あまがさき情報局

尼崎在住40年。尼崎に関する話題その他をご紹介したいと思っています。

尼崎ストロベリー

2020-02-14 14:06:30 | まち情報

 尼崎をタイトルにした「尼崎ストロベリー」という小説が出版されました。
作者は成海隼人とおっしゃる方でプロフィールによると1978年生まれで落語作家でこの小説が初めてだそうです。


 ストロベリーってなにかスィーツな話かなと思うとそういうことはなくて本の帯には・・・「なんだってできる。オカンをすくうためなら。」尼崎に暮らす母と息子。父はいない。金もない。でも、笑いだけはいつも、二人のそばにいてくれた。・・・とあります。
 作者の自伝的な内容も含んでいるそうで時代は作者が高校生の頃なので20数年前の舞台は尼崎です。オカンのことが大好きな息子がオカンの病気(ガン)を治すにはNK(ナチュラルキラー)細胞を活性化するには笑いが一番と知って漫才で母を救おうという物語です。
  表紙のイラストが尼崎中央商店街の入り口を描いたものであるように、中身には尼崎の固有名詞がバンバン登場します。高校生である主人公の一人称で、しかも関西弁の会話で語られるのでちょっとうっとおしいような印象を受けるかもしれませんがしばらく読み進むと物語に引き込まれていきました。
初版が売り切れて今書店には第2版が並んでいるそうです。ぜひ手に取ってみてください。(幻冬舎発売定価1000円+税)です。

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