国民がやる気を失ったところで、やる選挙。
誰がこの選挙に関心を持っているのだろうか。
国民はこの選挙で言質を取られるだけ。
『あの時入れたじゃないか』と。
国民は自民党に入れるしかないように仕向けられている。
安倍の作戦勝ち。しかし民意は反映されない。
国民は選択肢を奪われている。
09年民主党圧勝からはや5年。あの時の民主党の悪役は、前原にしろ、玄葉にしろ、死んだふりをして国民の前に出ないようにしている。彼らがテレビに出ると民主党の体質が思い出されてしまうから。
小沢と鳩山が抜けた民主党が、何かできるのだろうか。菅と野田の顔は見たくもないというのが、国民の本音ではないか。民主党が勝てるとも思えない。
みんなの党は解党した。野党潰しは着々と進行している。
維新の会は橋下と石原というトンデモ政治家によって牛耳られている。
安倍は国民が最も判断しにくい時を選んで選挙を打ってきた。
入れたい党はない。かといって消去法で選んでもどこも残らない。
小沢が出ればマスコミはまた叩くだろう。
ものが言えない窮屈な世の中にならなければいいが。
白票を入れるというかすかな選択肢が残されているだけ。
投票はしたいけど、入れるところがない。
自民党がずるいのはそれを狙って選挙を打ってきたということ。
白票は制度的には無効だが、そうせざるを得ないところにこの国の異常さが現れている。
それは小泉改革以来のこの国の異常さの帰結であり、アメリカの子分としての道だけしか残されていない安倍政権が、その異常さを隠すためのカモフラージュである。
「反日中韓」を操るのは、じつは同盟国・アメリカだった! (WAC BUNKO) | |
馬渕睦夫 | |
ワック |
上の本がベストセラーになっているようである。
このような本は今まで一部の人には人気があったが、それが国民全体に共有されることはなかった。
しかし今や多くの人が、この国の異常さに気づき始めているのではないか。