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赤毛のアンちゃん

赤毛の柴犬アンちゃんは2014年11月、14年5カ月の生涯を閉じました。『決してリードは放しま宣言』発信中のブログです♪

オードリーが好き[90] 歓喜の歌

2008-02-04 06:59:57 | (2)オードリーが好き


立春を迎えて、ようやく春の・・・
それどころか、冷たく寒い日が長く続いています。

さて、こんな日は好きな映画でも観るのが一番?
ということで、選んだのは2月2日から公開の映画
『歓喜の歌』。

いつものシネコンの9つある中の
一番小さなスクリーンに入ってみると
それでも広~く感じるほど観客の数はわずか8人。
ここにも厳しい寒さが続いているようです。
そろそろ対策は・・・?

ただ、この映画には、その答えになるヒントが
隠されているようにも見えました。



【歓喜の歌】


人気落語家、立川志の輔の同名落語を
『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』の
松岡錠司監督が映画化したヒューマンドラマ。

文化会館で働く飯塚主任(小林薫)は
似た名前の2つのコーラスグループを聞き違え
大晦日のコンサートホールをダブルブッキングしてしまう。
双方に掛け合うものの
どちらも一歩も譲らず大問題に発展。


“事なかれ主義”で生きてきた飯塚だったが
2つのグループの板ばさみとなってしまい途方に暮れる。


本作が6年ぶりの映画出演となる安田成美のほか
伊藤敦史、由紀さおりらが好演。



立川志の輔の落語に登場する人物は
”全部自分”という話を聞いたことがあって
この映画を観ていると、な~るほど・・・

どこにでもあるような”官民対立”や
ごく身近で見られるごくふつうの庶民の暮らしが
面白おかしく描かれてはいるものの
意外と見どころの多い作品に仕上がっている。
ジャンルは違っても、地域コミュニティに
関わっている方には必見かも・・・
(上映時間:1時間52分)


■作品評価4つです)

< 完 >




どんなに厳しい寒さにも
向かっていく気持ちは持ち続けたいものです。

この日、同じ想いをこめた作品が完成しました。
あともう少しですが、そろそろ臨戦態勢。
ブログの更新は、しばらくの間
お休みが長くなるかもしれません。





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オードリーが好き[89] 母べえ

2008-01-27 11:57:27 | (2)オードリーが好き


1月26日
またひとつ話題の映画が公開されました。
その初日ということもあってか
館内は思いのほか盛況。
雰囲気はというと
”静寂”の一語でしたが・・・



【母べえ】

太平洋戦争開戦前年の昭和15年。

ドイツ文学者の父べえ・滋(坂東三津五郎)が
反戦を唱える思想犯として逮捕されてしまう。
悲しみにくれる母べえ・佳代(吉永小百合)と
2人の娘(初べえ・志田未来、照べえ・佐藤未来)だったが
父の教え子や親類、近所の人たちに支えられ
明るく力強く生きていこうとする姿を通して
”平和とは””幸せとは””家族とは”何か、を描いています。
山田洋次監督作品。



山田洋次監督といえば
家族を終生のテーマに作品を世に送り続けていることは
今さら言うまでもありません。
この『母べえ』も同じ目線で、庶民のつつましい暮らしを
見つめ続けているのがよくわかります。

その声が政治に届かなくなってきている
危うささえ漂いはじめた今の時代に
警鐘を鳴らそうとしている作品であることは
十分見てとれます。
ただ、近年の作品を観るにつけ
晩年の黒沢明監督もそうであったように
玄人受けする芸術作品になってきたような
思いがしてなりません。
創る者の想いが伝わらない、なんの余韻も残らない
吉永小百合のための映画になってしまったことが
残念でなりません。
(上映時間:2時間12分)


■作品評価3つです)

< 完 >




【第31回アカデミー賞ノミネート】
2007年12月18日にノミネート作品が発表されました。
主要部門は、ごらんの通りです。

【優秀作品賞】
『ALWAYS 続・三丁目の夕日』
『キサラギ』
『それでもボクはやってない』
『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』
『眉山-びざん-』

