あまがさき情報局

尼崎在住40年。尼崎に関する話題その他をご紹介したいと思っています。

武庫川女子大学・甲子園会館ライトアップ2015

2015-11-30 09:25:32 | まち情報

 武庫川女子大学の甲子園会館はフランク・ロイドの弟子にあたる遠藤新の設計により1930年甲子園ホテルとして建てられたものです。  

 
 
 ホテルして使われた期間は短く戦後は米軍に接収されたのち大蔵省の管理下におかれ1965年武庫川学院が譲り受けました。現在は建築学科の校舎になっています。

 以前見学で内部を見学しましたが随所に設計者のこだわりが感じられました。

 遠くから見る姿も武庫川の松林の中に荘厳な雰囲気を見せてくれます。
 このライトアップは10回目という事ですが初めて行ってみて、その人気に驚きました。



 
 
 建物全体のライトアップ、またコーラスなどのパフォーマンスの披露、また校舎内での学生の建築模型の展示などを見て回るのも楽しいのですが、学生の手作りの灯りに照らされた竹林や庭の池に映える紅葉も素晴らしいものでした。

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尼崎の遺跡

2015-11-24 07:27:54 | まち情報

  文化財収蔵庫で12月20日(日)まで行われている企画展「発掘調査で分かったことⅡ」をご紹介します。


 尼崎市内には有名な田能遺跡をはじめとして112ヶ所の遺跡が確認されています。


 縄文時代にはJR線南側は海だったので遺跡は弥生時代以降のものでほとんどはJR線から北側に散在しています。

 今回の展示では平田遺跡(聖トマス大学北側)と若王寺遺跡(聖トマス大学南側)が紹介されています。


 出土品などと共に発掘の様子の写真や発掘調査の記録が展示されています。
 市内では遺跡が存在する可能性の高い地域で工事をする場合には届け出が必要で、届け出があった場合その現地では試掘を行い、遺物が出土すると発掘してその地の記録を保存してからまた埋め戻して工事をするそうです。マンションなどの建て替えなどがあると職員が調査に赴き、周辺の遺跡との関係から当りをつけて試掘するそうです。
 
 現在人が住んでいる場所でも、その地下にはまだまだ多くの遺跡が埋まっている可能性が高いと言えます。専門家の人たちは市内で建て替え工事があると、次は何が出土するかワクワクするのでしょうね。

 ちなみに常設展にもいろいろ興味深い展示物があるので、是非ご覧ください。機会があれば学芸員の方のお話をお聞きになることをお勧めします。(企画展の展示解説は11月29日(日)、12月20日(日)いずれも午後1時半から予定されています。)

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立花トレビアン

2015-11-20 12:01:25 | まち情報

 JR立花駅周辺の8つの商店街が参加する買い物ポイント事業が現在実施中です。その名もオシャレな「たちばなトレビアン」と言います。

  

 12月20日(日)まで該当の商店で買い物すると発行されるポイントシールを集めれば5000円分で1000円の買い物ができるという、還元率20%と太っ腹です。(買物券の使用は26日まで)
 11月7日にはオープニングのイベントとしてイルミネーションの点灯式などがあり、14日のカフェは雨天のため中止になったそうですが、21日(土)にはまち歩きのイベントであるツール・ド・タチバナが予定されています。
 JR立花駅が区画整理され今のような駅中心に道路が放射状に配置されたのが今から80年前のことです。このチラシではエトワール(星)型と表現されパリと同じです。パリと同じという事からこの企画はネーミングされたようで、すべてパリにこだわっています。

 
 区画整理の事は「図説尼崎の歴史」の立花駅誘致のページに記載されています。

 各停しか停まらない立花駅ですが、本当はとてもおしゃれな街ということと買い物にお得なポイントセールをご紹介しました。

追記:11月21日(土)のまち歩きイベント「ツール・ド・タチバナ」が神戸新聞で「立花のパリ化」という記事で紹介されています。

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産業技術短期大学

2015-11-15 08:38:49 | まち情報

 市内西昆陽にある産業技術短大を訪れました。阪急武庫之荘からバスで15分ほど、市の北西部にあります。



 1962年開学のこの学校は長く鉄鋼短大という名前でしたが、産業構造の変化に伴い名称を変えられました。学科も「ものづくり創造工学科」など「ものづくり」をキーワードにした人材育成を担っています。

 171号線沿いですが中は思った以上に広く自然環境に恵まれたキャンパスです。学生数は約450名とこじんまりしており、学生8人に先生が1人という徹底した少人数教育をなさっているそうです。また企業に属する社会人学生が多いのも特徴だそうです。設備も整っておりPCのズラッと並んだ教室は発想を豊かにするため天井が高くなっています。



 今回見学させていただいた中で特に印象に残ったモノづくり工作センターでは、来月開催の大阪モーターショーに出展する「ベンツ」のレプリカを製作されていました。



 1985年に世界で初めて生み出されたガソリン車であるこのパテントカーはトヨタ博物館にあるレプリカを計測させてもらいゼロから学生たちが製作しているそうです。
 ただ鋳造などはプロの手を借りなくてはならず、それも東大阪の工場から無償で提供されたという話もお聞きしました。学生たちのものづくりへの思いが同じものづくりの大人達に共感された結果でしょう。

 前回は古いロータスを改造した電気自動車を出展して話題になったそうですが、今年もおそらく車好きの方たちの注目を集めることと思います。
 
 市内の大学でありながらなじみがあまりなく、知らないことが多かった大学ですが、今回見学させていただいたことで身近になりまた応援したくなりました。学祭や公開講座などあればまた訪れてみたい大学です。

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コミュニティスペース「AMARE(あまり)]

2015-11-10 10:23:25 | まち情報

  阪急塚口駅南側のさんさんタウン3番街6階は以前ご紹介しましたよ うに1978年開業当初はレストラン街だったのが、今は市のサービスセンターや子育てスポットなどに様変わりしています。

 その一角にこの夏、「AMARE(あまり)]というコミュニティスペースがオープンしました。元々尼崎でイベントを企画してきた「尼崎ENGAWA化計画」が元喫茶店を改装してワークショップやミーティングなどができるスペースになっています。



 最近ではみんなのサマーセミナーの来年にむけての実行委員会や「オトナテラコヤ」という大人のために楽しく様々なことが学べる企画をされています。オトナテラコヤでは作文教室やプログラミング講座などがあり、連日あまり広くないスペースが賑わっておられるということです。 

 募集はfacebookなどでということで今まで知らなかったのですが、最近機会があって参加させていただき「たまたまネットで見て遠くから来ました」という方が居られたのに驚きました。案外近くの方には知られていないかもと思い、ご紹介しました。

追記:朝日新聞でも取り上げられています。

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