尼崎市のホームページにようやく幹部職員紹介コーナーができました。
以前このページでご紹介した樋渡啓祐さん(現佐賀県武雄市長)が総務省から出向で高槻市の市長公室長だった時、高槻市のホームページを日本一にしようと取り組まれてその時から高槻市のHPには「こちら部長室」といって各部長がそれぞれ自分の言葉で書くコラムができました。そのいきさつはバックナンバーの社会教育部長の久米さんという方が書いておられます。
「こちら部長室」を知って以来尼崎市のHPにもそういう部長クラスの方の顔が見えるようなコーナーがあればと思っていましたのでようやくという印象です。
行政はとかく顔の見えない肩書だけの存在のような印象を受けます。実際市長の顔は知っていても、副市長や局長の顔を知っている人は少ないでしょう。今後はこのコラムを随時更新していただいて、できれば局長だけでなく、市長室長とか教育委員の方々もちろん教育委員長にも書いてほしいものです。もっと言えば図書館の館長さんや公民館の館長さんなどもあれば嬉しいです。
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尼崎市教育委員会は今年5月市立幼稚園教育振興プログラムの素案で少子化と財政不足のため、2014年度から市立幼稚園18園を9園に減らすことを発表しました。
素案によると、「竹谷、長洲、大島、立花、塚口、武庫、園田、園和北、小園の存続を決定。残りの9園は13年度末で廃園にする。」というものです。自分なりに地図に記してみました。赤丸は廃止予定の園で、青丸は存続の園です。
説明では徒歩30分、1.5キロ圏内に入るということですが、左図を見ても直線1.5キロの円の外になるエリアもあり、実際市立幼稚園は徒歩通園のため、毎日30分以上も歩いて往復するのは結構大変なのではないでしょうか?説明会が行われてその場でも質問があったようですが、仮に自転車で通園ということになっても、下の子どもも一緒にのせるのは無理だし、お母さんが身重なら自転車は乗れません。市のホームページにあるPDFを見ても直線1.5キロの円の外になる個所は多く見られます。どうもそういうことを市は想定していなかったみたいで、財政難は理解できますが、いきなり半減というのはかなり無理があるような印象です。9月議会で決められるようですが反対運動もあります。
追記:今朝(8月30日)の朝日新聞によると「市教委は9月議会に条例改正案の提出を見送る、と発表した。」そうです。「反対意見が相次いだため2014年度実施を目指していたが少なくとも1年間は先送りし、計画案を再検討する。」ということです。
再検討するにしても机の上で線を引くのではなく、現場に足を運んでみてほしいものです。
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図説尼崎の歴史については以前取り上げたことがあるのですが、このたびそのweb版ができました。
もともとこの本はこの手のものにしては廉価(4200円)だし、内容もカラーの図版やイラストが多く使用されていて大変読みやすいものです。
これがwebでタダで読むことが出来るなんて素晴らしいことですね。
特に「現代編」の尼崎における保革対立の項では平成5年の市議会解散・出直し選挙のことが、またかつて尼崎を二分して行われた熾烈な市長選挙のことなど興味深い内容が盛りだくさんです。
このweb版は委託を受けた園田女子大学の学生が授業の一環として制作されてということです。
尼崎市民の皆さんはもちろん、そうでない人も是非一度目を通して見て下さい。
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近松応援団については以前紹介したことがあります。
尼崎市には近松門左衛門の墓所もあり非常にゆかりが深いということで、平成元年に近松を活かして活動しようと結成された市民の団体です。
園田女子大学の協力を得て、まず近松門左衛門を原書で読み説くことから始められ、近松ゆかりの場所を訪ねたり、近松のお芝居を人形劇で上演されたりしています。
今回人形部の自主公演ということで「滋野井の子別れ」(丹波与作待つ夜のこむろぶし)よりを鑑賞しました。
この人形劇の人形および背景小道具すべて手作りで、人形の頭(かしら)は発泡スチロールで出来ているそうです。衣装は頂き物の古着を縫い、籠は段ポールに彩色したものです。脚本もオリジナルで文楽と違って分かりやすくなってい ます。
今回のストーリーは前半は丹波から江戸にお輿入れする姫君が急に「厭じゃ、厭じゃ」と言いだしたのを馬子の少年がもつ東海道の双六を楽しませて姫君の心を変えます。後半はその馬子が実は姫君の乳母の捨てた子どもだったことがわかり、主君のため子を捨てた母となじる少年、公にはできず涙の別れとなります。
せりふも分かりやすく、双六や馬などの背景も楽しめるものでしたが観客が少なく残念です。
次回は8月29日(月)小田公民館ホールで午前10時半開演で演目は「天狐」(千年狐の皮の鼓をめぐってお姫様の狐狩りのゆくえは・・・)です。子どもでも充分楽しめるものなのでご紹介しました。
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独立行政法人産業技術総合研究所関西センター尼崎支所が市内若王寺にあります。先日一般公開があり、研究者たちによる実験講座や工作教室があるというので訪れてみました。夏休みということもあって、プログラムの内容は子ども向きでしたが、大人でも知らないこともあって楽しむことができました。外から見て何をやっている研究所なのかなと以前から気になっていましたが、初めて中へ入ることが出来ました。
展示で興味が惹かれたのはips細胞を顕微鏡で観察するもので、ここでは最先端の再生医療の研究がされているようで、軟骨の再生などは将来実用化されれば中高年にとって大変嬉しいことです。
パロ(PARO)はアザラシ型のロボットでギネスブックから世界一の癒しロボットと認定されたそうです。撫でたり抱いたりすると鳴き声をあげ首や体を振って反 応します。主に医療や介護の現場で人を癒やす働きをしています。これがこの産総研の開発したものということを初めて知りました。ずらっと並べられていて大人も子どもも触ると思わず笑顔になります。
いずれのブースでも説明する研究者の方はとても嬉しそうで、研究に対する自信が感じられました。
こういう一般公開の機会を増やしていただくことが、企業と地域との相互理解を深めるためにも必要です。尼崎市内では松下を初め多くの注目される企業がありますが、そういった企業でも取り組んでほしいものです。
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