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赤峰和彦の 『 日本と国際社会の真相 』

すでに生起して戻ることのできない変化、重大な影響力をもつ変化でありながら一般には認識されていない変化について分析します。

コラム(41) マスコミが報道しない大多数の国民の声

2015-09-01 00:00:00 | 政治見解



コラム(41):マスコミが報道しない大多数の国民の声

民主主義の本質を誤ってはならない

民主党や共産党は国会で自分たちの主張が通らないと、必ず市民グループを立ち上げて国会の外で反対運動を展開します。これは、民主主義の根幹から離れた行為であるとともに、国会議員としての無力さを表しているように思えます。

現代の民主主義国は自由選挙によって選ばれた議員によって多数決の原理が用いられる、間接民主主義によって運営されています。したがって議会で議決されたことは民意を体現していることに他なりません。

それにもかかわらず、議会で主張が遠ざけられると「多数の横暴だ」と叫んで暴力で抵抗したり、審議拒否をしたり、あるいは街頭行動で圧力をかけて決議をひっくり返そうとします。

たとえば、日本共産党の下部組織であるSEALDsの代表は、デモの最中に「勝手に決めるな」と叫んで、選挙で正当に選ばれた議員による議決を否定します。これは民主主義を否定する行為に他なりません。


無責任な言葉を発する文化人の実態

しかも、マスコミ(朝日や毎日などの反体制メディア)は、「決めるのは私たち、主権者は私たちだという叫びである」、「人々が主権者である社会は、選挙によってではなく、デモによってもたらされる」、「日本で新しい民主主義がここ国会前で始まっている」などと知識人や文化人、学者を自称する人たちの言葉を引用して扇動しています。

彼らの実態は60年安保や70年安保の時代に、自己実現をし損なった学生の一部が今では国会議員や学者になったり、マスコミや法曹界に入り、いまだに反体制発言をしている人たちなのです。


本当の国民の声は選挙結果に表れる

マスコミの最大の欺瞞行為は、一部の反体制活動を大きく取り上げ、これを「国民の声」と報道することです。しかも、「自由と民主主義を尊重」と言いながら、彼らの意見と異なるものには激しく攻撃し、言論封殺を図ります。

それに疑問を持つ人たちは声を発することができなくなります。それをいいことに、国内全体が反体制一色に染まっているかのように報道するのです。

しかし、2012年、2014年の総選挙、2013年の参議院議員選挙結果に示されたように、圧倒的多数の国民が民主党や共産党を拒否したのです。

マスコミの後押しにも関わらず、国民の支持を得られなかった野党は、この事実を厳粛に受け止めるとともに、真の民主主義国家の一員としての姿勢を示していただきたいと思います。



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