【優秀アニメーション作品賞】
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』
『河童のクゥと夏休み』
『鉄コン筋クリート』
『ピアノの森』
『名探偵コナン 紺碧の棺』

【優秀監督賞】
犬童一心 『眉山-びざん-』
佐藤祐市 『キサラギ』
周防正行 『それでもボクはやってない』
松岡錠司 『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』
山崎貴 『ALWAYS 続・三丁目の夕日』

【優秀脚本賞】
宮藤官九郎 『舞妓Haaaan!!!』
古沢良太 『キサラギ』
周防正行 『それでもボクはやってない』
松尾スズキ 『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』
山崎貴・古沢良太 『ALWAYS 続・三丁目の夕日』

【優秀主演男優賞】
阿部サダヲ 『舞妓Haaaan!!!』
オダギリジョー 『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』
加瀬亮 『それでもボクはやってない』
役所広司 『象の背中』
吉岡秀隆 『ALWAYS 続・三丁目の夕日』

【優秀主演女優賞】
樹木希林 『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』
寺島しのぶ 『愛の流刑地』
中谷美紀 『自虐の詩』
仲間由紀恵 『大奥』
宮沢りえ 『オリヲン座からの招待状』

【優秀助演男優賞】
柄本明 『やじきた道中 てれすこ』
香川照之 『キサラギ』
小林薫 『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』
堤真一『ALWAYS 続・三丁目の夕日』『舞妓Haaaan!!!』

【優秀助演女優賞】
堀北真希 『ALWAYS 続・三丁目の夕日』
松たか子 『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』
宮本信子 『眉山-びざん-』
もたいまさこ 『それでもボクはやってない』
薬師丸ひろ子 『ALWAYS 続・三丁目の夕日』



「第31回日本アカデミー賞授賞式」は2008年2月15日(金)
グランドプリンスホテル新高輪国際館パミールで開催。
その模様は、同日21:00~23:00日本テレビ系で放映されます。

詳細を知りたい方は
【日本アカデミー賞公式サイト】
ごらんください。





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オードリーが好き[88] スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師

2008-01-20 09:30:34 | (2)オードリーが好き


1月19日、話題の映画が公開されました。
新年第1作目の観賞ですが、予想以上の
ショッキングな映像に・・・

上映終了後、若い観客(女の子)の一言が
この作品を物語っていました。
「怖かった~、こんなんやと思へんかった」
思わず「同感!」

ジョニー・デップ主演の
『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』です。



19世紀のイギリス。
無実の罪で投獄され、その首謀者に
妻も娘も奪われた男(ジョニー・デップ)が
名前も姿も変え、ロンドンのフリート街へ戻ってくる。
15年ぶりに理髪店を再開した彼は
理髪師スウィーニー・トッドとして腕を振るい始める・・・

いらっしゃいませ。
そして、永遠にさようなら。

ブロードウェイの巨匠スティーヴン・ソンドハイムの
トニー賞受賞ミュージカルを映画化。
監督のティム・バートンと6度目のコラボレートとなる
ジョニー・デップが
映画や舞台で数多く取り上げられてきた
伝説の殺人鬼スウィーニー・トッドを演じる。
共演はティム・バートン夫人でもあるヘレナ・ボナム=カーター。

【第65回ゴールデングローブ賞受賞】
最優秀作品賞(ミュージカル/コメディ部門)
最優秀主演男優賞/ジョニー・デップ(ミュージカル/コメディ部門)



冒頭にも書いたように
これほど狂気に満ちた演出で
仕上がっているとは予想もしていなかったので
”たかが映画”で片付けていいのかどうか?
しっかりとしたテーマを持った作品としての評価は高いものの
いまの時代を思い浮かべると
決して”非現実的”とはいえない思いが
頭の片隅をよぎります。
R-15指定ですから、ご注意ください。
(上映時間:1時間57分)

■作品評価5つ・・・怖っ!)

