朱の徒然

変形性股関節症の76歳

読書会「父の生きる」伊藤比呂美 解説・平松洋子

2017年08月25日 | 日記

 今回は、N新聞で人生相談を担当して20年の、詩人伊藤比呂美の実親・遠距離介護の3年半の記録本でした。

 「一気に読んだ。良かった」という方もあれば、「伊藤比呂美は愚痴が多いね。本当の介護は地獄よ(姑がアルツハイマーだった)」という方もありました。  

 辛い介護とは、排せつ物の始末だけということを考えれば、伊藤比呂美のカリフォルニアの生活と、東京での仕事、と熊本の父親宅訪問の3拠点での暮らしは、多忙な中での精いっぱいの親孝行だったのでは?

 私達は、全員が親を見送った世代。作品の最後に「親の介護とは、親を送るということは、自分の成長の完了。大人になり終えるということ」と書かれていました。今、伊藤比呂美は61歳。年の離れた英国人の夫も すでに見送っている。

 読書会の70歳前後の会員全員に、まだ夫がいる。これから、団塊世代の老々介護という前人未到の老いた心身での日常世界に突入するんですね。  ガンバロ!、 仲間たち! 

 伊藤比呂美は一人娘。 私の知る限り、一人娘で育った方々は、姉妹間の競争にさらされていないので、皆人柄が良く、おっとりしていて、付き合いやすい。他人を批判しない。 一人で楽しみ、ひとりで考え、一人で世に出たんだものね。親の介護も一人でと思うと、悲しみも一人で乗り越えてきたのねと、肩を抱いて ねぎらいたくなりますね。

 

                                   

2姉からのハス。茎は、みそ汁で故郷を想い、葉っぱは、飾ってみました。台所の「ピカチュウとカエル少年」の日よけとリビングの「フィカス」の上にも拡げてみました。

 

 

 

 お中元とは別に、長姉と3姉から沢山のお菓子が・・。

 甘党GIは、大喜び!有り難う! 親の看取りも近くの姉ちゃん達には 苦労かけたね。有難う!感謝してるよ!

 

 

 

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