2月末が期限の招待券で 映画「日日好日」を観ました。まだ観客は多かったね。
私、高校時代茶道部でした。大人になっても、結婚しても、しばらくは習ってました。
そして、決心しました。私の人生に、茶道は無理・・・と・・・。誰のせいでもない、悩まず一人で決めたことでした。
だって、月謝が高い。最初の昇進の入門・小習いのお礼からして 高い、時々の茶席も 高い、そして、着物も勿論 高い・・・。こんな高額の趣味は私の人生には無理・・・と・・・ 諦めました。(多分 分相応にと 親や周りに 無意識に育てられたんでしょうね)
だから
この映画は、多分すぐにTVで観れるし、原作の森下典子のエッセーの様に 呑気な茶道教室の話だろう 茶の間で観るに相応しいと思ってました。やっぱり そうでした。
樹木希林の実妹様の家で撮影されたという茶道教室は、素敵でしたあ。四季折々の風景とお点前と掛け軸も、うっとりと眺めました。
(現在の我が家の掛け軸は、1本のみ。 かっては時々変えてましたが、娘が嫁いで正月に二人で初挨拶に来てくれた時、突然 朝日が描かれた目出度い掛け軸が落ちました。姑は病、GIは海外勤務、息子は結婚して別所帯、一人ぼっちの正月でした。
そういえば、母は普通の家庭の掛け軸は変えるものじゃない、代えるのは床の間の花瓶と花と言ってたのを想い出して、即 朝日柄や他の掛け軸は捨てました。それ以来、不吉なことは なしです。どんな時も素早い決断って必要ですね)
映画を観ながら、F子様を思い出しました。呉服屋に勤めながら お茶とお花を習い続けたF子様は、今は御自宅とお寺と女子高で お茶の先生を・・・。偉いねー、ただ、家庭は、手に入らなかった・・・きっと彼女にも決断の時って 何回か あったんでしょうね・・・。
映画では、私が茶道=金で悩んだようなことなんて全く出てこず、お嬢様が、素敵な鶴見辰吾パパが亡くなったら激しく悲しんで、45歳にもなって 一人残されたママへの思いやりはどうした? と思いました。
この映画は、樹木希林の遺作に相応しい 樹木希林中心の茶道映画でした。
私は、今でも、着物姿でお稽古帰りらしい方々をお見掛けすると、羨ましくって・・・。どうか、ステータスを誇示したかったら茶道ですぞ!! それにしても昔は、表や裏の千家の方々のマスコミ登場がよくあったんですがね。
今夜の我が家の夕飯は、昨日の豚しゃぶしゃぶの残りで おじや。バレンタイン・チョコは、チョコタルトにしました。
GIの渾身の大根。これで結構味噌汁の具や酢の物に重宝するんですよ。
繁った葉の下でクリスマスローズの花が咲いてました。謙虚だね。
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