『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』公式サイト

< 完 >




【決定!第65回ゴールデングローブ賞】
アカデミー賞の前哨戦と言われ
近年俄然注目されている映画賞「ゴールデングローブ賞」。
2008年・第65回ゴールデングローブ賞の
最優秀賞が1月14日(日本時間)発表されましたが
ご存知の通り、授賞式は中止されました。
本番・アカデミー賞を占う意味からも
大変重要なゴールデングローブ賞。

作品賞のみノミネート作品も記載しておきます。

【最優秀作品賞(ドラマ部門)】
『Atonement/つぐない』
◆ノミネート
『American Gangster/アメリカン・ギャングスター』
『Eastern Promises/イースタン・プロミス』
『The Great Debaters/ザ・グレイト・デバターズ』
『Michael Clayton/マイケル・クレイトン』
『No Country for Old Men/ノーカントリー』
『There Will Be Blood/ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』

【最優秀作品賞(ミュージカル/コメディ部門)】
『Sweeney Todd/スウィーニー・トッド~フリート街の悪魔の理髪師』
◆ノミネート
『Across The Universe/アクロス・ザ・ユニバース』
『Charlie Wilson's War/チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』
『Hairspray/ヘアスプレー』
『Juno/ジュノー』

【最優秀監督賞】
ジュリアン・シュナーベル
『The Diving Bell and the Butterfly/潜水服は蝶の夢を見る』

【最優秀主演男優賞(ドラマ部門)】
ダニエル・デイ・ルイス
『There Will Be Blood/ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』

【最優秀主演男優賞(ミュージカル/コメディ部門)】
ジョニー・デップ
『Sweeney Todd/スウィーニー・トッド~フリート街の悪魔の理髪師』

【最優秀主演女優賞(ドラマ部門)】
ジュリー・クリスティ
『Away From Her/アウェイ・フロム・ハー』

【最優秀主演女優賞(ミュージカル/コメディ部門)】
マリオン・コティヤール
『La Vie En Rose/エディット・ピアフ~愛の讃歌』

【最優秀助演男優賞】
ハビエル・バルデム
『No Country for Old Men/ノーカントリー』

【最優秀助演女優賞】
ケイト・ブランシェット
『I'm Not There/アイム・ノット・ゼア』

【最優秀外国語作品賞】
『The Diving Bell and the Butterfly/潜水服は蝶の夢を見る』(仏/米)

【最優秀アニメ賞】
『Ratatouille/レミーのおいしいレストラン』

【最優秀脚本賞】
『No Country for Old Men/ノーカントリー』

【最優秀音楽賞】
『Atonement/つぐない』

【最優秀オリジナルソング賞】
"Guaranteed"『Into the Wild/イントゥ・ザ・ワイルド』





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オードリーが好き総集編 【2007年BEST5】

2007-12-27 07:03:53 | (2)オードリーが好き


今日から3日間は年末特集です。
まずは『オードリーが好き総集編』から

今年映画館で出会った31作品の内訳は
邦画は13本、洋画18本。
昨年よりは随分多く観た印象もありますが
その中から勝手気ままに
2007年を代表する5作品を選考しました。
あくまでも自分自身が映画館で直接観た中での感触が
評価の基準であることに変わりはありません。

観る方それぞれに思い出に残る映画がありますが
2007年の代表5作品は
ブログ【赤毛のアンちゃん】が選んだものです。



それぞれの寸評は掲載時のものと変わりありませんので
詳しくごらんになりたい方は
アンダーラインのコンテンツをクリックしてください。

BEST1
ドリームガールズ


ドリームガールズ 前編
ドリームガールズ 後編



BEST2
それでもボクはやってない


それでもボクはやってない 前編
それでもボクはやってない 後編



BEST3
ハッピーフィート


ハッピーフィート 前編
ハッピーフィート 後編



BEST4
エディット・ピアフ~愛の讃歌~


エディット・ピアフ~愛の讃歌~



BEST5
マリと子犬の物語


マリと子犬の物語



映画の中から2007年を記憶するのも
いいかもしれません。
いい年であったか、なかったかは
人それぞれ違うはずですが
この一年、みなさんにとって
”こころに残る”映画とめぐり会えたなら
幸せなことかもしれません。



