季節がみごろ⑯秋劇場 第四幕どんぐりころころ 六場

この葉っぱは、粗樫の葉です。特徴は葉の先のギザギザ、少し離れたところからでも分かります。でも、無理やり枝を折ったり実を取ったりしないでください。拾ってください。
こんなに拾ってどうすんの？っていわれても、「どうしましょう」（写真⑥）

休憩
★第五幕へつづく

季節がみごろ⑯秋劇場 第四幕どんぐりころころ 五場

同じように見えるものでも、育った場所が違うと微妙に違いがあります。（写真⑤）
今年は、台風の異常発生で、山にドングリがなく熊が里に下りてくる騒動を何度も聞きました。動物保護団体へ全国からたくさんのドングリが届けられたそうですが、学者からは「生態系を壊す恐れがある」という理由で批判されている、という記事を見ました。なんとなく分からなくもありません。

季節がみごろ⑯秋劇場 第四幕どんぐりころころ 四場

しばらくドングリの実のなる木を見ていると、不思議なものですね、どれがその木かが簡単に見分けがつくようになりました。意外にも家の近くの公園にもけっこう植栽されているんです。山で拾ったドングリと公園で拾ったドングリを集めるとこんなに。（写真④）

季節がみごろ⑯秋劇場 第四幕どんぐりころころ 三場

あっ、こんなところにドングリが、こっちにも。栗拾いより自然に落ちた実を拾う、こっちのほうが面白いかもしれませんね。なんとなく、童心にかえったようで楽しいひとときでした。
写真③の木の下でも何個か集めました。

季節がみごろ⑯秋劇場 第四幕どんぐりころころ 二場

ドングリは、ピッタリの帽子をかぶっていますが、それもそのはず、帽子が先にできて実が大きくなってくるんですね。なかなか落っこちないのもわかります。
（写真②）

季節がみごろ⑯秋劇場 第四幕どんぐりころころ 一場

山間には、いろんな種類の樫の木があるようです。農園に入る坂道でころころ転がるどんぐりの実を見つけました。細いのやら丸いのやらいろいろ混ざっていましたよ。実はこんなふうについてます。写真①は、あらがしのドングリです。

第四幕はどんぐりのお話です。

■粗樫（あらがし）
ぶな科コナラ属。葉っぱは先端近くだけギザギザあり、実のドングリは丸っこい。木は良質の木炭の材料になる。他に粗樫よりよく植えられる「白樫（しらかし）」のドングリは、粗樫のより細長い。また姥目樫（うばめがし）は、和歌山県の県の木で、あの「備長炭（びんちょうたん）」の材料として有名です。実は細長い。

★まだまだこれから