あまがさき情報局

尼崎在住40年。尼崎に関する話題その他をご紹介したいと思っています。

「尼崎市史」を読む会 

2016-02-09 22:09:35 | まち情報

 「尼崎市史」を読む会は1994年から地域史料館主催で「尼崎市史」をテキストに歴史を学ぶ講座として続けられてきました。2007年9月からは「図説尼崎の歴史」をテキストにして再スタートされたそうです。 
 
毎月第一木曜日の夜、中央図書館にて「図説尼崎の歴史」の上巻と下巻を交互に数ページずつ読み上げと解説が行われてきました。下巻の解説は史料館館長の辻川敦氏です。


 下巻も終盤にさしかかり、今月のタイトルは「尼崎における保革の対立」と「尼崎を二分した市長選挙」でした。
尼崎を二分した市長選挙」に関しては以前このブログでも取り上げました。当時の現職の知事が知事選挙が直前にあったとはいえ、積極的に事務所につめるほど力をいれた候補が落選してショックを受けたという文章はまるでその場に居たかのようです。尼崎の保守は単なる保守ではないということを改めて感じました。

 この「図説尼崎」は従来の市史とは違い図版、写真、イラストが多く掲載されており、文章も読みやすくwebでも読めるので興味のある所だけでも目を通されることをお勧めします。


 またカラ出張問題に端を発した尼崎市議会出直し選挙では、それまでは国政選挙の時しかしていなかった候補者のポスターを資料として集め保存することを当時はまだ若き館員であった辻川氏が行ったという事を語られました。そのおかげでこのような貴重な資料を見ることができます。今でも現役で議員として活躍されている方、引退された方など、ある意味懐かしい写真が見られます。こういう資料は議員の方々も初心に帰るという意味で時々は見直されるのもいいかもしれません。

 今年は市制100周年ということで尼崎市史が新しく編纂されるようです。できたら図説尼崎の歴史のような簡略化しても良いので読みやすいものもお願いしたいものです。

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