私にとっては・・・
今年もまた、残念ながら
あの作品を超える映画とは
出会えなかったような気がします。



♪明日は、アンちゃんからのごあいさつです。



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オードリーが好き[87] 茶々 天涯の貴妃(おんな)

2007-12-23 14:15:59 | (2)オードリーが好き


12月22日土曜日
いつものシネコンで今年最後の映画観賞です。
数えて31作目となるのですが
公開初日にもかかわらず
観客の入りはよくありません。
作品なのか、それとも・・・
このことについては巻末に少し触れることにします。



【茶々 天涯の貴妃(おんな)】

豊臣秀吉の側室・茶々を中心に
織田信長、徳川家康などによる戦国人物絵巻が
繰り広げられる豪華絢爛(けんらん)な歴史ドラマ。


元宝塚男役で絶大な人気を誇ったトップスター和央ようかが
映画初出演で時代に翻弄(ほんろう)された
茶々をつややかに演じる。
監督は『新仁義なき戦い/謀殺』など
アクションや時代劇を手掛ける橋本一。


伏見桃山城を全面改装し、大坂城に見立てて撮影された
クライマックスシーンが演出されている。



時代は移って、平成の現代。
『女性の品格』が語りはじめられているものの



いま、なぜこの映画なのか?
フィクションとは理解しつつも
制作の狙いが伝わってこない。
なんとも消化不良を感じさせる映画でした。
多少、その予感はあったものの残念でなりません。
(上映時間:2時間8分)


『茶々 天涯の貴妃(おんな)』公式サイト

< 完 >




余話一巻
こんなニュースに目が留まりました。

国内で初めて。シネコン閉館へ
12月11日9時5分配信 VARIETY

国内で初めてとなる
シネコン(シネマ・コンプレックス、複合映画館)の
閉館が明らかになった。
大阪府岸和田市内で営業を続けてきたワーナーマイカル東岸和田が
来年の2月3日をもって閉館することが決まったもの。
国内最初のシネコン(ワーナーマイカル海老名(神奈川県))が
1993年4月にオープンしてから、実に14年。
ついに、閉館の第1号館が登場することになった。


オリヲン座からの招待状

この映画を観たシネコンだけに感慨深いものがあります。

ワーナーマイカル東岸和田は、オープンが93年10月。
ワーナーマイカルが、93年の海老名に続いて同年に開場したもので
国内のシネコンとしてはもっとも古い部類に入る。
閉館の理由には、“設備の老朽化”が挙げられているが
それとともに劇場収入の低下が背景にある。

もともと同シネコンは
近隣にユナイテッド・シネマ岸和田がオープンした時点で
それまでその地区で独占状態だった収入のシェアをかなり下げた。
その後、ここ数年で、近隣にTOHOシネマズ泉北
ワーナーマイカルりんくう泉南、MOVIX堺などができ
それぞれがしのぎを削り合う状態が続いていた。

そして来年春、新しいシネコンであるTOHOシネマズ鳳が
大阪府堺市にオープンする運びで
この地域のシネコンは完全に飽和状態。
ますます激烈になる競争のなかで
閉館を余儀なくされることになった。

シネコンは、国内の映画館の形を大きく変え
集客アップに貢献してきたのは確かなのだが、数の増加に伴い
最近は完全な過当競争になり
古いシネコンほど経営が厳しい状態が続いていた。
一方で、映画界全体の映画人口があまり増えず
新しいシネコンでさえ、当初目標を下回るところも出てきた。
こうした現状を見れば、閉館は何ら不思議ではない。

