森永製菓塚口工場はJR塚口駅ちかくにあり、1925年(大正14年)に建設されました。森永製菓はアメリカで西洋菓子の修業をした森永太一郎が1989年(明治32年)に日本の人々にもっと栄養のある美味しいお菓子を届けたいという夢をもって日本で最初の西洋菓子製造所を作ったのが始まりだそうです。
ここ塚口工場ではビスケットの「マリー」や「ハイチュー」などが製造されてきました。上坂部の県民交流広場地域推進委員会が運営する「上坂部ピアッツァ」というサイトによると納涼祭などをつうじて地域との交流も盛んに行われてきました。
その塚口工場が閉鎖され群馬工場へ生産が移管されるというニュースが流れたのが2010年でした。
このたびこの跡地が118億7千万円で、マンション大手の長谷工コーポレーションに売却することが発表されました。約8万4千平方メートル(約2万5千坪)ということで10月末に引き渡されます。駅前ということでマンションに転用されるのかもしれません。
ここは工場見学も人気で予約が殺到していたと聞いています。何年か前に工場見学させていただいたことがあります。創業者の胸像があったり、カカオの木がある温室、また製造ラインではベルトの上を流れるチョコレートビスケットなどが印象的でした。
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