聖トマス大学は2015年の4月に廃止され、その敷地および施設の一部が尼崎市に譲渡されました。その後、建て替えや改修を経て昨年10月学びと育ちを支援する「あまがさき・ひと咲きプラザ」としてグラントオープンしています。場所は若王寺で、尼崎中心部からはちょっとはずれていてなかなか行く機会がなかったのですが、尼崎大学で訪れました。
敷地内には看護専門学校が移転してきており、聖トマス大学のシンボル的存在だったサピエンチア・タワーには教育総合センターが移転しました。旧図書館棟だったところが「学びの拠点アマブラリ」、旧学生会館だったところが「活動の拠点あまぽーと」という施設になっています。その二つはユース交流センターとして青少年の活動の場として活用できます。そして子どもや子育て家庭をサポートする施設として「いくしあ 子どもの育ち支援センター」は新しく建てられました。いずれの施設も綺麗に整備されていて、全部見た訳ではありませんが子育て世代からユース世代まで学びと育ちを支援として活用されています。
(下の写真はクリックすると拡大されます)
尼崎大学は老若男女問わず参加できるし、図書館も棚に並んでいる本はユース向きのようでしたが、中央図書館と連携した予約システムも活用できるのでご近所の方にはありがたい施設になっています。
ただ施設内の案内などがわかりにくいのと、「ユース」「子育て」に注目が行くとそれ以外の市民にとっては利用しにくいように感じられました。ネーミングも公募されて凝っているのでシニア層でも使えるような工夫もほしいものです。