国内の映画館数は、昨年が3062スクリーン。
今年はさらに増えて3200スクリーン前後になる見込みで
このうちシネコンは76%近くを占めることになるという。
「まだまだ今後、シネコンの閉館は出てくるのではないか。
ショッピングセンターと連動しているために
閉めたくても閉められない事情もあるが
背に腹は変えられないところまできているシネコンも多いはず」と
外資系シネコン興行会社の幹部は、嘆息混じりに語る。





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オードリーが好き[86] マリと子犬の物語

2007-12-10 06:49:44 | (2)オードリーが好き


12月8日土曜日
朝からアンちゃんの自転車散歩
帰ってからは、久しぶりにアンちゃんのお風呂
そして夜には、いつものシネコンで
公開初日のこの映画・・・
今年30作目は『マリと子犬の物語』です。

偶然にも、昨日と同じテーマ”大切なもの”を
連続して投稿することになりました。



これは、実話から生まれた、いのちの物語。
大切なものを守る強さと、家族の絆を描く感動作。

誰もいない村で生き抜いた、犬の親子の奇跡の16日間。

ある日、新潟県山古志村で暮らす石川家に

生まれたばかりの子犬がやって来る。

役場に勤める父の優一(船越英一郎)は
幼いころに母を亡くした亮太(広田亮平)と
彩(佐々木麻緒)の兄妹が
その子犬を“マリ”と名付け
一生懸命面倒をみる姿を見守っていた。


やがてマリは成長し、3匹の子犬を生むが

そんな幸せな一家を大きな地震が襲う。
2004年10月23日、午後5時56分。
“新潟県中越地震”だった。



この実話を基に描かれベストセラーとなった絵本
「山古志村のマリと三匹の子犬」の映画化。
大地震で無人になった村に取り残されながらも
必死でわが子を守り抜く母犬の強さと優しさを中心に
家族の絆が描かれています。
船越英一郎を筆頭に松本明子、高嶋政伸、宇津井健ら
実力派俳優がずらりと並ぶがすべてが脇役。



主題歌「今、風の中で」
作詞:平原綾香
作曲:久石譲
編曲:島健
歌唱:平原綾香

「Jupiter」を通して新潟の人々との絆が生まれ
この曲へと繋がったことも
この映画のみどころのひとつですが


なんといっても、主役の柴犬マリ役・いち
そして彩役の天才子役・佐々木麻緒の演技でしょうか。
(上映時間:2時間4分)

■作品評価5つ・・・泣いてください)


『マリと子犬の物語』公式サイト

< 完 >






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オードリーが好き[85] ALWAYS 続・三丁目の夕日

2007-11-12 07:06:36 | (2)オードリーが好き


前作から4カ月後
昭和34年に春の夕日町三丁目に住む人々の姿を描く
『ALWAYS 続・三丁目の夕日』

“続編は駄作”の常識は見事に裏切られます。

前日の『オリヲン座からの招待状』に引き続き
連日、昭和のノスタルジーに浸りました。
ノスタルジーだけではなく、もっと大切なものに
出会った2日間となりました。



【ALWAYS 続・三丁目の夕日】

どんなに時代が変わろうと
変わらない大切なものがきっとある。

キャストは前作に引き続き

吉岡秀隆、堤真一、薬師丸ひろ子、小雪、堀北真希ら
豪華な面々が勢ぞろいして・・・



高度経済成長に向かいはじめた高揚する時代の中で


”金で買えないものがある”と
必死に夢を、希望を追い求める人々がいる。


今の時代が失ったものが、ここにはある・・・

今作もVFXで再現された当時の東京駅や日本橋の街並みなど
思わず郷愁を誘われるシーンも存分に楽しめるものの
テーマである“会いたい人がいる。待っている人がいる”を謳う
BUMP OF CHICKENの主題歌「花の名」も
作品に厚みを増し、前作を超えたように思います。


ラストシーンでは、きっと多くの観客の涙を誘うはず。
いい作品に仕上がったようです。
どうぞ、期待して映画館へ行ってみてください。
(上映時間:2時間20分)

