赤峰和彦の 『 日本と国際社会の真相 』

すでに生起して戻ることのできない変化、重大な影響力をもつ変化でありながら一般には認識されていない変化について分析します。

安倍総理への進言 コラム(316)

2019-11-13 17:57:47 | 政治見解




コラム(316):安倍総理への進言

4月に開催された総理大臣主催の「桜を見る会」、いまさら来年の開催を中止にしたところで何の意味もありません。安倍総理自身の油断と驕りによリ、政権の終焉につながりかねない事態なのです。


擁護発言のお粗末さ

安倍総理自身弁解の余地が無いのに潔く謝りもせず、政府関係者もわけのわからない弁明をしたり、自民党幹部は居直りともとれる安倍擁護発言を繰り返していますが、擁護すればするほど墓穴を掘ると言うお粗末な結果となっています。

一方、野党は政権批判を強めていますが、政権の足を引張りたいとの憎悪感情が強いため、なかなか国民の支持を得ることができません。

多くの国民は野党の追及が厳しかろうが甘かろうが関係なく、国民感情の持つ見えないパワーによって安倍政権の終わりを促すことになりそうです。


期待と失望

安倍総理は、歴代の政権の中では群を抜いて良い仕事をしてきました。着実に日本経済を立て直し、国際社会において日本を揺るぎない地位にまで押し上げました。

トランプ大統領に唯一影響力を与えることのできる存在でもあり、国際社会は安倍総理の調整なくしては成り立たないほどで、その貢献の大きさは各国の首脳が等しく認めるところです。

しかし、国内では自民党の古い利権風土に抗うことが出来なかったようです。消費税の増税、無能な順番待ちの大臣任命、地元の有権者だけに目を向けた政治など、決して国民に沿う政治とは言えません。悪しき歴代の総理大臣と変わらないのです。

「安倍総理だけは他の自民党議員とは違う」という国民の期待や信頼を裏切ってしまいました。


欲望の大系で成り立つ自民党の解体を

安倍晋三氏が総理を続けたいのなら、己が政治を志した原点に立ち返り、勇気をもって自民党を解体することです。

利権追及集団と堕落した自民党にはもはや改憲の意欲があろうはずもありません。


安倍総理の側近と言われる国会議員の殆どが利権を専らとする議員で構成されており、彼らこそ早い段階で切るべきでした。その決断の弱さが今日の安倍政権の弱点であったことをいま一度確認すべきです。

多くの国民は、欲望のままに利権活動をつづける自民党に嫌悪感をもっています。それだけでなく、「安倍総理お前もか」と言っているのです。


安倍総理は、国民がどう思っているのかを心の眼で直視していただきたいと思います。




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