「夏期巡回ラジオ体操 みんなのラジオ体操会」が尼崎市陸上競技場で行われました。
これはNHKラジオで毎朝6時半から放送されているラジオ体操で7月20日から8月いっぱいまで全国のいろいろな会場を回って公開生放送するものです。
尼崎市では市制100周年記念事業として開かれたものです。前日が台風の影響で雨天だったのでお天気が心配されましたが早朝から空が晴れてラジオ体操日和となりました。朝早いこともあってか気温もひんやりとして体操をする前は肌寒いほどで9月も近いことが感じられる朝となりました。
6時に集合してご挨拶とご紹介の後、拍手や掛け声の練習、ラジオ体操のご説明などがあり、6時30分「新しいあさが来た~」の歌でいよいよ始まりました。ラジオ体操第1と第2は音楽が始まると自然と体が動きます。老若何女1500人が同時に同じ体操をして、また市内のあちこちの公園等でも放送を聴きながら体操をされているというのは不思議な感じでした。
本番終了後には体操の要点や留意点などの解説もあり生のピアノ伴奏でみんな熱心に体を動かしました。
放送の冒頭で尼崎市は「スポーツのまち」というご紹介があったようにこの街にふさわしいイベントでした。
阪急武庫之荘駅すぐ南側にある噴水は誕生して今年で45年。尼崎在住の画家「中村百合子」さんのスケッチを元にしてつくられたものだそうです。
なんでもスペインの広場をイメージされていたそうですが実際出来上がったら周りに柳の木が植えられていて中村さんは激怒されたというエピソードが伝わっています。
その駅前を綺麗にしようと毎週土曜日の朝にこの付近をおそろいのゼッケンをつけたボランティアで清掃なさっておられるグループがあります。
噴水を含め駅前をみんなでかっこよくしようと近隣の方々が集まってイベント「噴水祭り」を開催されました。噴水広場は周りから高くなっているので通りかかっても意外と近くに寄る機会がありませんでした。やはりタイルがかなり取れているのがわかりました。
音楽や屋台、ゲーム等があって缶バッジやエコバッグなどの売り上げが寄付されるという事です。
噴水の修復には約300万円ほどかかるそうですが、市民の力でオシャレなモニュメントとして復活できたら素晴らしいでしょうね。
FM尼崎でパーソナリティをなさっておられる三宅奈緒子さんの恒例の写真展が総合文化センターの2階ギャラリーで開かれました。
以前このブログでもとりあげたものですが、
毎週金曜日の午後の菜緒子さんの番組「瓶太・なおこのおしゃべりワールド」は瓶太さんがぬけられて「みやけなおこのあいあいワールド」とリニューアルされました。瓶太さんは笑福亭瓶太からお名前をてんご堂雅楽と改名され(命名は尼子騒兵衛さん)落語生活に区切りをつけ心機一転おしゃべりで生きていかれるという事です。何があったのかは存じませんがケーブルTVの番組も様がわりしています。
奈緒子さんは番組の無いときに尼崎市内を巡られて出会った人たちをご紹介する「尼人たち」、またまちの風景や人々を写した写真の数々をオシャレな雰囲気で毎年展示され、そこには被写体になった人や尼人さんが次々と訪れてこられ、また番組の公開録音の日はその方たちやファンですごい熱気だったようです。以前このブログでもとりあげました。
今年は公開録音には参加できなかったのですが、当日ゲストにはあまゆーずや瓶太さん改め雅楽さんなども出演され楽しい番組が放送されました。
元々瓶太さんのパートナーに決まったことから奈緒子さんはこの尼崎とかかわられるになったと聞いていますが、お1人になられてもそのフレンドリーな雰囲気と素晴らしいセンスでますます尼崎の魅力を伝えて下さる番組を続けていってもらいたいものです。
リニューアルされてからの新コーナー{尼の匠ミ(たくみみ)」では市内のものづくりの企業をとりあげておられ、それと関連してか工場夜景の大きなパネルも展示されていました。
毎年8月8日の夜に阪神大物駅すぐ南側にある緑地公園に設置された舞台で行われる尼崎薪能。雨天に中止になったり途中で降雨で中断されたりすることが多く、それも「船弁慶」が演じられるときには地元では「涙雨」と言われているそうです。昨年は中止、一昨年は途中までで中止になったのが思い出されました。今年は無事晴天でしたが、7月27日の富松薪能が雨天中止だったので心配されました。屋外という事でお天気ののことが一層心配されますので、35年以上市民の手で続けられている裏にはたくさんのお力やご苦労があったことと思われます。
当日は日中が猛暑だったのですが、会場に着くと意外にも涼やかな風が感じられ、午後7時ごろの火入れ式が終わると煩かったセミの鳴き声も止み、暗くなっていくにつれ全く暑さを感じなくなってきました。
船弁慶は舞台が尼崎・大物の浦ということで、まさにその時代には海が広がり、ここから義経主従が船出したのだという歴史が思いだされました。
前半は静御前との哀しい別れで静が舞を舞います。後半は海上での平知盛の亡霊が現れ、鼓や太鼓の演奏を背景に亡霊との激しいやり取りが繰り広げられますが、弁慶の呪文で霊は退散していきます。静の舞や海上での霊との戦いなどの場面では、詳しいストーリーは分からないのですが、何百年も続けられてきた能の美と迫力を感じ取ることができました。
能という世界に誇る芸術がこういう形で地元で長い年月大切に続けられていることは誇りに思えます。
「みんなのサマーセミナーin尼崎 2016」が開催されました。8月6日(土)・7日(日)という日程は猛暑の上、オリンピックや高校野球などとも重なり、「家でテレビを見ていた方がいいわ」となりそうでしたが、会場となった旧聖トマス大と百合学院にはマナビを求めるセンセイ、セイトが大勢集いました。
旧聖トマス大の学生会館には100周年記念の絵葉書コンテストがあったり、実物大(?)の尼崎城を描いた幕が屋上から降ろされたり、市制100周年ムードも高まってきていました。
普通の人が自分の好きなものをみんなに教えるといった授業が教える方も受ける方もワクワクします。
他にも市長が語る「実録24時」、子どもたちに人気のお絵かきや工作などなど昨年より講座数も大幅に増え、同じ時間にたくさんの課目が並び、どれもこれも受けたい授業がいっぱいで、ある意味悩ましい限りでした。
ただ校舎が隣りとはいえ2か所に分かれていたので、ついつい移動しない選択をしてしまうということがありました。また旧聖トマス大のこの校舎が来年も使用できるのか、来年第3回が実施されるのかどうか、気になるところです。
カフェテリアで食事をとり、昼休みにはフォークダンスに興じたり、と楽しいキャンパスライフも送ることができました。
しかし残念ながら、この旧聖トマス大は看護学校や教育委員会などの市の施設にかわっていくのが予定されており、それはそれで有効に活用されるのでしょうが、ちょっとバラバラ感があって残念です。市民がこんな風に自由な感じで使えるようになったらと思えました。