活躍しその武勇が伝えられて人気となり、その舞台となった尼崎もゆかりの地として知られたということです。
展示は11月15日（日）までで、講演会や展示解説、また人形劇「たけぶんの物語」などが企画されています。
貴布禰神社で10月25日（日）尼芋奉納祭がありました。
尼芋については今さらいう事もないと思いますが、かつて市の南部で栽培・収穫されていた「尼イモ」は京都な大阪の料亭で珍重されていたそうです。
それがジェーン台風（昭和25年）などのため絶滅したと思われていたのが種イモが見つかり復活しました。
その「尼イモ」を地域で栽培してまちづくりに活かしていこうと「尼いもクラブ」の方々が中心で取り組んでおられます。この尼芋奉納祭は神社のお祭りではなく地域の方々のお力で運営されていると聞いています。
祭壇には尼芋、ぜんざい、ケーキなど次々と奉納され、江田宮司により神事が行なわれました。
神事の後には小学生による太鼓演奏、落語、マリンバ演奏、また文化財収蔵庫の桃谷さんが尼芋を栽培されていた方などゆかりの方のお話を聞く「尼いもトーク」などがあり、焼き芋も無料で配られました。
尼イモの栽培には幼稚園や小学校も取り組んでおられ、イモを植えたり、草取りや収穫は、子どもたちにとって土にふれるという素晴らしい体験になっているようです。
小学生以下の子供たちが境内の畑で芋ほりできたり、焼酎「尼の雫」などが当たる尼芋抽選会まであり、この日は尼イモで楽しめた半日でした。
JR塚口駅近くの森永工場跡地については以前ご紹介しましたが、最近塚口駅で下車することがあったので写真を撮ってきました。
駅前再開発のZUTTOCITYは駅とデッキでつながった商業施設、マンション、そして住民のための広大な森という計画の大規模な再開発です。
この場所では今年5月に100周年の地上絵イベントがあったそうですが、この時の写真に比べると現在工事はかなり進んでいます。
南側のプラウドシティ塚口マークフロントは来年3月完成予定ということで建物が全体の姿を現しています。
北側のマークフォレストはこれから販売開始という事でまだ進められていないようですが、駅前ターミナルそして森の工事の様子が見えます。
都心から近くてしかも周囲環境も良いという事で人気の物件のようです。JR塚口駅は阪急塚口駅に比べて乗降客も少なく、駅前にも店舗などもあまりなくローカルな駅でしたが、これからどんどん変貌をとげていくことでしょう。
例年中小企業センターで催されていた産業フェアが今年はアルカイック・オクトで10月15（木）16(金）の2日間開催されたので、見に行ってきました。尼崎関連の企業がたくさん出展されており各ブースを見て歩くのは楽しみです。
今年は「コマ大戦」という企画で、企業が作成されたあるいは個人で持ち込みのコマの対戦がありました。
個人でも尼崎の技術にふれるいい機会です。尼崎には自慢したくなる企業がたくさんあるのに一般市民の方に知られていないような気がします。もったいないです。
今回面白いと思ったのは写真はないのですが、100均の商品を改造した鳥を追い払うライト、岩盤浴の効果が自宅のお風呂でできるというもの（岩盤に載せた氷が見る間に溶けました。）、ネズミを超音波で撃退するスピーカー、三方向にファスナーをつけて取り換えやすくした布団カバーなどなどです。
写真は尼崎信用金庫さんからいただいたボールペン、あまちゃん・しんちゃんです。ちょっと嬉しかったのでご紹介します。
10日（土）に尼崎21世紀の森中央緑地にて「森のピクニック」というイベントが開催されました。
21世紀の森植樹が始まって10年以上、パークセンターがオープン、中央緑地の芝生広場も完成し、だんだんそれらしい姿になってきました。
当日は「あましん」さんの植樹祭もあり送迎バスも運行されていました。そのためか思ったより多くの方が来られていました。
中学校のブラスバンド演奏などのオープニングのあとは芝生の上でのかけっこやヨガ体験、紙ヒコーキ飛ばしやバームクーヘンつくりなど家族で楽しめる企画がいっぱい用意されていました。
芝生の上で寝転んだり走ったりするのも、町なかの児童公園などとは違って広くてとても気持ちのいい体験ができます。
同じ市内とはいえ43号線以南は市バスなどの運行本数も少なく、なかなか行きづらいのですがたまには足をのばして行ってみたい場所です。
駐車場もあってパークセンターでは「森の会議」、森づくり活動、体験活動などが開かれています。
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