■作品評価5つです・・・前作を超えました)


『ALWAYS 続・三丁目の夕日』公式サイト

< 完 >




劇中、アンちゃんそっくりのワンちゃんも
登場するそうな・・・



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オードリーが好き[84] オリヲン座からの招待状

2007-11-11 08:46:58 | (2)オードリーが好き


全国の映画館入場者数が11億2,745万人を超えた
1958年(昭和33年)をピークに年々減少。
その背景には、この年のテレビの受信契約者が100万を突破し
急激にテレビが一般に普及しはじめたことにありました。

11月10日の土曜日
岸和田にあるもう一つのシネコンへ。
その上映回の観客はたった8人でした・・・
なんとなく時代をさかのぼっているような
不思議な感覚でこの映画を観ることに。



【オリヲン座からの招待状】

さて突然ではございますが、
昭和25年の開館以来
半世紀以上にわたって
地元の皆様に
愛され親しまれて参りました
当オリヲン座は、誠に勝手ながら
今秋をもちまして
閉館いたすことと相成りました。
・・・・・・・・

一通の招待状が
ゆかりの人々の元へ送られてくる・・・


昭和25年の開館以来、オリヲン座の館主を務めてきた
豊田松蔵(宇崎竜童)が病に倒れ
その弟子だった留吉(加瀬亮)が志を引き継ぎ


先代の妻トヨ(宮沢りえ)と映画館を守ることになった。
映画産業が斜陽になり
周囲の人間に陰口をたたかれながらも
2人は映画を愛し、互いを思いやり続けた。



京都を舞台に激動の時代に翻弄(ほんろう)されながらも
老舗の映画館を守り続けた男女の
純愛と奇跡を描く感動ドラマ。

浅田次郎の「鉄道員(ぽっぽや)」最終編に所収されている
同名小説を『ジェニファ 涙石の恋』の
三枝健起監督が映像化。



主演は『たそがれ清兵衛』の宮沢りえと
『硫黄島からの手紙』の加瀬亮。

貧乏に耐えながら映画館を守り続け
映画への明かりをともし続けた2人の
固いきずなが感動を呼ぶ。
(上映時間:1時間56分)

■作品評価4つです・・・ぜひ映画館で)


『オリヲン座からの招待状』公式サイト

< 完 >






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オードリーガ好き[83] エディット・ピアフ~愛の讃歌~

2007-10-01 07:10:04 | (2)オードリーが好き


今日から10月です。
このコーナーの更新もすっかりご無沙汰しました。
その事情はお含みおきいただくとして
その間の観賞作品はごらんの通りです。

◇ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
◇レミーのおいしいレストラン
◇夕凪の街 桜の国
◇トランスフォーマー
◇Life 天国で君に逢えたら
◇ミス・ポター
◇クローズド・ノート

そして、今年26作目となるこの映画に
めぐり会えました。
1話完結の特集としてご案内いたします。



LA VIE EN ROSE
エディット・ピアフ
愛の讃歌


「愛の讃歌」といえば、多くの方は越路吹雪さんを
思い描くはずですが・・・

愛を生きた世界の歌姫―
涙と喝采の物語
そして「愛」は
歌い継がれる―

数々の名曲で世界中を魅了した
伝説の歌姫エディット・ピアフ(1915~1963)の
生涯を描く伝記ドラマ。
オリヴィエ・ダアン監督作品。
ピアフ役をマリオン・コティヤールが演じる。
波乱万丈のその生涯を、鬼気迫るまで
全身全霊を込めてピアフに成り切った迫真の演技は圧巻。



極貧の幼少時代をへて、歌の才能を見い出されて一躍スターに
そして生涯の恋人との出会いと別れ。
47年の波乱万丈な人生で、ひたすら求め続けたものは「愛」
満たされない愛を、歌うことで繕っていたような・・・
人生の裏側を歌う彼女の歌声には
人の心をひきつける迫力が・・・
「パダン・パダン」には思わずゾクッ
(上映時間:2時間20分)
―フランス・チェコ・イギリス合作―
9月29日より全国ロードショウ公開中

