ちくわブログ

ちくわの夜明け

どこかへの冒険

2010-05-07 04:04:12 | 
知らない土地を歩きたい。

日本海旅行から、まだ一ヶ月ちょっとしかたってないのに、また旅に出たくなってる。
なんでこんなんかなあ、と、前から考えていた。

別にうんざりするほど日常が嫌なわけでもないのに。
旅に出て数日すれば、疲れて帰りたくもなってくるのに。

なんで旅をしたがるかな?


三島由紀夫の言う「生の倦怠」みたいなのを、自分なりに解消しようとしてるのか。

知らない土地に行くと、見るものが新鮮で、日常の倦怠感が薄らいでゆく。
でもそれと同時に求めてるのは、他人の日常。


朝の喫茶店。
ひなびた商店街。
定食屋で見るテレビ。
ローカル線で職場や学校に向かう人々。
軒先の干物。
路地裏の猫。
閑散期のおみやげ屋。
町外れの飲み屋街。


自分がまったく違う場所で生まれていたら、まったく違う場所で生活していたら、どうなっただろう。
きっと旅を通して追体験がしたいんだろうな。


人間はみんな無意識に「ここじゃないどこか」を求めてると思う。
その「どこか」っていうのはもしかしたら本当にどこかにあるのかも知らん。

旅はそれを見つけるための、果てしない冒険なのかも、と思うことにする。

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コメント (2)
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