あまがさき情報局

尼崎在住40年。尼崎に関する話題その他をご紹介したいと思っています。

塚口サンサン劇場の本が出版されました

2024-05-25 11:48:31 | まち情報

 
 阪急塚口駅すぐ南側さんさんタウン1号館の1階&地階にある塚口サンサン劇場はちょっと変わっていて知る人ぞ知る映画館です。その本が出版されました。


 サンサン劇場のあるさんさんタウンは1978年再開発事業で建てられたもので1・2・3号館がありました。3号館は建て替えられてSOCOLA(ソコラ)というマンション+商業施設になっています。
再開発以前ここにあった塚口第一・第二・第三劇場が再開発ビルに入りました。古い映画館のことはうっすらと記憶しています。その当時は市内各所に映画館(〇〇東映みたいなの)が残っていたように思います。

 今では映画館と言えばほとんどがシネコンになっていてここのような独立系の映画館は厳しい経営を強いられています。このサンサン劇場も一時経営の危機に陥ってたそうですが、ユニークな上映方法や音響設備の導入などを経て日本全国からお客さんが来る映画館となっています。そういったお話がこの「まちの映画館 踊るマサラシネマ」(西日本出版社 1500円+税)に劇場の戸村文彦さんによって書かれていますので是非お手に取ってみて下さい。

 特別対談として作者の戸村文彦さんと立花・小林書店の小林由美子さんの対談も載せられています。まちの映画館とまちの本屋さん、これからも応援していきたいと思っています。

コメント

立花・小林書店が5月末で閉店予定

2024-05-17 13:42:48 | まち情報

 立花商店街の北の端に位置する「小林書店」は映画になったり書籍になったりして小さいながら存在感を示されてきました。店主の小林由美子さんのキャラで立花、いや尼崎にとってかけがえのない町の本屋さんでした。「ビブリオバトル」や「コバゼミ」などのイベントでは初めてのお客さんには「えっ!ここでやるの?」みたいな小さなスペースですが、店内いっぱい人であふれたりもしました。
 

 その小林書店さんがいよいよ5月末での閉店を決められました。尼崎市内では三和本通商店街の一角にある「三和書房」さんが5年前に、阪急園田駅前のダイハン書房さんが昨年、残念ながらそれぞれお店を閉められました。
 昔はどの町にもどの駅にも本屋さんが必ずあったように思います。今でも都心やモールには大手の書店が残っていますが小林書店のような町の人たちに密着した小さな本屋さんがなくなっていくのは寂しいと思っています。

 子どもたちが自由に色々な本に触れることができて、大人にとってもAmazonなどとは違ってじかに手に取ってみたり、表紙を眺めたりできる空間は大切にしていって欲しいものです。
 写真は先週行われた「コバショでビブリオ ファイナル」終了後の店前の様子です。閉店を惜しむ声がたくさん聞かれました。

 ※店頭の貼り紙によりますと最終日5月31日(金)正午~午後5時までお礼の会があるようです。本当にお疲れさまでした。

コメント