尼崎を舞台にしたドラマが現在NHKで放映中です。タイトルは「あなたのブツが、ここに」毎週月~木夜10時45分から15分からの夜ドラ枠です。
十三のキャバクラで働いていたシングルマザーがコロナ禍でお金を失って小学生の一人娘と共に実家がある尼崎に戻ってきて宅配ドライバーに転身するという話です。十三とか尼崎と固有名詞はドラマの中で出てきますし、実家のお好み焼き屋さんのシーンでは三和商店街とサンロードの出口が映っていました。
俯瞰した風景や、宅配する途中の町並みなど尼崎のどこかしらが映っていて「あっあそこは?!」とか思いながら楽しめます。もちろんすべて尼崎で撮影されたわけではないようで茨木市のHPには「小学校で撮影がありました。」ということが書かれていたり明石でも観光協会のHPで紹介されています。園田学園女子大学のソフトボール部が撮影に協力されたそうです。
最近でもNHKBSで放送されている俳優の松尾諭さん原作のドラマ「拾われた男」(8月30日が最終回)では松尾さんが尼崎出身で実家近くの阪神武庫川駅など尼崎の風景が映し出されています。このドラマでもはっきり「尼崎」って言われています。なんか関西の漠然とした街ではなくて「尼崎」が舞台のドラマが撮られているのってなんか嬉しいような恥ずかしいような気分がします。
他にも杭瀬の市場にNHKの旅番組「ええトコ」のロケが来た。とか民放の番組で岡村隆史が「コストコ」で初めて買い物をするというのではコストコ尼崎店で撮影されてましたし、同じ番組の別の日に芸人さんが地域の人にまじってだんじり祭りに参加するという回では市内の貴布禰神社が舞台となっていました。何のドラマか不明ですが杭瀬の喫茶店に長澤まさみさんがいらしたということも聞きました。
尼崎が距離的にも近くて便利ということもあるかもしれませんが、たぶんロケするのに地元の方の協力など得られやすいのではないかなと思ったりします。これからもちょいちょい尼崎がブラウン管に映し出されてのを楽しみにしています。マイナスのイメージになるニュースはもういりません。
南部再生第64号「NO BOOK NO LIFE」が出てから一年あまり、お待ちかねの最新刊「園田アイランド」号が発刊されました。園田地区のこの地域を地元の方は「島ノ内」と呼ばれますが、確かに地図を見るとぐるりと猪名川と藻川に囲まれています。特集内容もこの島に架かる12の橋の番付やら東園田町の由来などを探る島人7不思議など興味惹かれる内容が満載です。 NHK朝ドラ「カムカムエブリバディ」でこの地区の公園でロケが行われたと知ったときは、確かに昭和の時代の雰囲気のあるのを探すなら尼崎が最適と思ったものです。
「尼崎南部地域の情報誌」である「南部再生」が今まで避けていた(?)北部地域を特集するということはいよいよ「南部」という縛りから解放されていくのかなぁと思うとある意味感慨深いものです。これからは「塚口」「武庫之荘」「伊丹との市境」など素材はいっぱい、楽しみです。
南部再生のバックナンバーはウエブ上で公開されています。またバックナンバーは杭瀬中市場内の古書店「二号店」にて取り扱われています。
尼崎に転居してこられた方、就職などでかかわり始められた方など、これから尼崎を知りたいと思われるならガイドブック読むより「南部再生」を読むのが一番だと言っておきます。