昨年から5月開催になった尼崎薪能が20日の夜に大物緑地でありました。
この尼崎薪能は38年前にこの緑地公園内に能舞台が設置され「大物の浦薪能」が催されたのが最初で今年が第39回になります。apediaによりますと同じ年に富松神社にて第1回富松薪能も催されています。両方とも今に至るまで無料で続けられている背景には市民のお力が感じられます。従来8月初め開催だったのですが、梅雨の末期という事もあって雨のため中止になったり途中で打ち切られたりしたことがありました。そのためでしょうか、昨年から5月開催となり、この日は暗くなってからは少し寒く感じられましたが、夏のセミと違って鳥の声が闇に消えていく中、仕舞、笛、能「船弁慶」を鑑賞しました。
阪神大物駅から徒歩5分の地にこのような幽玄の世界があることは自慢できることです。来年尼崎城がオープンしてからは観光客も来ることになるかと思われます。
以前ここでご紹介した尼崎の三和市場の地下から復活した怪獣ガサキングのイベントがありました。
三和市場全体で飲食やグッズ販売などが行われた中、5日の2時からガサキング次回作の映画の三和市場を逃げ回るシーンが撮影されました。
エキストラに応募されてきた皆さんが監督の奥野さんの指示に従って狭い三和市場の通路を走り、その後ブルースクリーンの前で元俳優の望月祐多さんとガサキングの対決シーンでは取り囲んだ皆さんから熱い声がかけられました。
この映画の予告編はyoutubeで見ることができます。また奥野監督が関わっておられる「蒼光超人セイバルコン」シリーズのグッズの販売もあったりして、ファン同士の交流もつきないイベントです。
『大怪獣蹂躙ガサキング・アマに帰る』 予告
好きな人にはたまらない空間なのですが、お漬物屋さんや花屋さんは普通に営業しておられ、通りかかった人から「何やってますの?邪魔やなぁ。」という声もあがる不思議な市場です。
三和へ行くことがあればちょっと寄ってご覧ください。