午後5時

ついに、5日間続いた雨が、やっと上がった。今朝はフェイントをかけられて、ぬか喜びしたが、日中ずっと雨模様。
それが予報通り、ついに明るくなってきた。

15分ほど前に元気で戻ってきた超老ジンズに夕食を提供。すると、私は一段落。いつの間にか、娘とワイフが戻ってきて、二人で「漁火（いさりび）」という、露天風呂から日本海を目の前に眺めることのできる日帰り温泉に行ってきたらしい。

明日は清八会、明後日は村のゴミ拾いと江掘り人足。お天気は良好。

パンを待つ

長崎五島列島で作っているパンが、金沢の会社を通じて佐野温泉の小さな売店に届けられる。どういう因果があるのか、はるか遠くまでやって来るもんだと不思議で仕方がない。佐川急便の配達の兄ちゃんが大きな荷物を抱えて入って来るのを待っていた。

「お昼のバイキングランチ始めました、980円」というチラシを見て、佐野温泉の食堂に入った。今日は入らずに、大安寺街道途中で見かける、たった一軒の「蕎麦屋」に行くつもりだったが、売店のねーちゃんが、配達状況を調べてくれたので、しばらく待つために、バイキングならいいか、と。

すると、その豊富な田舎料理メニューを作っているおばちゃんが、「あらまあ！」といきなり、親しげに私に挨拶する。見たことがあるけど、誰かわからない。名札の「山本」というのを見ても、思い出せない。「ほら、ローソン！」
ああ、そうか、しょっちゅう行きつけにしていたローソンで中年二人組みで働いていた、おばさん（といっても、きっと私より若い）。

彼女は、こんな料理を作るのが好きで、やって見たかったのだという。15種類ほど並んでいた。どれも、いい味していて、私の口にあう。和風の田舎料理はいい。野菜は材料費が安くつく。せいぜい、肉料理は鳥の唐揚げ。味噌汁も美味しい。ほとんど老人ばかりの利用客だから、この昼のバイキングはヒットだ。他のメニュウは値段だけ一人前だが、ろくなもんではない。

だから、利用してもタコの唐揚げ（500円）とコーラー（200円）だけにしようと考えていたところだ。そのタコの唐揚げも量が非常に少ない。せいぜい350円で十分、と不満だったが、ランチバイキング980円は値打ちがある。

暗い日本海

もう一つ、二つ、日本海の景色を。小雨交じりの冷たい風が朝鮮半島方面からやって来る。
「消防署方面」ではない。

日本海の波

5日間も嶺北北部と加賀地方に雨を降らせる日本海の現場を見るために、高巣の海までやってきた、というわけではないのだが、つい小一時間ほどの時間つぶしに、佐野温泉からほんの10分未満、車を走らせたら、海に出てしまったのだ！

途中、街道筋に白い梅ではなく、ピンクの花が咲いている木を2本ほど見かけたが、通り過ぎた。あとは、何にもない。T字の交差点にコンビニがあって、民家はあるが、私の目を引くものはなく、海があるだけ。

強い風が冷たくて、蒸し風呂で温まった体を芯から冷ますばかり。

マイケル・J・フォックス

「The Good Wife」というアメリカの法廷ドラマの3シーズンあたりから、時たま登場する小柄な中高年弁護士、それも変な動きで裁判官や相手弁護士の注意力に水をさすという、妙な法廷戦術を繰り返すという役で登場する。

最初、「Back to the Future」の彼だと気がつかなかった。なんと言っても、オッサンになってるから、ね。

春メロン

この春、お気に入りのオオカワパンの「春メロン」。名前もいいし、見た目もいい。しかも、美味しい菓子パン。しっとり感もあるし、甘さもいい。朝、台所で立ち飲みでコーヒーを一口すするとき、絶好の「お供」。もちろん、多くて半分、普通は3分の1程度、ペティナイフで切って、口に放り込む。

パンは、先日買った（昨日で無くなったが）長崎五島列島で作っている手作りパンが、めちゃくちゃお気に入り。なぜか、例の佐野温泉の売店にあった。試しに買ったのだが、もちもち感が半端じゃない。2回目に行った時は全部売り切れてしまっていた。

今日辺り、3回目に出かけたい気分だから、あれば買ってきて、紹介しよう。大安寺街道の梅の花を、もう一度写真に撮りたい。しかし、あの道は昔から狭くて、車を一時的に止める場所がほとんどない。交通量は多いので、下手に止めると迷惑がかかる。あっと思っても通り過ぎるしかないから、残念なことが多い。

まあ、そこをなんとか。

予想外の明るさ

By Yahoo : [ 5c/10c/20% 93P67K ] 曇り時々晴れ

昨夜の詳しい地元お天気予報に反して、予想外に夜明け前から空がドンドン明るくなってきている。確か、今日も半分は雨で、明日の土曜日から本格的な回復とのことだった。

しかし、空も4日も雨が降り続くと飽きたに違いない。実にありがたい。東の空が明るいというのは、なんとも気が晴れる。

さあ、春メロンを一口かじって、カメラの電池を入れ替えて、コーヒーを一口すすって、起き出した長老ジンズの部屋のストーブの石油を補充し、コタツの電源を入れ、テレビのコンセントを差し込んで、お湯を電気ケトルで沸かしながら、まず、スープやパンなど用意して、老人の朝食作りを始めるとするか。