コラム(350):
コロナ感染の重篤化と後遺症を抑制するEGT
日本での新型コロナウイルスの感染者数が累計で40万人を越えようとしています。緊急事態宣言の効果で直近の感染者は減少傾向にありますが、重症者の増加と回復後の後遺症の増加が新たな課題になっています。
当ブログでは昨年の3月に、「新型コロナウイルスの鎮静化に役立つ一つの方法」のなかで、
長年親交のある東大宇宙物理学元教授の齋藤威氏の、
「タモギタケというキノコの成分であるエルゴチオネイン(EGT)が、ウイルス感染に因る疾患の進行や重症化、持病の悪化や致死を防禦することができること、たとえ感染したとしても、重篤化せず回復するのであれば、感染の恐怖心から免れて生活の日常性を取り戻すことが出来る」
という趣旨の文章と論文サイトをご紹介をいたしました。
あれから一年、齋藤氏は問い合わせ対応や聞き取り調査から「感染前期と感染後期の対処法は違う」という見解に基づいての改訂版を作成し、それを当ブログに寄稿していただきました。
大変示唆に富む論文ですので、論文専用のサイトを設定しました。ご関心のある方は以下をご覧ください。
「新型コロナウイルス感染とエルゴチオネイン」
以下は、「新型コロナウイルス感染とエルゴチオネイン」の一部抜粋です。
① エルゴチオネイン(EGT)は殺菌剤ではない。 EGTは免疫賦活剤ではない。EGTにはウイルス感染を防ぐ機能は無い。免疫システムも活性化しない。しかし、EGTは、肺炎の重篤化、既往症の再発、基礎疾患の悪化、多臓器不全の発症、多様な症状で発現する後遺症を防ぐことができる。治療やワクチンによる二次障害も抑制することができる。
② EGTは体内に発生したOHラジカルを瞬時に消去して、肺炎の重篤化、心筋症や糖尿病などの基礎疾患の悪化、完治したはずの既往症の再発、多臓器不全などの新しい疾患の発生を抑制する。
③ EGTは免疫力が劣えた高齢者のインフルエンザよる肺炎の深刻化を抑制し、免疫力が高く症状のない若者では多臓器不全の悪化を防いでいる。
④ 新型コロナウイルス感染に因る疾患と後遺症の多様性と複雑さに、専門家も戸惑っているようだが、これまでのところ予期できない症状は何一つない。
⑤ ウイルス感染による疾患には、ウイルスを直接的原因とする肺疾患(感染前期)と、ウイルスが退出した後(感染後期)も自己免疫システムが生成し続けるラジカルに因る酸化ストレス障害がある。この全く異なる2つを区別する必要がある。
⑥ ウイルスを直接的原因とする疾患は、主として酸素欠乏による中枢神経障害である。機能が低下した肺に、ウイルス消去のためにさらに活性酸素のモトとなる酸素を要求して酷使するので、肺機能はさらに低下して、急激な酸素欠乏を引き起こす。頭痛、筋肉痛、関節痛、倦怠感、不安感、味覚障害、嗅覚障害、聴覚障害、視覚障害、言語障害、記憶障害、運動障害・・等々。
⑦ 一方、ラジカルに起因する疾患は、肺の局所だけでなく、酸化ストレスに対して脆弱性のある部位に、あるいは全体的にも(多臓器不全)発現する。脂質過酸化による、高血圧、脳梗塞などの心筋系疾患、抗癌剤の投与で起こる脱毛は、ウイルス感染症でも高い頻度で起こるラジカルストレスの典型的症状である。OHラジカルは酵素タンパク質を修飾して免疫システムを崩壊させ、多様な自己免疫不全を発症する。
⑧ 味覚異常、臭覚障害、聴覚障害など酸欠による初期障害は、神経疾患と絡み長期化する可能性がある。神経接合部位を攻撃されれば重症筋無力症を発症する。
⑨ EGTはラジカルに起因するこれらほとんどの疾患を予防し改善させる。EGT は、脳細胞に酸素や栄養を供給し脳の水分含有量を調整している脳脊髄液に溶けて、血液脳脊髄液関門(BCSFB)を通過し中枢神経系に輸送され、脳神経の酸化障害も抑制する。
⑩ ウイルス感染では高齢者の重篤化と致死が目立っている。基礎疾患を持つ高齢者は、多量の医薬品を服用しており、既に体内で大量の活性酸素が生成している。 そこに、ウイルス感染に因る活性酸素が追加され、治療薬の投与によりさらに活性酸素が追加されて、肺炎の進行、基礎疾患の重篤化、既往症の再発が起こる。 EGTは治療によって生成するOHラジカルも消去し、疾患の重篤化を防ぐ。
⑪ 一方、免疫システムが健全な若者は、感染しても、活性酸素によるウイルス消去能が高いので、無症状の場合が多い。しかし、酸欠による中枢神経障害は確実に進行しており、ウイルス退出後も生成し続ける過剰な活性酸素は、新たな疾患(多臓器不全など)を発症させる。無症状の感染者が、療養中の自宅やホテルで急変するのはこのためである。
以下略。
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