寺町近くにある尼信会館で忍たま乱太郎「忍者と侍の世界展」が開催されています。(6月19日まで)
これは尼信創業95周年記念特別展として忍たま乱太郎の作者である尼子騒兵衛さんが蒐集された忍者に関係する資料と同館の所蔵品が展示されているものです。
以前尼子騒兵衛さんの講演で手裏剣などを集められていることはお聞きしましたが、これほどのものとは思いませんでした。忍者マンガや映画でおなじみの手裏剣やまきびしだけでなく鎖かたびら、編笠また火縄銃まで展示されています。これが複製なのか実物なのかとか所蔵者に関する説明などが無かったのは残念ですが、なかなか他の博物館などでは見られないような資料を拝見させていただきました。
また1階では「有名画家によるグリム童話展」が開催されており尼子騒兵衛さん他有名な画家さんによるグリム童話の原画が展示されています。
尼子騒兵衛さんの「7匹の子ヤギと狼」では狼に襲われて隠れる子ヤギたちのなんともいえない表情に思わずニヤッとさせられます。
2階は常設の「城下町・尼崎」という尼崎の歴史の展示、「コインミュージアム」では世界の通貨、そしてこの会館に隣接する世界の貯金箱博物館では珍しい貯金箱の数々が展示されています。
阪神尼崎駅からすぐのところで寺町を巡ってこれらの展示を見た後は阪神線の北側の商店街まで足をのばされることをお勧めします。
稲村市長の車座集会『自転車を「都市課題」から「都市魅力」へ』に参加しました。
冒頭にこのテーマに尼崎市が取り組んできたことの説明が市長からあり、自転車の問題は①不法駐輪②盗難③交通安全あって、①では県下ワースト10のうち5駅が尼崎市内。また②では街頭犯罪の約半数が自転車盗難であること。③では人身事故の約4割が自転車関連。 これらを解決するため庁内では縦割りではなくプロジェクトチームで取り組まれそれぞれ少しずつではあるが効果は上がっているということです。
駅近辺の業務は一体化することで武庫之荘南や立花駅など放置自転車はかなり改善されているようです。また自転車レーンの設置やバリケードの改善、犯罪の分析による防止活動、自転車事故マップの作成などが紹介され、尼崎市の取り組みを知ることができました。
また質疑では出席者の方の意見をボードに自ら書き込まれ真摯に応対されておられました。参加者が10数名と少なかったのは非常に残念です。直接話をお聞きするこういう機会はあまりないのでもっと近辺に告知するなどしてほしかったものです。
自転車は尼崎市では便利に気持ちよく暮らすための必需品です。皆がルールを守って、タイトルのように尼崎市が自転車を通じて魅力的な街になっていけば嬉しいこと限りないと思っています。
昨年閉鎖された聖トマス大学、今年はみんなのサマーセミナーの会場に使われるということでご紹介します。
市のHPによりますと大学の一部を市が購入し、建物や図書館の蔵書などは寄贈されたそうです。そしてその建物などがどうなっていくかというと老朽化して改修に費用がかかるものなどは解体され、活用できるものには看護専門学校、教育総合センター、青少年センターの機能を移していくそうです。
現在は一部工事の車両が入っていたり、倉庫になっていたりしているようです。
ここの一部が「みんなのサマーセミナー2016」の教室としてこの夏使用されます。もう学生さんがいなくなって寂しい状態ですがホンマの大学だった所に2日間ですがセンセイやセイトがここに集ってみんなでベンキョウできるのはワクワクしますね。
南側へ回ってみたらおしゃれな住宅が並んで建っています。奥に見えるサピエンチタワーは聖トマス大学のシンボルだった建物で教育総合センターになるそうです。
このあたりまでが大学の敷地だったのですね。交通はちょっと不便ですが静かな環境です。でも学問の聖地だった所がこういう風に切り売りされていってるのは複雑な気持ちがします。
尼崎に伝わる不思議な話を100集めてご紹介する「尼崎百物語」(神戸新聞総合出版センター)が先月出版されました。
地区ごとにマップもありその場所にゆかりの歴史や言い伝えなどを見開き2ページあるいは4ページで合計100紹介されています。
古くは大物遺跡、最近では尼子騒兵衛さんが子どもの頃に聞いた話まであります。歴史的な文献から高校の「お年寄りに聞く」というような書物からの話もあります。
紹介されている関連の人物も菅原道真、豊臣秀吉、弘法大師、行基、吉備真備など教科書に出ているような面々です。
秀吉のエピソードなどは本当とは思えないものの、長洲に伝わる道真が九州へ流される途中のムラ人との話など読むと、そういう言い伝えがあるということはそれだけこの近辺が人が行きかう重要な場所だったことが分ります。
それほど広くない尼崎市に伝わる100の話、近くにその標を見ることが出来るというのはちょっと自慢できるのではないでしょうか。ご近所の祠など探してそのお話を人に話したくなりました。
JR塚口駅東側すぐの森永製菓工場跡地がどんな風に変わったかを見に行きました。以前の様子はこのブログでもご紹介しています。
駅に直結してスタバなどが入ったビル「ビエラ塚口」、駅前にはロータリー、すぐ隣の複合施設「ミリオンタウン塚口」にはスーパーや医療施設という風に少し前の塚口駅とはうって変わった便利な空間になっていました。
マンションや戸建ても一部は入居済みで大阪まで10数分という地の利をいかした人気物件のようです。
4月9日に開かれた「まちびらき」に子どもたちの手形で描いた桜のアートも見られました。
構内に住民のための森も出来るという事ですが、JR線の西側には上坂部西公園もあって周りは緑の多い環境です。
JR尼崎駅北側もそうでしたが、建築物が建っていくスピードは思っていたよりも速く、どんどん風景が変わっていくのに驚かされます。
若い子育て世代が流入されることは嬉しいことですがその世代の方たちの期待を裏切らないようなまちでありたいものです。