2004年下半期のベストムービーには、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』を選考しました。楽しむ事が大前提の映画、を十分満たしてくれています。手放しで「面白かった!」といえる5つ★との出会いでした。
シリーズの3作目で、監督はクリス・コロンバスから『天国の口、終わりの楽園』のアルファンソ・キュアロンにバトンタッチ。逝去したリチャード・ハリスのダンブルドア校長以外の主要キャストは続投している。また、新登場キャラのシリウス・ブラックには『レオン』のゲイリー・オールドマン。物語の中心となる魔法の村・ホグスミードや吸魂鬼・ディメンターの描き方に要注目。(この手の映画に理屈はいりません。楽しめばいいんです。)
その名を聞くだけで誰もが震え上がるアズカバン刑務所。そこには史上最強の凶悪犯と言われるシリウス・ブラック(ゲイリー・オールドマン)が収監されていた。ところが彼は脱獄し、しかもハリー(ダニエル・ラドクリフ)の命を狙っているという……。
公開から8日目の土曜日、やっぱりほぼ満席。今回も最後の最後まで楽しませてもらいました。(写真)
■作品評価 ★★★★★(★5つ・・・観なきゃ後悔する)
★第77回アカデミー賞の特殊効果賞部門にノミネート資格のある作品が発表された。「アビエイター」「スパイダーマン2」「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」「デイ・アフター・トゥモロー」「アイ,ロボット」、「スカイキャプテン/ワールド・オブ・トゥモロー」の7作品で、「Mr.インクレディブル」と「ポーラー・エクスプレス」の2つのアニメーション作品は、特殊効果がたっぷり使われているにも関わらずエントリーされなかった。正式なノミネート作品は来年1月25日に発表、受賞式は2月27日に行われる予定。
今夜はここまでです。年末には、年間ベストムービーを発表します。