オードリーが好き[21] レイ 前編その３

レイ・チャールズを好演するのは、彼を演じることのできたただひとりの男とまでいわれたジェイミー・フォックス。（写真③）
企画から映画の実現までに１５年という歳月がかかった『ＲＡＹ／レイ』。実在の伝説的ミュージシャン、レイ・チャールズを演じるべき俳優ジェイミー・フォックスが１５年前では若すぎたからだと、キャストたちは口を揃えて語っていたという。

■第６２回ゴールデングローブ賞主演男優賞（ミュージカル・コメディ部門）受賞

★後編へつづく

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オードリーが好き[21] レイ 前編その２

音楽、恋、そして人生、彼は、生きることすべてにおいて＜天才＞だった・・・。その天才が生まれたのは７歳で失明したときであり、その天才を創ったのはアメリカという国であり、この時代であったように思えてなりません。（写真②）

この映画は、レイ・チャールズの人生をていねいに描き込んでいます。じっくり本編に見入ってほしいものです。全編に流れるサウンドの中に見えてくるものがあります。

四重苦の人生にたくましく挑んでいった背景には、いつも彼の母の人間としての誇りが重なっていたからでしょうか。「盲目だからといって人からお情けをもらうんじゃない、どんなときも自分の二本の足で立てる人間になりなさい。」

オードリーが好き[21] レイ 前編その１

『レイ』―この映画は、公開初日とはいきませんでしたが、しっかり観せてもらいました。

第７７回アカデミー賞のノミネーションが発表され、作品賞５作品の中で３作品もの候補となったのが実在人物をクローズアップした伝記映画。ご存知の通り『レイ』ももちろんその中の一つですが、この３作品のほかぞくぞくと公開されているのは、どうしてなんでしょう。こんなに数多く創られたことは記憶にありません。（このことは後日書いてみたいと思います）

２００４年６月１１日に亡くなった“ソウルの神様”と呼ばれたレイ・チャールズ・ロビンソン。音楽で成功を収めるまでの心の葛藤が、事実に基づいて描かれたヒューマン・ドラマとして綴られています。（写真①）

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