本編-1【2022年3月3日いわんかな#57】渡辺惣樹,馬渕睦夫,高山正之/プーチンの本当の狙いは。
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11日までの週にテクノロジー株から1400億円流出、今年最大
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極端なリスクオフ、株や債券、MMF、金から資金引き揚げ
投資家は極端なリスクオフムードの中で株式、債券、マネー・マーケット・ファンド(MMF)、金などあらゆる資産クラスから資金を引き揚げたと、バンク・オブ・アメリカ(BofA)のストラテジストがEPFRグローバルのデータを引用して指摘した。
BofAによると、5月11日までの週にはアップルを含めテクノロジー株から今年最大の11億ドル(約1400億円)が流出した。流出規模は金融株の26億ドルに次いで大きかった。
マイケル・ハートネット氏らストラテジストは「脱出が始まった」とした上で、「本物の降伏とは、投資家が選好している資産を売ることだ」として、アップルと大手テクノロジー株、プライベートエクイティー(PE、未公開株)、ドルを挙げた。暗号資産(仮想通貨)と投機的なテクノロジー株の下落は今やインターネットバブル崩壊や世界金融危機に匹敵すると指摘した。
アップル株は今週だけで10%近く下落し、弱気相場入りした。