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安倍首相談話“同盟の絆を取り戻す」”とは「日本を米国に取り戻す」なのか!?

2013-02-22 07:30:06 | 国際・外交(日米関係)

神州の泉 より
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2013/02/post-52eb.html


2013年2月21日 (木)
 

安倍首相談話“同盟の絆を取り戻す」”とは「日本を米国に取り戻す」なのか!?

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安倍首相、米国へ出発 「同盟の絆取り戻す」

2013年2月21日 18時23分(東京新聞Web版より)

 安倍晋三首相は21日夕、羽田空港発の政府専用機で米ワシントンへ出発した。
現地時間の22日午後(日本時間23日未明)、ホワイトハウスで政権復帰後初の日米首脳会談に臨む。
米国訪問に先立ち、首相は
「揺らいでいる日米同盟の強い絆が戻ったと強く内外に示す会談にしたい」
と官邸で記者団に語った。


 環太平洋連携協定(TPP)については
「聖域なき関税撤廃を前提とする以上、TPPに参加しない。それにのっとって判断したい」
と述べた。
国内農業などの保護のため「例外」品目が認められるかどうか首脳会談で米側の感触を探る。

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米国訪問に先立ち、安倍首相は二つの目的を簡単に述べている。
ひとつは、日米同盟の紐帯を強化する意向であり、
もう一つはTPPにおけるオバマ大統領の“出方”を探るということらしい。
もっとも、日米同盟の強化とTPP参加は別々のニュアンスではなく、本質的にはセットになっている。
なぜなら両者とも対米従属の典型的な表れである。

 政治家は一般人と違って公人であるから、公的な場所で発言される言葉は必然的に公的な意味合いを帯びるが、その中でも最高統治者である首相の発言は最も重い。
この意味で小泉純一郎元首相の暴言・奇言は歴史に恥をさらすことになったが、安倍首相の場合はその手の滅茶苦茶な言い方はしない。
しかし、首相になった者の宿命として、公に発言されたあらゆる言葉は、重く受け止められ、深読みされることは避けがたい。

 日米首脳会談に当たっての安倍首相の言う「日米同盟の絆を取り戻す」は、属国日本の対米従属の属性をより強力に強化するということでしかない。
その意味するところは、冒頭に掲げた(パロディスト)マッド・アマノ氏のコピーにあるように、“日本を米国に取り戻す”なのである。

 とくに小泉政権以降、日本が米国に隷属することで圧倒的な不利益を蒙り続けているが、
これで利益を得ている日本の買弁勢力は、自らが米国に都合の良い方向に政治や経済を誘導する。
この中でTPPに日本が参加することは、自ら奈落に飛び降りるようなものであり、
これまで築いてきた日本の風土、環境、商業習慣、食習慣など、日本の文化と国柄(くにがら)を完全に破壊するだけである。
TPPについては様々な方々が警鐘を鳴らしているが、
国会討論会では「聖域なき関税撤廃」のみが不自然に強調され、
ISD条項やラチェット規定(いったん決めたら、やり直しできないという、米国側の勝手な取り決め)など、
日本にとって最も強大な危険を秘めている部分の論議はおろそかにされている。

 こういう曖昧さの中で、TPPの話題を米国大統領と行うことは危険である。思わぬ言質を取られかねない。
主従関係にある日米二国間の宰相同士が会談をするとき、“従”の立場である日本が宗主国のリーダーに会いに行くということは、必ず手土産(貢ぎ物)を必要とするが、
安倍首相がオバマ大統領に手渡す手土産が気に掛かる。
会談には裏と表があって、表のニュースには安倍首相の手土産が何であるか出てこないからだ。


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