■作品評価5つです・・・ぜひどうぞ)

『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』公式サイト
「愛の讃歌」「バラ色の人生」「ミロール」「水に流して」が
試聴できます。

< 完 >






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特集●ありがとう3年の旅 オードリーが好き

2007-06-08 06:00:25 | (2)オードリーが好き


今年は、これまで18作品を観ることができました。
日本全国でシネコンが定着したこともあって
映画産業は上向きのようにみえます。
ただ、反面観客の入り具合によっては
上映期間が極端に短くなってしまう作品も少なくありません。
ブログで紹介を続ける中で、年々募っていく想いが・・・
それは、なによりも「心に残る」「想い出に残る」ような
映画がなくなっている、ということです。
ハリウッド作品からは、オリジナリティがなくなってしまい
日本の作品では、テレビドラマ化したような・・・
映画館で観る価値のある作品が、激減してしまっています。
この3年間を見る限り、「完全復興」の文字は浮かんではきません。

今日は、そんな想いをひとつにしたような
不朽の名作でこのコーナーの総集編を組んでみました。



【サウンド・オブ・ミュージック】
リチャード・ロジャース、オスカー・ハマースタイン2世の原作を
「王様と私」のアーネスト・リーマン」が脚色
「ウエスト・サイド物語」のロバート・ワイズが製作・監督したミュージカル映画。
第38回1966年アカデミー賞受賞作品
作品賞/監督賞/ミュージカル映画音楽賞/編集賞/録音賞


志願修道女のマリア(ジュリー・アンドリュース)は歌が大好きだった。
ある日彼女は院長の命令で、7人の子供がいる
やもめの退役海軍大佐トラップ(クリストファー・プラマー)家の家庭教師となった。
トラップ家の古風で厳格な教育方法に対しマリアは彼女一流の音楽教育を始めた。
大佐が婚約者の男爵夫人を迎えにウィーンに旅立った後
マリアは子供たちに音楽の楽しさ、歌うことのすばらしさを教えた。
帰宅した大佐は子供たちの変りように驚きマリアを責めたが
子供たちの美しいコーラスを聞いた時
心ならずも忘れていた音楽を愛した昔を思い出した。
数日後トラップ家でパーティが開かれた。
その頃オーストリアでもナチの勢力は日増しに強くなり
広間に飾られたオーストリア国旗はナチ派の非難のまとだった。
マリアは大佐と踊ったとき、彼を愛しているのに気づき修道院に帰った。
しかし院長に励まされ、再びトラップ家に帰ったが
そこには大佐と男爵夫人の婚約発表が待っていた。
だが、子供たちはなつかず、大佐がマリアを愛しているこを知った夫人は
ひとりウィーンに旅立った。大佐とマリアは結婚した。


大佐の友人マックスは彼らを音楽祭りに出場させることにした。
ハネムーンから帰った大佐を待っていたのはヒットラーからの召集令状だった。
祖国への愛を裏切れない彼に残された唯一の道それは亡命だった。
音楽祭りで一家が故国の民謡を歌った時
はからずも観衆の大コーラスがかぶさり、一家は優勝した。
その後修道院に身をかくした一家は
長女の恋人で、今はナチにくみするロルフに見つかったが
大佐の勇気が彼にうちかった。


そして一家はスイス目ざして力強く山道を登っていった。



2時間54分にも及ぶ太作上映にもかかわらず
瞬きひとつしないで魅入った記憶が今も残っています。
こんな映画をもう一度観てみたい。
無理な注文でしょうか・・・?



『ローマの休日』からはじまったこのコーナーも
前作で82回を数えました。
年間を通して劇場で観た数は30本足らず
これが多いのか少ないのかは?ですが

「こんな映画をもう一度観てみたい」

今もなお、思い続けています。



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