この映画のテクノロジーの話は、後編でご紹介するとして、まずは映画の映画たる骨組みとなるテーマについて。ストーリーは、ぜひ自分の目でご覧いただきたいのでお話はしませんが、この映画が世界中の子どもや大人に伝えたいものは2つありました。(そう感じました、が正解かも)
1つは「大事なのは汽車の行き先じゃない。"乗ろう"と決めることだ」という台詞があります。ここからは『自分で決める』というテーマを見ることができます。もう1つは『信じる』というこの一言です。どんなにチャンスがあるのか、ないのか、人に決めてもらってたらそれ以上の成長はないでしょう。未来を広げるのは自分自身ということなんでしょう。そして、『信じる』という言葉だけで宗教臭いというような方もいるようですが、それは間違いです。前に進むためには、何かを信じていなければその場から一歩も動けなくなります!この映画の中では、サンタからもらった「鈴の音」に喩えていますが、それは人によってすべて違うものであるはずです。
テーマのある映画の役割は、こう読むからこそ、大きいと言えるのではないでしょうか。(写真③)