赤峰和彦の 『 日本と国際社会の真相 』

すでに生起して戻ることのできない変化、重大な影響力をもつ変化でありながら一般には認識されていない変化について分析します。

新型コロナウイルスの鎮静化に役立つ一つの方法 コラム(324)

2020-03-17 14:23:36 | 政治見解



コラム(324):
新型コロナウイルスの鎮静化に役立つ一つの方法



昨年の秋に家族がリウマチになりました。リウマチは自分を責める暗い想念が肉体をむしばみ痛みを引き起こします。家族に「過去の出来事にとらわれ強く後悔し、自分を追い込み責めるのはやめなさい」と優しく話をしました。家族がその話を素直に受け入れてくれた翌朝には症状が劇的に治っていました。心のあり方と病気には明確な相関関係があることを改めて思い知らされました。

そんな病気のメカニズムを知ってはいても、春先になると筆者には軽い花粉症の症状がでてくるので、「新型コロナウイルスなど恐れるに足らず」とはとても言い難いものがあります。

そのような矢先、長年親交のある物理学者の齋藤威氏から、タモギタケというキノコの成分であるエルゴチオネイン(EGT)が、「ウイルス感染に因る疾患の進行や重症化、持病の悪化や致死を防禦することができること、たとえ感染したとしても、重篤化せず回復するのであれば、感染の恐怖心から免れて生活の日常性を取り戻すことが出来る」という趣旨の文章が寄せられました。

これを読んで筆者は信頼に値すると感じました。なぜなら、その論文はウイルスと免疫システムの関係を明確に解き明かしていたからです。要点を列記しますと・・・。


① 生体はウイルスや細菌に感染すると、白血球(好中球)を活性化させて活性酸素を生成し、ウイルスや細菌を消去する(貪食作用)。通常では、余剰の活性酸素は体内の多様な還元酵素により無害化される。

② しかし、ウイルス感染で、短時間に大量の活性酸素が生成(Respiratory Burst・呼吸バースト)されると、自己の防禦・免疫システムでは処理できなくなる。

③ 活性酸素は、体内で強力な酸化力をもつヒドロキシラジカル(以後OHラジカル)に変化し、脂質過酸化の連鎖反応を開始させ、酵素タンパク質やDNA塩基を修飾し、疾患を発生、重篤化、致死をひき起こす。

④ ウイルス感染による重篤化や致死の原因はウイルスではなく、自己の免疫システムが生成した活性酸素である。

⑤ 新型コロナウイルス感染では高齢者の重篤化と致死が目立っている。持病を持つ方は、多量の医薬品投与により、体内で既に大量の活性酸素が生成されている。

⑥ ウイルス感染とその治療薬の投与により、さらに活性酸素が追加され、重篤化が進む。

⑦ 一方、健常者の免疫システムは、活性酸素の生成も活発でウイルス消去能力も高いので、肺炎が顕在化する確率は低くなる。

⑧ 過剰の活性酸素は、他の部位(消化器系、心筋系、腎臓、膵臓、多臓器不全)に 疾患を突然発症させる可能性がある。この場合、発病と感染ウイルスとの関係が見落とされがちになる。

⑨ EGTはOHラジカルを瞬時に消去して、疾患の重篤化や致死を防禦する。EGTは高齢者の重篤化だけでなく、若者の疾患発生を防禦することができる。

⑩ EGTはOHラジカルに起因するあらゆる疾患の発生と悪化を抑制する。放射能障害、放射線治療や抗癌剤治療における副作用、手術(虚血再灌流)における心筋障害、大気汚染物質に因る呼吸器障害や性機能障害、水銀・カドミウム障害など、これらの障害の発生はすべてOHラジカルの酸化ストレスに起因する。

⑪ 抗ウイルス剤や抗菌剤の開発は、ウイルスや細菌がすぐに変異するので、イタチゴッコになっている。これに対してEGTは、自己の防禦・免疫システムが制御できなかったOHラジカルを消去するので、ウイルスや細菌が変異しても効果は変わらない。

⑫ EGTは発症してしまった疾患を治癒する医薬品ではない。発症の原因となるOHラジカルを消去することで、結果として、多種多様な疾患の発生を予防し、疾患の進行を抑制する。



そして最後に、「EGTの機能性と有用性は、正統派研究者も、医学や薬学の研究対象とすべきだと考える。EGTの日常的利用と医学的利用は、ウイルス感染の拡大から日常性を取り戻す一つの選択である」と結んでいます。


新型コロナウイルスに対する治療法が未だ見いだせない状況にあるとき、免疫の観点から解決方法を示唆した齋藤威氏の論点は非常に重要だと考え、当ブログに掲載した次第です。

詳細は、別サイトに掲示する「ウイルス感染とエルゴチオネイン」でご覧いただけます。


なお、参考ながら、新型コロナウイルスの今後の動向について、齋藤威氏は以下のような見解を寄せています。


コロナ騒ぎは、早々には収斂しない。

7月に入って収斂しそうに見えても、コロナは、秋から再び中国発の波が襲う。ウイルスの遺伝子型も3種類に増えて、医薬品開発はイタチゴッコになる。

現在は、高齢者や持病モチの重篤化ばかりが目立っているが、ウイルスによる重篤化の本質は若者にあり、今後、若者の重篤化が顕在化する。疾患は、肺だけでなく他の臓器(心臓、膵臓、腎臓、脳)にも現れる。

何故か? 三つの理由がある。

① 中国が掻き回しているアフリカは、実体は、深刻な状況だと思う。アフリカの特殊環境で育成され変異したウイルスは、中国人がもちかえって、第二波の感染源となる。

② さらに、中国の企業が再開しても、約半数の農民工は戻っていない。彼らは、都会で感染するより、賃収入が無くても農業を選んでいる。農村は人口密度が少ないので、ウイルスからすれば、増殖しても他へ移ることは意味が無いので、増殖しないで(検出できない)、体内に留まることになる。ヒトよりも牛や馬など家畜の密度が大きければ、ヒトから家畜に移って変異して増殖する。秋になると、中国政府は安全宣言するだろう。しかし、新新型コロナに感染した農民工が、都会(工場)に戻ってくる。

③ 中国には、約1億人の国籍の無い人が、極悪環境の中で底辺労働に従事している。彼らの深刻な状況は検査の対象ではないし、報道されていない。中国では当局の発表でも毎日大小800件(年20万件)の暴動が起こっている。今秋はもっと増えるだろう。警察が鎮圧に向かうだろうが、この警官や兵士たちがウイルス感染して都会に帰ってくる。



真摯に研究を重ね、自分の研究成果を社会に生かそうとする齋藤威氏の情熱が何らかの形で、人びとの役に立つことを期待しています。引き続き彼の活躍を応援したいと思います。



  お問い合わせ先 akaminekaz@gmail.com【コピペしてください】

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